次男の乗った13:06発ののぞみ号はシュルシュルと加速してだんだん小さくなって、そして視界から消えていきました。ホームに1人残された私は、そんなに急いで戻っていかなくても・・・と思いましたがそれはそれで仕方なし。次男には明日からの普通の生活が待っているし、のぞみは定時運行厳守だし。そして連休の最終日、臨時列車が出るくらい新幹線は混んでおりました。いつもの出張のように指定なんて乗る前に取ればいいじゃんと気楽に考えていた私は、予約画面を見てひっくり返りそうになりました。夕方までずーっと満席。これじゃ帰れないじゃんと一人真っ青になって慌てる私を尻目にい、次男は自由席で帰るから大丈夫だよと、どっちが年長なのかわからん感じで別の意味で焦りました。
普段帰玉してもあまり接点なかった次男ですが、久しぶりに濃い時間を過ごしたことで、いつのまにか奴は変わっていて、体力的にも精神的にも成長したんだなあということを確認することができました。いろいろな仕草や言い回し、くだらない事を言う姿も昔の長男に似てきて、お前ニーチャンにそっくりになってきたな〜と言うと、それを言われるのは嫌だ、兄貴は自分より先に生きているからこの関係性は絶対だけど、俺は俺だし、兄貴の真似してる訳じゃ無いと結構強く言い返してきました。ちょっと意外でしたが、言われてみれば確かにそうだと、ゴメンゴメンと謝ったのであります。そしてちょっと感動したので、この前出来上がったウオレットロープ、これ持ってけよと手渡したのでありました。
ホリデーの後半戦は、香川県は高松に遠征をしたのであります。
だから冒頭の別れのシーンは四国への玄関口である岡山駅です。奴は東に私は西に。
日曜日の朝に、エヴァンゲリヲン号に乗って岡山駅までやってきました。
エヴァンゲリヲン号は、各駅停車なので、広島→岡山にとても時間をかけて走ります。
その間、次男はエヴァンゲリヲンの深淵について淡々と語っておりました。私のエヴァに対する知識というのは全てパチンコから得たもの(たとえば誰のこのセリフが出たら激アツだとか)だけだったので、今回点在していた知識がそれぞれ繋がって線になりそして面に・・・って知ったからって大当たりする訳じゃないだろ•••(+_+)\バキッ!
そして、瀬戸大橋を渡って奴は初の四国上陸を果たしました。
私は大学生になって初めて四国上陸しましたが、それに比べれば若いですね。
高松駅に到着したら、いきなりアンパンマン号を発見。
テツじゃ無いけど、面白いもの見つけると飛びつくのはやっぱり親子の血ですかね(笑)
高松からはレンタカーを借りて、うどん屋を巡ってから、金比羅山詣でをすることにしました。
うどん屋を巡ってと書きましたが、なんと日曜日はお休みのお店が多いのです(泣)
田村に蹴られ、山越に蹴られ、その反動で羽床(はゆか)は激混みでパス、ピッピも休み、そして頼みのツナである山下に到着しました。あ〜やっぱり!案の定混んでますなぁ。お店の外に100人位並んでます(泣)
散々、お預けをくって腹減ったので並びました。
撮り方が悪いのは、如何なものかって感じですが、ここのうどんは、私が一番好きなうどんです。
次男もこれは旨い!とズルズル、モニュモニュと食べてました。
しかし喰うのが遅い! もっとズララララーって啜れ〜
よし、それだったらもう一軒行こー。
山下は、「ぶっかけ」だったので、今度は「かけ」を。
しかし、間違って冷たい出汁を頼んだので、出汁の香りが抑えられてしまいちょっと残念。
オーダーの仕方を間違った〜。
あ〜も〜、腹いっぱいだ〜。だったら次は金比羅山の参拝であります。
ごった返す参道の階段を踏みしめて上って、なんとか本社までたどり着きました。
ここから見下ろす景色は広々と気持ちが良いです。左手に讃岐富士と呼ばれる飯野山が見えます。
そして、この看板を発見。見ないようにしていたのに、その存在が気になる奥社。
本宮までは、3回目だけど、やっぱり今日こそは行ってみるか〜
ワンゲル同好会に入ってるという次男。ちゃんとした練習するような本格的なクラブじゃないからどうせ・・・と思ってましたが、すみません、お見それしました。
ついてく父親は青息吐息・・・。
奥社から見下ろす景色は明らかに高さが違いますね。
これなら、やってきた甲斐があるというものだ。
下りもスタコラと先行。
年寄りは上りより、下りが足にきますね。ズンズンと膝や腰に・・・。
奥社から下りてくると、本社の展望台も、なんだか清水の舞台のように見えてくる。
これで、長年、奥社に行ってなかった引け目が解消されたのでスッキリしました。
奥社を巡ってきた余裕か、本社の見聞もなんとなしに余裕が(笑)
ちょうど婚礼の儀があったようで、長廊下を新郎新婦と親族が渡って行きます。
参拝客のギャラリーから拍手が上がったのはちょっと微笑ましい一瞬でした。
五人百姓のポイントです。ブラタモリで出たので、客引きのキーワードもそれでした(笑)
ここから先は、おみやげ屋さんが林立する参道を急降下していきます。
そして、これが旧金比羅大芝居です。これもブラタモリでやってましたね。
花道の説明をしてくれる係の人は、もう、立て板に水のような説明で(笑)
琴平を後にして、国道32号を眠さと戦いながら高松に向かい、途中の寄り道して峰山で夕陽を眺めました。
男2人で夕陽というのもなんだけど、これも旅の1つの添え物としてですね。
しかし、ここでは自転車乗ってる人をちらほら見ましたが、街中にある場所としては中々良いロケーションですね〜。
高松の夜は、宿を取るのが遅かったので、どこも取れず。仕方ないので港の近くにあるカプセルホテルに泊まりました。ちゃんと寝ることができて、サウナに入り放題。しかも安い(笑)私にとっては夢のような宿泊施設ですが、次男にとっては・・・、それでも意外と居心地は良かったようです。時間になっても爆睡してるのをカプセルから蹴り出しました(笑)
翌朝、つまり月曜日の朝ですが、高松の市内を巡ってからうどん食って帰るプランです。
高松はレンタサイクルが素晴らしく整備されているので、それを今回も使いました。
借りた自転車も以前と比べて整備されてて具合が良かったです。
まずは、去年の秋に、ジェームス吉田さんのランでご一緒した高松のdemekin-sanさんのお店が高松にあると聞いていたので、調べたらなんと、定宿にしていたホテルの近くじゃないですか!それだったらちょっと寄ってパンでも所望しようかとしたのですが、本日はお休みでした。残念。
ググってみると、入り口がちょっと勇気がいるとの事でしたが、確かにって感じ(笑)
そして、今日も何軒かのうどん屋さんに蹴られて、そして流れ流れて栗林公園まで(笑)栗林公園には初めてお金払って入りました。しかし、この公園は確かに見るべき価値ありますね。カメラ持って園内を散策するとなかなか楽しめますよ。茶店で食べた団子も旨かった!
しかし、うどん県という割には、高松のうどん屋さんはマイペースすぎ(笑)うどん立県を目指すなら、連休だったら開いててよ〜というのが素直な気持ち。カモがネギ背負って、しかも海を渡ってやってくるぞ〜。
10:45開店のお店に、10:15頃から並びました。前から9番目。
(これは食べ終わって出てきた後)
これは、暖かい出汁にしたので、天ぷらもさる事ながらうどんを楽しめました。
そして高松最後は、一番お気に入りの場所。港の上にある展望スポットから見下ろす高松港。
港に出入りする船をもっとゆっくり見ていたかったけど、ここで新幹線の予約状況を見て青くなったのでそそくさと退散しました。