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イッテツガエシの愛車 [トヨタ プロボックスバン]

整備手帳

作業日:2017年3月5日

この車の問題はスピーカーの設置で、さて...

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 30分以内
1
 結論から申し上げますと、最終的にこのような組み合わせでの設置となりました。
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前:カロッツエリア TS-C1020A
後:カロッツエリア TS-X480G
ウーファー:μディメンションGlow10100SW
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※ナビをはじめ、当スピーカー群もウーファーを除き、たまたまカロッツエリア製品ばかりになってしまいましたが、これら条件から煮詰めたその結果であり意図してこうなったのではなく、重要視したのは、下記事項になります。
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①できるだけ無駄な労力は使わず効率的かつシンプルに、経過より結果重視で...。
②車外への音漏れはできるだけ抑える。
③内装にできるだけ損傷を与えない、または与えたとしても純正戻しが容易かつ安価で済むよう心がける。
④スピーカー類が邪魔になる事のないよう。
⑤そして何より最高の音響効果を期待して...。
2
<前スピーカー交換>
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左:カロッツエリア TS-C1020のミッド
右:純正品
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 いざ純正品を取り外してみると、これがなかなかどうして予想外に良品質のパイオニア製スピーカーが付いているではないですか(珍しく中国製ではなくヴェトナム製)。
 この品質ですとおそらく社外汎用品\6,000以下の中級機以下(たとえばカロッツエリアですとTS-Fシリーズ以下)への交換ですと、相性面から考えても専用設計されたこの純正品よりも音質が悪くなるケースもあり得そうです。
3
<結局 TS-C1020Aで決まり>
 上記事情により、前スピーカーは海外製か国産品かさんざん悩んだあげく、当車との取り付け相性面で大きく失敗のないと思えるカロッツエリアのCタイプを選択することにしました。

※実は、10cm径で中上級のスピーカーとなるとすでに生産完了となった製品が多く意外と種類が少ないのですね。たとえばアルパインにありました中上級機[DD Linear DLC109X]なども今は生産されておりません。
 それで、実のところ当車と相性の良さそうな中級機以上の10cmスピーカーはというと現状これしか見当たりません。
 レギュラークラス以下であれば各メーカーに数多くありますが上記状況によりおそらくグレードアップにはならないと思いますし、どうかすると純正のバランス良い耳当たりの良いマイルドな音質➡中低音の抜けたハイ上がりのツンツンした硬い音になるだけだと思います。

<取り付けは、>
 ミッドの方は何も細工なしのドレードインでOK。
 一方、トィーターの方ですが、こちらは通常ダッシュボード上への据え置きが推奨されていますが、当方その設置がどうも好きではなくそれだけは避けたかったためAピラー埋め込みとします。 
 Aピラーカバーにはトィーター同径穴を開け、トィーターはスタンド類なしの本体のみ、これをご覧のように裏面の干渉部一部をカットし、軟質エポキシ接着剤にて固定&ホットボンド充填による補強にて設置しました。

※それで、問題はその位置だったのですが、Aピラーカバーの補強リブを避けながらもできるだけ運転者耳水平位置に近づけようとするとこの位置しかなさそうでした。
 そして、いざツィーター内蔵のAピラーカバーを組み込んでみると、
 どうも見た目のインパクトが強すぎて見栄えが良くありません。
 結果的にどの高さ位置であれ右側は正面音にはできない訳で大きく違いませんのでもっと位置を上げるか下げるかした方が良かったようにも思えます。
 それか、Aピラーカバーをつや消しグレー系黒に塗装すると良いかもしれません。現状ツィーターの存在感が大きく(というかやけに目立ってしまい)...、これは当方好みのスタイルではありませんが、これでとりあえず前側は終了。
4
さて問題は、
<後スピーカーをどうするか>ということなのですが、
 これにはさんざん悩みました。一見、17cm汎用型スピーカー等の内装埋め込みが簡単で良さそうに思えなくもないのですが、
 これだと過去の体験上、スピーカー背面音が遮断しにくく、おそらく車内外での聴こえる音量が変わらず小音量でも車外丸聴こえ状態になってしまうはずです。
 ですので、これだけ(ドアを含めた内装パネル埋め込みだけ)は避けたたいところで、

<ボックススピーカ―設置へ>
 そうなると必然的に残った手法は、あっさりボックス型スピーカー設置しかなさそうですが、これまた現状選択肢が非常に少なく国産、海外問わず現在市販されてる一定レベル以上の中級以上のボックススピーカーの種類はほんの数点しかありません。

<サテライトスピーカーもありか?>
 ならばサテライトスピーカーの上級機(たとえばカロッツエリアTS-STH1100など)もありかと思えましたが、あくまでもサテライトスピーカーは前スピーカーをメインで鳴らし音の広がりを補助するためのもので、そもそも出力音圧、F特ともに全然不足気味です。
 あいにく今回、前スピーカーが貧弱な10cmタイプですから後スピーカーしっかりした響効果が得られるものを選択しないと失敗しそうです。

<TS-X480Gで決まり>
 そのような事情により、選択肢としては
①今、当方の部屋にて試聴モニターとして使っているBOSEの101シリーズか
②アルパインかクラリオンの上級機旧モデル優良中古品を見つける。
③または新品カロッツエリア製品の上級機TS-X480Gあたりしかなかったわけですが、
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◆BOSE:サイズ的に取り付け面で最適と思えましたが、いざ仮設置してみますと、どうも思いの音質とやや食い違っていまして...
 具体的には、エネルギッシュながら粗目で基本的に再生レンジが狭い当製品群はこの車の音響特性や目指す音と少し趣が違っていまして、今回は見送り。
◆カロッツェリアTS-X480G:見せかけで子供だましの4ウェイ、それに大きさと重量面で設置問題が気にならないでもなかったのですが、外観も音質面もBOSEと正反対でメリハリやパワー感はないもののレンジが広く繊細で緻密、まさに今回求めていた性質のものになります。
◆その他、すでに生産完了になった上級品の優良中古品(特にクラリオンの上級機中古品)は残念ながら見つかりませんでした。
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 結局、そのような事情からほかの選択肢はなくリアはこれ(TS-WX480G)決定となりました。そして...、
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<TS-X480Gを検証>
 当製品が入荷しまして早速検証、しかし...、実物を見ますと現行品で新品ながら、設計自体はかなり古いもののようで、
 説明書のF特図にはなんと(◎_◎;)「シルビア95'」云々の記載があります。それにイルミはLEDでなく薄暗い電球仕様で、何と片側の消費電力は実測で1A弱12~13W(左右計24~26W)になるのですね。このイルミだけでLEDヘッドライト級の消費電力になりますので要注意です。
 よって今回イルミは接続せず、後日時間がとれればその時LEDに換装し接続するか、といったところです。
 実はこれもう何十年変わっていない製品のようですが、逆にそれだけ完成度の高い製品でありこれ以上変えようがないのかもしれません(そう思うしかない?)。
 ですが結果だけをみれば、リア単独で鳴らしても結構まともな音が正確に出ています。テストしてみると低域も基本的には薄いものの35Hzを何とか再生、40Hz以上は無理なく平気で当たり前のようにビビりなく再生しています。この手の薄型ボックスタイプとしてはすごいことです。
 
 ちなみにこちら
<希少な純日本製なのです>
 現在のカロッツエリア製品は最高級機以外のほとんどが中国製なのにたいして実はこちら、希少な完全日本国内産の製品なのですね。
5
<設置は、>
 タイヤハウスの出っ張りがあるため思うような理想の位置に固定とはなりませんが、それでもこのような位置なら何とか邪魔になることなくスキ間にしっかり設置固定できそうです。

※本来なら音響特性上(中低音の広がり面で)ウーファー側を手前に持ってきた方が絶対有利と思えたのですが、できるだけタイヤハウス突出部の上範囲内でしかもガラス面にかからないよう納めたかった都合上、この向き位置であきらめるしかありません。

 配線通し穴と、ボルト固定穴をあけ、裏側から蝶ネジと本体裏面クッション&部分厚手両面テープにて固定してみました。

※なお、ボルトは衝突等の緊急時の裏面突きをできるだけ少なくするよう最小限の長さになるようカット、それにボルト穴は内装プラスチック部だけでなく、都合よくその裏面鉄板部も少しかかりますのでその裏面鉄板部も一緒に穴あけし、それらを合わせて締め込みますとしっかり固定できました。
6
するとこんな具合になりました。


 ところで、今回は
<リアスピーカーメインで鳴らす>
ように考えました。といいますのが、

<音像定位を前に?の勘違い>
 音像定位を前に持ってくるため前スピーカーをメインに鳴らすのが一般的で、また通常推奨されている正統派のスタイルとされがちですが、これが必ずしも正しとは限りません。
 どうかするとリアをメインに鳴らした方が逆に音像定位もしっかりし心地よく感じられる場面が多々あろうかと思われますが、これは至って正直で正常な感覚だと思うのです。

 車内は固定されたオーディオルームではなく動いている乗物内の空間であり加速も減速もしています。揺れ動く空間内においてはリスニングポイントも常時変化しいます。

 そもそも車内において前側のスピーカー位置というのは中途半端な近距離で、音も広がってまとまる前に耳に入ってしまうため、わずかなリスニングポイントのズレによる音質変化が大きくなり、結果的に聴疲れする音になってしまいがちなのですが、
 それが後スピーカーだと少しでも距離がとれる分広がった音になりマイルドに聞こえたりする訳で、まあ普通に考えればごく当たり前のことなのですが、これが上記のように何がなんでも「前スピーカーメイン=音像定位前に」という事で案外勘違いしやすいポイントだと個人的にはそう思うのです。

 大方の見解とまるで違った考え方になりますが、特に当車のように前スピーカーがダッシュ上面収納の10cm仕様のみという環境においてはなおさらこういった傾向が強く出る事と思えます。
7
<設置完了、そして...>
 幸い、荷を載せる段になってもタイヤハウス出っ張りがあるためスピーカーに干渉することはなく邪魔な感じは全くありません。位置的に運転席目線で視界の妨げにもなりません。

 これで万事解決、ですが...、しいて言えば色合い(シルバー)が似合っていません。ここは黒マイカに塗装すべきかもしれません。
 これら元々セダン等のリアトレイ設置用のものですから必然的に太陽光をもろに受ける宿命にあり、その熱対策にあまり黒塗りは向かないそうなのですが、今回当車においてはリアサイド設置&まっ黒断熱フィルム貼りですので(黒塗りは)問題ないと思います。…いつかそのうち黒塗り塗装をしたいと思います。
8
<最後はサブウーファー設置>
 ココまでで(前後スピーカー設置だけで)乗用車の純正17cm4発を超える音になってはいますが、せっかくですのでここは音全体のスケール感アップを目指しウーファーを追加することとします。
 ボンボンドスンドスン音として響かせるのがウーファーの役目ではありません。音としてでなく空気を揺さぶる低周波、疎密波を追加させるのです。それによって桁違いのスケール感が生まれる訳です。
 よって、それなりの機器が必要となりますが、著しく車内空間を占拠させるわけにもゆかず、
 結局こちらも通常じゃまにならない範囲内、たとえば荷室空間は完全に空けておきたいなどの諸事情もあってシート下設置可能なものの中から選ぶ事とします。

 そうなると、国産品ではカロッツエリアTS-WH1000Aがかろうじて該当しなくもないのですが、当機器類との組み合わせにおいてはややパワー不足が懸念され、
 最終的に、これまでで最も感触の良かったμディメンションの25cmタイプのものをココに設置してみますと、
 これが高さ、幅ともにギリギリでフロア形状も凸凹のためやや斜めになってしまいますが、何とか無事設置はできました。音質面の相性もまずまずのようです。
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 さてこれから音合わせにかかりますが、まともな音に合わせられるまで、実際に走行しながら一番良いポイントを見つけ出すまでには数週間かかりそうです。

追>
 その後一週間、何となく音が決まってきました。
 一番心配された車外音漏れもほとんど回避できています。

 具体的には、
・設置位置の音響特性上、極端に前側スピーカーが勝っている状況ですのでこれを極端なリア寄りとし(フェーダー目盛りで7~10前後)、
・グライコを微調整:これは前後スピーカー合成による歪み、および設置位置の影響によるピークとディップの補正。
・そして、サブウーファーのクロス帯域選定と減衰具合調整、それにゲイン、位相...、
・その他の細かい補正機能やタイムアライメントは一切手をつを付けない方が良いようです。

 上記の機器類は、決して高価なものではありませんがこうして各設定を煮詰めれば煮詰めるほど音が良くなってゆくのはそれら各機器の持っているポテンシャルが高いからにほかなりません。
 まだ満足できるレベルまで調整できていませんが、とりあえずまずまずの良い結果が出てほっと一安心です。
 何せリアスピーカー設置のため内装パネルに穴を(微細な穴ではありますが)数点空けてしまいましたので、もしこのリアスピーカーの音がうまく合わない、決まらない状況だったらどうしようかと不安でしたので。

<追記>
 その後いろいろ設定しなおしてみますに、
 ウーファーが当「μディメンション25cm」の場合、無理な座席下設置よりある程度距離を取って荷台の隅または後席背面にべた置きするのが良いようです。薄く小さなものですからさほど邪魔にもなりませんし。
 座席下設置の場合、床面がフラットでない事、また上面の(シートとの)十分なクリアランスが確保できない事などあって訳の分からない定在波がケンカしまくって粗い音になりがちで、また音源が近いことで直接音がきつくどうもスッキリ設定が決まりません。
 聴き比べてみますに...、座席下設置限定であれば(当車に限っては)カロッツエリアTS-WH1000Aの方がはるかに音合わせしやすいようで、最初の構想(μ Glow10100SW25cm座席下設置)はとんだ思い違いだったみたいです。

 ところで、どうせなら(後席背面設置なら)もっと低音再生に有利な幅広薄型のカロッツエリアTS-WX70DAあたりを活用するのが良いようにも思えなくもないですね。荷台設置なら何も当ウーファー(μディメンションの小型)にこだわらなければならない理由がないもの事実で...。
 きりがないですが、続編がありますので近々アップします。

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