その音に気がついて飛び起きました。
パラパラパラパラという音、この音はなんだ???そうだパチンコ台の裏側で球を補充する時の音だよなこれは、そういえば金曜日の晩はなんか狂ったように玉が出たな・・・と夢のような現のような感じでぼんやり聞いてました。・・・いやっ、これは雨だ!テントの表面は結構テンション張ってるのでちょっとした音も反射するのであります。それに気づいて、慌ててシュラフから抜け出て、テントの外でむき出しになってるリンドウ号を炊事場の屋根の下に避難させました。あ~あ、とうとう降ってきちゃったよ。カープはCS進出決めたんだから、涙雨ってこともなかろうに、どうせならパッーと晴れとけや!って一人毒づいたのでありました。
それが夜中の2時過ぎ。そこから今度は眠れなくなっちゃいました。まあ、夕方からグダグダと酒飲んでいたので、9時過ぎにはバタンQと寝てしまい、そして12時におしっこに目が覚めてからうつらうつらと寝てるんだかそうじゃないんだかわからない状態に。そしてパラパラパラに気づいたという次第です。そこからは、パラパラ聞こえてくる音に、朝になったらもう本格的に雨降りになって、ベロベロに濡れたテントを撤収しなきゃならないよなとか、そもそも雨の中をポンチョ着て走らなきゃならないのはヤダなとか、そうなるとリアのバッグの中は防水してない(バッグの中の物をゴミ袋に包んでない)し、シュラフとか濡れちゃうよなとか、つまんない事を、グジグジ考えても仕方ないからなるようにしかならないよとか考えなきゃなんないよなとか、パラパラパラという音とつまらない考えの負のスパイラルが小さなテントの中をぐるぐる回っておりました。もう早く朝になって結果みせてくれよ・・・。
そして、6時の目覚ましの音に気づき、えーいままよとテントの外に出てみると雨はボツリボツリしてはいたもの、そんなに先行き不安になる感じじゃなく、なーんだよこりゃ・・・という感じでありました。俺の、不安だった長い夜を返してくれよ、ホントにも〜。
良くわからない漠然とした不安に対して、必要以上にビビってしまう、これが自分の残念なところだよなあと改めて認識した朝でありました。キャンプという非日常は自分を見つめ直す良い機会であります。そう言った意味ではやっぱ来て良かったわ。
出発して、いつもの踏切を渡るとそこは、広島ズムズム球場に向かう道。8時過ぎにはこのように大行列。
確か14時から始まる試合じゃなかったか・・・熱いぞ広島。
フェリーを待つ時間があったので、ANIJUさんによってモーニングを。
宇品のあたりもお祭りのようで、お店の周りにも注連縄飾りがされてました。(その為にやっぱり出すのね)
今回の旅のテーマは、そろそろ自前のキャンパーが出来上がってくるタイミングを前にして、そもそもキャンパーとして設えた自転車じゃなくてもキャンプに行っても良いんだよねという事を確認するものでした。だから、リンドウのパニアバッグに荷物を積んで出かけたのであります。
宇品港のここは、いつもの事ながら映画を見てるような感じです。
ちょうど、シネマサイズになりますよね。
海上はこのように、天気晴朗なれど波穏やか状態でした。
これだったら、天気持つと思いますよね。
島旅のスタートはいつもこれ。
この船は、結局誰も載せずに宇品に戻って行きました。う~ん。
今回は、三高港なので、江田島の一番西側を巡ります。
海岸にはためく色とりどりの旗は、16日に開催されるみかんマラソン大会に備えてだそうです。
久しぶりに見る西海岸の高中ブルー。
こんな道が続くんだからマラソンだけじゃなくてもっと自転車乗れば良いのにね~。
鹿川ターミナル出るトンネルは、江田島のお気に入りの一つです。
ここは原重油を保存するタンクが並んでます。しかしその整然とした景観は中々ですよ。
いつもは暗い感じの湾内ですが、今日はなぜか此処も高中ブルー。
カモメやサギなどにくわえて、猛禽系の鳥もいます。名前はわかりません。
だからという訳じゃ無いでしょうけど、こんな飾りがついた気合の入った家も道すがら散見されます。
港近くは単に散策するだけでも面白いですね。
以前準備中だったオリーブのお店がオープンしてました。
このオリーブの塩漬けが美味いんだ。小豆島でもらったのは緑色のまま塩水に漬けただけ。
つい
オリーブの歌を口ずさんじゃう(笑)
やっとこ上った早瀬大橋から下を覗くと、牡蠣イカダの搬送中。
筏の下にはユラユラと牡蠣のタネが揺れてるのが見えました。
あー、腹減った。いつものたかさきさんへは14時前に駆け込みました。
向かい風の海岸沿いで、今日は絶対カツ丼と決めてましたが、今日はもうカツが品切れという・・・
お店のおかみさんも、いつも自転車で来るお客さんって覚えていてくれました。
目的地は
テントを買って初めて試した場所であります。そこだったら距離的には全然近いし、しかも比較的平坦なところを走るだけで到着するから、早く着いたら酒飲んで海岸で本でも読むかという算段でした。しかし、キャンプ地に到着してみると海からの風が半端ない!こりゃたまらんという感じだったので、テントは建物の陰に設営しました。
他のキャンパーは私の他に1組の家族連れ。家族でキャンプをしたのを思い出しますね。
テントも立てちゃったので、風が強いけど、海岸に出ますか。
沖を行くフェリーは、松山から戻ってきて呉経由で宇品に行く便ですね。もちろんこれから音戸の瀬戸を抜けるんでしょう。
暗くなると風も止んで静かになりましたが、雲が空を覆っているからか星は全く見えないという残念な状況。うっすらと月は見えてたんですけどね。そして長~い夜が終わって朝。
そして、さっさとテントを撤収。
いらん心配して、やきもきした割には地面がちょっと湿っただけ(笑)
リンドウ号はここに避難してました。
空いてたから勘弁してもらいました。
そして、朝ごはんはこれ!
パッケージの期限に注目。これは会社でストックしてたものが期限切れになったので、ご自由にお持ち帰りくださいとなっていたのでもらって来たものです。その時はどうせ誰も興味なんてないだろうから、夕方にダンボールごと持って帰ってやろうと油断してたら随分なくなってたという代物です。
キャンプ地に、残すものは感謝の気持ちのみ
また来るね~(・・・雨がふらない時にね)
音戸の瀬戸に来たら、再びパラパラと。
いつもの見学ポイントも、船を待たずにそそくさと通過。それにしても今日はめちゃくちゃ満潮じゃん。
音戸渡船にきたら、なんと小屋が壊れてんじゃん!
満々の海峡をふわふわと渡船は迎えに来てくれました。
渡り終わってから、大きな船がダンダンダンダンと通り過ぎました。
こんなのが乗ってる時に来たとしたら・・・
呉の街を目指す途中に製鉄所の脇を通ります。ここでは高炉を間近に見ることができます。
ここにある2つの高炉の内、1つは止まっちゃうらしいです。鉄は国家なりというのはもう過去なんでしょうか。
アレイからすこじま までやって来ました。
今日は、いつもより此処を歩く人が多かったですね。時間が早かったので、これから艦艇の一般公開に行くのでしょうか。
呉のフェリー乗り場は、半端なく満ち潮でした。フェリーの誘導員のおっちゃんに今日は満潮だねと言ったら、
これは、ど満潮だよと教えてくれました。ど=超 という事でしょうか。
フェリーに乗る桟橋は上り坂になってました。
せっかくの日の丸も、青空の下じゃないと映えませんね。
そして、今回のおすすめ。
マンゴーも終わっちゃったので次はこれ。濃厚な味が楽しめます。