クリスタルヘッドライト・ウインカーレンズ作成その5（磨き編②）

磨きの続き。

ペーパー番手をあげていく際、どうしても見落としてしまう傷が出てきます。
レンズは透明なので傷の確認がしにくいんですね…

その先はいくら続けても無駄になってしまうので、油性マジックでマーキングしてあげるとやりやすいかな？
つまりマーキングが消えるまで磨きあげてから、次の番手に進みます。

何度もやり直していると、ある程度進んだ時点で水研ぎ途中での水の引き方でも面の歪み・傷が分かるようになってきます。

ただし傷は表面なのか裏側なのか判断できない場合も結構ありますので、裏側を完璧に仕上げてから表側に進むべきでしょう。
普通は表面は磨く必要は無いと思いますが、加工ベースの状態が悪い場合や、水研ぎ過程で傷が付いてしまったりした場合には磨き直しです。

頑張ればいつかは報われます？

＃4000まで掛けたらコンパウンドで仕上げです。
ようやく一つ仕上がりました^^

同じものをフラッシュ撮影。

なぜか角度によって元のレンズカットが写りこむときがあります。
段差は完全に取りきっているのですが…

材質の成型過程での圧力差とかの問題でしょうか？

レンズ表面には純正のスタンレー品番が刻印されてます。
残しても良いかもしれませんが、溝にコンパウンド等がこびりついて汚らしいのでこれも削り落とします。

2個目に取り掛かり！

･･･と思ったらなんと完成品と同じ側のレンズを磨き始めてしまいました（大バカ^^；）

何度も失敗しているうちに混乱していたようです。。。

なんとか完成！

キレイに出来た？というより、この辺りで妥協。
もう限界です。。。
この後ツヤが欲しいので板金屋さんにクリアを噴いてもらいます。

…というか実は裏側だけでなくレンズの表面も純正クリアが残ってないんですね。
「どうせ加工するんだから～」と、手持ちのスペアライトのなかで一番汚いベースを使ったので、(←今考えると失敗^^；)表面も＃100から全て磨き直しました。

この状態では触っただけでも傷が付くのでクリアを噴かないと装着できません。

ブログにも書きましたが、クリアには微量のキャンディーブルーを加えてガラスの質感を求めてます。

分かりにくいのですが、前の画像と同様な条件で撮影しました。
比較して画像右上の助手席側ヘッドライトのツヤが増しているのがわかるでしょうか？
あとの3枚はクリアを噴いた後に＃1500くらいのペーパーを掛けた状態です（曇ってますね）

このあと＃4000まで再度磨いてコンパウンド掛けたら出来上がり！

長い道のりでした。。。