ユーザー車検の準備(点検・整備編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ユーザー車検の前準備(点検・整備)です。
指定整備工場(民間車検工場)に依頼をすれば、①24ヶ月点検(分解整備)で、車検の要件基準に合致するように点検整備が行われた後に、②工場内のテスターで検査されて、OKなら保安基準適合証が指定工場の検査員により発行されて車検合格となります。
ユーザー車検の場合は、先ずは①の工程を自分でやることになります。
「後点検・後整備」でも車検は受けることはできますが、一発合格を目指して、事前の点検整備で行くこととします。
点検・整備は「2年点検整備記録簿」の項目に沿って見ていきます。
ボクスターは四輪ディスクブレーキですので「ドラムブレーキ」の項目は省略です。またウチのP子ちゃんはティプトロのATなので、クラッチペダルの項目も省略です。
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点検整備のポイントとして
(A)コレがダメだと車検が受からない故障や不具合
なのか
(B)次の車検(2年後)まで正常な機能や性能を維持できるか
を検証して、部品交換や整備が必要か否かを判断していきましょう。
(A)の主な箇所
・テールランプやストップランプ、ウィンカーが玉切れで点灯しない。
灯火類は車検コースに入る前に必ずチェックされます。スモールランプ、ナンバー灯、フォグランプ、リアフォグなど、細かいところも要チェックです。
・ワイパーとウォッシャー
これも車検コースに入る前に必ずチェックされます。ワイパーがちゃんと動いて、ウォッシャー液がちゃんとピュ〜っと出るようにしておきます。
・ホーン
ちゃんと鳴るようにしておきましょ。
・ドライブシャフトブーツ、タイロッドエンドブーツなどのブーツ類
破れていると車検は通りません。不具合がある場合は要交換です。
・マフラーの穴あき
排気漏れがあると車検は通りません。
社外マフラーをつけている場合は、排気音量やガスチェックで引っかかるかもしれませんので要注意です。
・ブレーキの効き
キャリパーが固着してブレーキが引きずっていると、車検のブレーキチェックで引っ掛かります。
・ヘッドライト
光軸と光量をチェックされます。
球切れはもちろんアウトです。
光軸はガレージチェックのみでは正確に確認できませんので、テスター屋さんでの確認・調整をお勧めします。
(コレをケチって再検査となってしまったのはワタクシですww)
ブーツ類の破れのチェックやオイル漏れなどのチェックは、他の作業の時についでに確認しておりましょう。
私はオイル交換のときに、下回りに潜ったついでに確認しました。幸いブーツ類の破れやオイル漏れはありませんでした。
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エンジン上側のチェックです。
このときついでにエアクリーナーエレメントの交換をしておきました。
併せてホース類の外れや破れなどのチェックしていきます。特に異常なし。
4
ブレーキキャリパーとディスクパッド、ディスクローターのチェックです。
パッドの厚さ、ディスクの状態も問題なさそうです。
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灯火類のチェック。
全て点灯するかをチェックします。
ただ、このときは大丈夫でも、車検場に着くまでに球切れして点灯しないなんてこともなきにしもあらずなので、そのような事態に備えて、予備の電球はトランクにでも積んでおきましょう。
(実際、コレをしておいて、当日助かりました。詳しくは後日UP予定の「検査編」で)
ブレーキランプのチェックは一人でやる場合は鏡を後ろに置いて、ちゃんと点灯しているか確認しましょう。できればもう一人誰かに手伝ってもらうと楽ちんです。
(今回は暇そうにしていた我が家のJK娘に見てもらい点灯確認しました。お手伝いのお小遣いを請求されました)
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ブレーキのチェックで外したホイールナットをきちんと規定トルクで締め込みます。
車検場では検査官に点検ハンマーでコンコン叩かれて緩みがないかチェックされます。
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ユーザー車検前の点検・整備で交換した部品は以下のとおりです。
・エンジンオイル(8.3L)
・オイルフィルター
・ドレンボルトワッシャー
・エアクリーナー
・発煙筒(LED式に交換)
・ブレーキフルード(リザーバータンク内交換)
(ファンベルトとスパークプラグは、P子ちゃんの納車時に交換してもらい、その後1,000km程度しか走っていませんので、チェック済みと見做しました)
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パーツレビューでも載せましたLED式の発煙筒(エマージェンシーランプ)です。
純正品のようにピッタリ収まりましたww
点検・整備自体はそんなに難しくはありませんが、どこまでやり込むかによっては交換部品や作業が増えたりもします。
じっくり点検して交換部品が増えたりすることはけして悪いことではありませんが、何はともあれ先ずは車検に合格すること、車検は車検として割り切ることです。
交換・整備しないと車検が受からない必須的な箇所は別として、みんカラな皆さんでしたら普段の予防的整備や、悪くなる前に部品交換する後整備でも、クルマ自体は正常に維持されるかと思います。
「車検受かったから大丈夫」なお考えで後はほったらかしなユーザーよりよっぽど車を快調かつ安全に維持できるのかと思います。
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