ユーザー車検の準備(書類編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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ユーザー車検を受けるためにはクルマの点検・整備と併せて、書類の準備が必要です。書類の不備で車検が受けられませんでしたでは残念すぎです。
必要書類は事前に準備しておくものと、当日準備するものがありますが、スムーズに車検が受けられるように、できれば事前に準備しておくことをお勧めします。
また、ユーザー車検のように、車検場に持ち込みで車検を受ける場合には事前の予約が必要となります。
【自動車検査インターネット予約システム】
https://www.reserve.naltec.go.jp/web/ap-entry?slinky___page=forward:A1001_01
こちらで車検を受けたい日の予約をして「予約番号」を取ってください。
午前中のラウンド(検査を受けることができる時間帯)は人気があるので、都合の良い日が決まっていましたら、早めに予約を取っておくことをお勧めします。
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車検を受けるための必要書類です。
(1)自動車検査証
いわゆる「車検証」です。原本の提出が必要です。
電子化後に交付された車検証はサイズが小さくなっています。この時に併せて交付される「自動車検査証記録事項」は車検証ではありませんのでご注意ください。
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(2)自動車損害賠償責任保険証明書
「自賠責」と言われるものです。
継続検査(車検の有効期限が残っている場合)のときは、古い自賠責の有効期間満了日より、継続して保険期間24ヶ月で加入します。
自賠責は運輸支局(車検場)でも加入することができますが、事前に保険代理店等で加入することもできます。
保険料は24ヶ月17,650円です。
(地域によって保険料が異なります)
新規検査(車検有効期間が経過している場合=車検切れ)は25ヶ月の加入となります。
これは、もし車検が当日に合格できなかった場合、自賠責保険の保険期間が車検の有効期間をカバーできなくなることを防ぐためです。
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(3)自動車重量税納付書
運輸支局で入手します。
車検証(または自動車検査証記録事項)を見ながら記入していきます。
①ナンバーまたは車台番号を記入します。
②使用者の住所氏名を記入します。
③重量税の納付額を記入します。
重量税額は国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」のページで調べることができます。
https://www.nextmvtt.mlit.go.jp/nextmvtt-web/
うちのP子は「新車登録より18年超過」となり、税額37,800円です・・・
下段の「重量税印紙貼付欄」に税額分の重量税印紙を貼り付けます。
重量税印紙は運輸支局の印紙売り場で購入します。
④「乗用自動車」にチェックを入れます。
⑤車検証より「車両重量」を転記します。
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(4)自動車検査票1
両面に記載箇所があります。
写真は受付後となりますので
「ユーザー」の赤いハンコと検査手数料印紙に消印が押印されています。
自動車検査登録印紙(500円)と
自動車審査証紙(1,800円)を貼付します。
これらの印紙・証紙は重量税印紙と同時に購入できます。
①ナンバーの番号を記入します。
②原動機型式を記入します。小さいサイズの電子車検証には原動機型式の記載がありませんので、自動車検査証記録事項を参照して転記します。
③車台番号を記入します。
④車検を受ける人の住所氏名を記入します。ユーザー車検の場合(本人が来た場合)はご自身の住所氏名を記入します。
⑤車検の「予約番号」を記入します。
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(5)自動車検査表2
裏返すと記入箇所があります。
記載欄の「青色」を記入していきます。
車両ごとの個別の情報(初年度登録年月や車台番号など)は車検証(自動車検査証記録事項)を参照して転記します。
・初年度登録年月
・車名(「ポルシェ」と記入します)
・型式
・車台番号
・原動機の型式
・自動車の種別(「普通」にマル)
・用途(「乗用」にマル)
・自家用、事業用の別
・車体の形状(「幌型」と記入します)
・乗車定員(ボクスターは「2」)
・車両重量
・車両総重量
・車両寸法
・燃料の種類(「ガソリン」にマル)
・総排気量又は定格出力
・タイヤサイズ
・車体の塗色
・型式指定番号
・類別区分番号
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(6)継続検査申請書(専用3号様式)
OCRシートとも呼ばれます。
車検に合格した後、新しい車検証を発行してもらうための申請書です。
(写真は受付後のもので「ユーザー」とハンコが押されています)
機械が読み取りますので、字を崩さずに丁寧に書いていきましょう。
なお、①〜④、⑥は鉛筆で記入します。
①2年車検車の「4」と記入します。
②ナンバーを記入します。
③「車台番号」の下7けたを記入します。
④受験形態に「1」を記入します。
「1」は使用者(本人)が車検を受ける場合です。代理人(使用者以外の者)が受けるときは「2」となります。
⑤申請人(使用者)の住所氏名を記入します。その下の「受検者」の欄は、本人が受ける場合は「同上」の記入でOKです。
⑥走行距距離計表示値
スピードメーターの総走行距離の数字を記入します。10の位以下は切り捨てで記入します。
⑦申請書を提出する日を記入します。
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(7)点検整備記録簿
車検を受ける前に行った点検、整備の内容の記録です。申請書提出時に添付します。
添付がなくても車検は受けることはできますが、車検証に「点検記録簿なし」と追記されます。それが後にどのような影響を及ぼすのかは分かりません。
車検は基準に沿って粛々と検査されますので、点検記録簿がないからといって、検査官の心象形成に影響するとは思えませんが・・・検査前のクルマの状態を把握するためにも、点検でぐるっと車を見渡し記録を残すことはけして無駄ではないかと思います。
点検記録簿の記載のしかたにつきましては、「ユーザー車検の準備(点検整備編)」で載せたいと思います。
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