電動幌の顛末

というわけで、電動幌は納車後１時間で使えなくなってしまいました。
しかし、そうなっても開閉できるようになっているのがこの車。
責任をもって車を作ってくれたアルファロメオに感謝せずにはいられません。
というわけで、今ではすっかり手動で開け閉めしております。

さて、電動幌の構造を見るべく、リアの蓋（？）を開けて見ると、なんとそこには小物入れ。
これだけ容量があればあんなものやこんなものも積めます。そしてなにより、風に飛ばされません。
これは大きい。オープンにして物が飛ばされたら、身も蓋もありません。
と、そんなことは今回は関係なく、見てみたいのは電動幌の構造。
小物入れのパネルを取り、覗き込んでみます。

すると、、、

そこにはキラキラと光る液状のものが。。。
すかさず触ってニオイを確認。どうやらガソリンではなさそうです。
となれば、構造上電動幌のオイルしかありえません！！パワステフルードで代用できる、とは書かれていましたが、
純正では一体なんの油が使われているのでしょう？

で、スパイダーのリアには、向かって左側にバッテリー、右側に電動幌のモーターがついているんです。
モーターからは１２本ホースが出ていて、６本ずつ、それぞれ左右に回されています。
ちなみにそのモーターの後ろ側（トランク側）に、白色の円柱状のもの（タンク）がくっついているのですが、
そこから幌のオイルを注入できるようになっております。

しかし不思議なことに、どんなに見ても、そのタンクの周りには一切油が飛び散っていなかったんです。
むしろひどいのは、逆にあたるバッテリー側。
どうも釈然としません。バッテリー液？はたまた雨水？俺そんなに汗かいた？少しずつ迷宮入りしていく自分。

ブツブツ一人で言っていると、横でスパイダーを覗き込んでいた父親が、
「これ何よ？」
と言います。
そんな父親の手には、ホースが一本。
そのホース、なんと、例のモーターから繋がっていた一本だったのです。

すぐに正常な左側と照らして確認してみると、明らかに一本抜けています。
しかも油の飛び方からして、そのホースが抜けたことによる油漏れとしか考えられません。

そうとなれば解決は目の前。
早速ホースを付け直し、代わりのパワステフルードをタンクに入れて、閉めてみます。

すると、、、

ういいいいいいいいいいいいいいいいいいいいん



閉まりました！！（BGM:We are the champions QUEEN）



今度は開くかどうか、試してみます！！

ういいいいいいい、、、んんんんんん、、、、、、



開かなかった、、、（BGM:落陽　吉田拓郎）



運転席側の下を見ると、ポタポタと油が滴り落ちてきます。あ、頬に涙が、、、
となると、原因はあれしかありません。そう、ホースです。
見てみたところ、やはり同じホースが抜けていました。
つまり受け側の金具に問題があるんですね。
しかしながらその金具というのがまた特殊で、外側からホースが抜けないような細工が施せない造りなんです。

きぃぃぃぃ、と思っていたところ、
その金具が一個だけなぜかトランクに転がっていた予備でついてきたのを見つけたので、
近々交換して、再度試してみたいと思います。
解決はすぐそこのはずです！！

こうしてブログを書くたびに思うのですが、写真は撮っておくべきですね。
でも油まみれの手でスマホを持つのもどうも気が引けるし、、、
スマホにラップでも巻きましょうか、笑