
とうとう愛媛県までやって来たぜ。
愛媛県は、仕事の関係で、住んでは居なかったものの長く通った地であります。
その愛媛県に自分の自転車で来るなんてと感慨ひとしお。呉までフェリーでワープしましたが、それからは島伝いに橋を渡り自分の足でやって来た訳です。しまなみ海道で渡れる事は周知の事実でありますが、そこまでしなくても愛媛に行けちゃう。この突き当たりのルートもナカナカ捨てがたいものがあります。
今回、瀬戸内海を巡る旅の第3弾として、とびしま海道を巡って来ました。「7つの島、7つの橋を爽快にサイクリング」というパンフレットの見出しにほだされて出掛けてしまったのです。しかし、この海道はどん詰まりなのでありまして、ワタシの一番嫌いな「行って・来い」のパターン。これはヤだなーと思いつつ、まあ、何処かで島を脱出する逃げ道があるだろうと・・・、いつも通りの適当さで出発であります。
7つの島、7つの橋のキャストは次の通り。
本土→【安芸灘大橋】→下蒲刈島(しもかまがりじま)→【蒲刈大橋】→上蒲刈島→【豊島大橋】→豊島→【豊浜大橋】→大崎下島→【平羅橋】→平羅島→【中の瀬戸大橋】→中ノ島→【岡村大橋】→岡村島
この最後に登場する岡村島だけは、愛媛県今治市所属であります。その先は無し。この島は広島の島々と地続き(?)だけど、どうやって暮らしてるんだというキモチになりますが、大きなお世話か? そこまでの道のり、海岸では、「広島の海を綺麗にしましょう」と看板に書いてあったのが、この島に入ると急に「愛媛の海は・・・」に変る所が可笑しかったです。排他的経済水域という言葉が思い浮かびましたが、泳いで行ける位近い所に島があるのに、海に違いは無いだろと・・・。それにしても、海がある県はそんなことも主張出来るからちょっと羨ましいな〜と海無し県出身のワタシは思ったのであります。
さて、今回のハイライトは、このどん詰まりからの脱出であります。大崎下島に着いたら、そこにフェリーの影を発見。この港の名前は、小長港。これをなんと読むかわかりますか。こなが?、おなが?、いやいや正解は、なんと、おちょうであります。ちょっと想像もつかなかったよ・・・・。
さて気を取り直して、受付窓口にある地図を調べると、なんと、大崎上島を経由して本土に渡るルートを見つけたのであります。ヒャッホー。これで来た道を帰る事無く脱出だ〜。しかし、大崎上島に一旦渡って、反対側の港まで自転車で走ってそこから次のフェリーに乗り換えるというコースであります。しかもその間は40分。ナブユーで見ると10kmも無さそうなのですが、これはどう考えても一山超える綱渡り。オチョー!
そして日頃の、綱渡り人生の経験を存分に生かして、なんとか本土に戻って参りました。そしてそこからがホントの地獄が始まったのであります。ここまで、走行距離は80km超。そしてナブユー様にお伺い(ラクラクコースでお願いね)をたてると、広島の自宅まで50kmでありますとの事。オチョー!そしてそれは、それは海岸沿いを走るコースではなく、なんと内陸部をぶち抜くというコースであります。呉まで海岸線を戻って、来たときと同じようにワープという手も考えましたが、何となく頭がおかしくなっていたのか、それさえも「行って・来い」に当たるなと思い、ナブユー様の御信託の通り、内陸部ぶち抜きコースに乗ったのであります。後はご想像通りでありますが、なんと峠を越える事になり、ヘロヘロになりながら(with悪態吐いて)、折れそうなキモチを何とか騙し騙ししながら帰還したのであります。参りました。海に行ったはずが結局山越えかよ・・・・。行き当たりばったりなワタシの人生そのものであります。
呉までフェリーでワープ。長〜いトンネルでひと山、超えた所で広駅(ヒロ)に到着。

こちらは海軍の航空機を作っていた広工廠があったところらしい。
今度またゆっくりと見聞してみましょう。
さて、海道スタート。安芸灘大橋は自転車はフリー。

信じられない位の青い世界。
頼山陽さんもこの地でグッと来た模様。
二つ目の蒲刈大橋。この辺りはまだ元気。

橋の水色が綺麗だな〜。
蒲刈大橋を渡った先のであいの館(休憩所)

自転車ハンガーがあって自転車ウエルカムなのであります。
上蒲刈島の南東部。一番綺麗だったな〜。
ここを走ってる間、頭の中は高中正義の
ブルーラグーンが
ガンガン流れてました。
何回目かの橋を渡る時に、なんで、橋はそんな高いところを渡っているんだよ(怒)
と思ったけど、船が通れなくなるから高さは必然なんですなあ。
しかし、そこまで登ると眺めが最高なので許す。

ちなみに下の白い道をさっきまで走ってました。
橋を渡れば、ビュンビュン系でダウンヒル。

これは、涙が出る位気持ちの良い下りですぜ〜。
島旅は、こんなのが見れて楽しいですなあ。
そして、宿題となっていた御手洗地区

今日もやる気を見せてるヘルメット冠っております。
このブルーが海町には似合うんだよな〜。

エルスのブルーを思い出すのはワタシだけ?
有名な時計屋さんも観光ポイントになっておりました。

赤い時計が目印です。
ここは風よけ、潮待ち港だったので、高灯籠があります。
そして、岡村大橋をわたったらそこは愛媛県。
一周10kmにも満たない島ですが、愛媛県です。

ブランド魚、怒シリーズが有名なのかな?
岡村大橋が県境ですね。

広島県が接している県は、山口、島根、岡山と愛媛だったんですね〜。
オチョー港からフェリーに乗って脱出。岡村大橋の下を潜って向いの大崎上島までの10数分の船旅です。
そして、なんとかかんとか乗り継いで、やっと本土上陸であります。

向いは安芸津港。ここからホントの地獄が待っている事をしらずに・・・。
内陸部突撃コースの最後の上りで、足がピリピリ来ました。
やったぞここで出番だ!

少なくともワタシは効きました。良かったな〜。
今回のコース
走行距離 概ね 137km
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Posted at
2014/06/01 12:01:15