加圧給水タンクの水漏れ修理

ことの発端は、赤信号で止まったらボンネットのダクトからパッと白煙のようなものが出た事案。
原因を調べたら、下のURLの記事の症状が発生しはじめた感じ。加圧給水タンクのフタ付近で水漏れが起き、フタの上にたまっていた水がターボチャージャーもしくはエキマニに流れ、一気に湯気になったっぽい。

【参考文献】
最速！インプレッサ製作日記
水が減るんです！？
http://saisokuimpreza.fc2web.com/nikki-20100527.htm


というわけでこんなこともあろうかと入手しておいたGDBDの加圧給水タンクからフタを移植します。
車両にくっついていないと分解しにくいので、適宜モンキー等をひっかけて固定してやると良いと思います。

フタと本体が分離できました。

若干錆が出ているのでパークリで汚れを落としてから錆転換剤を施工し、乾かしている間に車両側のタンクの分解に入ります。
錆転換剤はホースの摩耗防止のカバーの内側にも忘れずに施工しておきましょう。

ホースを抜いたらフタを固定しているボルトを全て外します。

ターボチャージャーから戻ってくる配管が特に腐食が激しかったです。ホースを抜いたら表面がボロボロ崩れ出しました。
パイプの内側をのぞいたら茶色い部分があり、どうやら表から内側まで錆が貫通し、水漏れに至った模様。

フタの比較。右が20年近く使い込んだGC8D、左が部品取り用に用意しておいたGDBDの物です。
ボルトの位置は同じです。パッキンの形状も同じでした。
違いはターボチャージャーからのホースがささる角度が違うくらい。

【参考文献】の記事ではGDB（A型）タンクは黒い塗装？がされているようですが、いつごろからか省かれたようですね。限定車から剥いできたパーツのためたぶんおそらく同年式の中では一番コストカットは少ないはずですし、おそらくどこかの年改で戻ったのではないかと。

GDタンクについてたパッキンの方が状態が良さそうだったのでパッキンを移植し、GDタンクのフタを固定します。

なんか全然角度違うじゃん！と思ったものの、ホースの柔軟性の範囲内で何とかなってくれました。


あとは水を足して試走し漏れがないかチェックをして終了です。