スバルＲ１　タイミングベルト交換その７(ジャッキアップ無し)

前回”スバルＲ１　タイミングベルト交換その６”からの続きです・・・。

↓前回↓
【http://minkara.carview.co.jp/userid/145811/car/149426/1578440/note.aspx】


今回からベルトを組みつけていきます。
まず新しいベルトと古いベルトが同じものか。また、ベルトの歯が同じか合わせて確認します。

新しいベルトを触るときは、油の付いたグローブなどで絶対に触らないようにします。

↑綺麗な素手でやりましょう

ベルトには回転方向があるので、間違えて組まないようにします。

↑
この向きのまま、エンジンに取り付けます。

ベルトを取り付ける時、カムスプロケットが動いてしまうので、そのままだと取り付けに苦労します。
カムロックツールも使えないので、こんなスタッビドライバーで回り止めしました。

上記の回り止めをして組んでも、このようにベルトがタブってしまいます。
どうやらＥＸカム側が、左の方に動く力が働いているみたいです。
(↑ディーラーさんでもそういう風に言っていた)

なのでベルトを組む時は、ＥＸスプロケットのボルトを右側に少し回し、スプロケットを張り方向にしながらベルトを組むと良いみたいです。

ベルトを組んだら、テンショナーを緩めます。
緩めるとスプリングの力で、テンショナーが張り方向に動きます。

動いたらテンショナーのボルトを仮締め。
クランクシャフトを２回転させ、１番を圧縮上死点位置に合わせます。

合わせたらテンショナーのボルトを少し緩め、テンショナーを少し馴染ませたら本締めします。
規定トルクは２６Ｎｍです。

この時、各マークがズレがなくしっかり合っているか確認します。
ずれていたり、スプロケット間のベルトの張りが弱いときはやり直します。

ベルトの交換がＯＫなら後は組んで行きます。
ちなみに自分は締め付けたりした場所・ボルトに、ペイントチェックをしてます。

こうすれば締め付けの確認にもなるし、次回外す時、どこを外せばよいかの目印になるので。

クランクプーリーには、ボルトの規定トルクを書いておきます。
これも次回、一目で規定トルクが分かるようにと・・・。

ちなみに１１０Ｎｍなので、ホイールナット締め付けくらいのトルクですね。

クランクプーリーを取り付ける前に、スプロケットの時と同じ様に、シャフト接触面に薄くカジリ防止剤を塗りました。
これも接触面が錆びると、取れなくなってしまうので・・・。

プーリーをエンジンに取り付けたら、プーリーボルトのねじ山を清掃し、薄くオイルを塗って締め付けます。

専用工具を使ってキチンとトルク取りましたが、専用工具なのに若干使い辛いのは何故だろう・・・。
(▼ω▼；)にゅふり

【スバルＲ１　タイミングベルト交換その８へと続く・・・】