しぶしぶ買ってきました(゜∀。)
エンブレムもステッカーも全て剥いでしまう趣味なのですが、これは公営ナントカのシノギらしく、貼っておかないと構成員さんの熱い視線を受けること必至です。
見つめ合~う~ 視~線のレイザービームで~♪
例によってユーザー車検です。
愛車と付き合い早6年、158,550kmで購入して、それから共にした距離はおよそ66,000km。
その間にディーラーのお世話になったのは1回、フルサービスのガソリンスタンドに行ったのは3
回、車検を業者に頼んだのは納車前の1回のみです。
愛車はこだわりの塊なので、極力他人に触らせたくないのですよ。。。
クルマに限らず、形あるものを自分好みにカスタマイズしようとするとき、次の3つ全てを考慮しなければならないことが世の中には多くあります。
・自分の想い描く理想形
・所属するコミュニティにおける規則や通念
・物理的制限
これらのどこに落とし所を設ければ良いか、問題の当事者たる自分が一番把握しやすいのではないでしょうか。
そして、自分が相応のスキルを持てば、自分が最も納得の行く結果を実現できるわけです。
例えば髪形。
私の高校時代の話になりますが、機械工学も電子工学も学べるという真面目な理由から選んだ工業高校は、期せずして軍隊教育の香りが残る男子校でした。
「電子機械科」という、私の興味関心そのそものズバリの名称の学科がある学校は、都内ではあそこだけだったんですよ...。
して、女の子がいないと男は格好つける必要がないので、学校全体の雰囲気として、子どもか猿かというレベルに落ちるのですよね。
私の母校は最近になってそれにようやく気付いたのか、共学化した上に進学校を気取っております。
少子化の影響もあるのでしょうが...。
遅いんだよ!
そして、学力や校風の向上をさせたいなら定期的に小テストでもやっていれば良いものを、当時は毎月1回、教員・生徒総動員で「頭髪検査」なるものが行われていました。
まったくご苦労な話ですよ。
工業高校なので、旋盤にでも巻き込まれたら大変というのもあったのでしょうが...。
車検よりもくだらないですね。
私は大人の前では良い子ぶるタイプのガキんちょでしたので、当然髪も泣く泣く切りつつ、卒業時には優等賞なるものまで頂いたものですが...。
その反動で、今ではいい歳をしてゴキブリみたいな触角を垂らす大人になってしまいました。
締め付けても反動が大きくなるだけですよ。本当に。
むしろ高校生の時こそ、大学や社会に出る前の試行錯誤、模索が気軽にできる期間として、洗練された振る舞いや身だしなみ、人に対する気遣いなどのセンスを磨くべきです。
それは社会に出てからどれだけ幸せな人間関係を築けるかにも大きく関わります。
そのためには、未成年のうちは相対的に男子よりも精神年齢の高い女子の目が必要なわけです。
毎度の脱線であります。
脱線はしましたが、ここは鉄道のブログではなくて自動車のブログなので、良いのです。
さて、当時は次の3つの妥協点を見つけることに腐心していました。
・自分がしたい髪形
・学校が許す髪形
・自分の髪質や毛根の向きから実現可能な髪形
理容室で切ってもらっても、口頭で学校の規則をかいつまんで伝えることになるので、酷く不格好な形に仕上がったものです。そして溜まる苛立ち。
部活で手作りエコランカーのドライバーを務めた時などはヘルメットを被る必要があったので、精神を病んで丸刈りにしてしまった時すらありました。
もう二度と、被り物をする乗り物には乗りませんし、被り物をする職業にも就きません。
自宅兼仕事場にて、本気で仕事に集中する時はタオルを巻いていますが。もちろん灰色の(笑)
それはさておき、私は昔から何事もDIY派です。
思考からライフスタイルまで根っこは猫なので、自分のことは自分で。
そんな事情から、高校2年の10月以降今に至るまで、髪は他人に切らせていません。
普段のケアも怠らないので、職業モデルの女の子に髪質を褒められることもあったりします。
脱線脱線。
いやしかしここは自動車のブログ。
道路交通法によれば自動車とは、原動機を用い、かつ、レール又は架線によらないで運転する車であって、脱線などという概念は無いのです。
車線逸脱はありますが。
とにかく、私は車検もそんなノリです。
普段は違法改造で車検の時だけ合法仕様にするとか、そんな手は使いません。
責任のもとの自由。自分の安全は自分で守る。
法規を調べてギリギリを攻め、常に合法の状態でカスタムし、走る。
文句あっか!
そんな姿勢でいじっておりますと、ダウンサスにワンオフマフラーは言うに及ばず、ネガキャンアダプターにワイドトレッドスペーサーさらにアジャストスペーサー、自作LEDバルブにクリアウインカー、スモークテール、そして全面ウインドウフィルムに張替内装、さらには前後異径タイヤと、ここまでやってもユーザー車検では一発合格です。
ディーラーではまず間違いなく門前払いを喰らう仕様ですが、きっちり国のお墨付きを頂いております。
さてここからは、ここまで私の自分語りに付き合って下さった方々へ向けて、ちょっとしたお役立ち情報をちりばめていきます。。。
地上高って、車検では荷物も人も降ろした状態で測るんですよ。
運転者も降りるんです。変なの。
ですので私の場合、自分が降りた状態で最低地上高が92~93mmとなるように狙ってセッティングしています。
車高調に頼らず、というと技が光るようですが、そもそもそんなカネがあったら全塗装に回したいので...。
エアロレスでヒップアップなので一見してさほど低く感じられないため、過去2回の車検では目視だけでスルーされましたが、今回初めて測定器を持ち出されました。
最近はタイヤが少し減ったこともあり、90mmちょうどでした。合法。一発合格。
もしも最低地上高で1~2mm足りず検査に引っかかってしまった場合、その日のうちに再検査のうえ合格させたければ、タイヤの空気圧を高めにしたり、ガソリンの量を調節して車重の前後バランスを変えたりしてみましょう。
良いことあるかも。
建前その1「タイヤの空気圧管理は、燃費向上、環境負荷低減、バースト対策に重要です。」
建前その2「ガソリンの量の管理は、タンクの腐蝕抑制に効果がある上、道交法違反となる高速道路上でのガス欠を防ぐことに繋がります。」
ガソリンの量は光軸にも影響が出ますので、段取りを考えておきましょう。
私の次回の車検では時期的にスプリングのヘタリの影響も考えなければならないでしょうが、その時はピロアッパーマウントのカラーにシムリングを追加したり、スプリングに専用のラバーを挟んだりなど、色々と手立てがあります。
...なんだかヤカラ感漂うことばかり書きましたが、普段の運転はそれなりにおとなしくしております。
私は普段、「警笛鳴らせ」の標識があるようなところにも行かないので、ホーンなんて車検の時しか鳴らす機会がありません。
いますよね。ちょっとしたことですぐ鳴らす人。
特に酷いのが、青信号とほぼ同時に鳴らす人。
ゼロヨンか!
青信号は「進むことができる」のであって、「進め」ではありません。
私は前方と左右の安全確認をしてからギアを入れます。
賃貸の駐車場でクルマをいじるうえでのご近所への配慮、そして道路上には昨今話題のロードレイジ予備軍の方々がたくさんいること。
そうした背景から、ホーンの動作チェックは検査場の駐車場でやれば良い、などと思ってそのようにしました。
いざ当日の検査場。
待ち時間のうちにホーンボタンを押してみれば、片側だけ「ピィ...」と弱々しく鳴って、その次はボタンを押してももう無音。
いかん。私としたことが整備不良。猛省です。。。
数十分後には検査が始まるというのに...!
電装品なんて、使わないだけで酸化被膜による接触不良が発生するというのに、セリカXXのホーンときたら、泥がかかるような位置に付いているんですよね。
さすがにアースは確保できているだろうということで、バンパー下に腕を突っ込み、手探りでホーンのコネクタをグリグリ。
引っこ抜くと元の位置に戻すのが大変と予想されるので、揉むように動かすだけです。
これで完全復活。
自らの問題解決能力と愛車の生命力に乾杯。
さてさて、傷んでいるのはバルブステムシールかピストンリングか、はたまたシリンダーか。
エンジンオイルの減りが激しい私の1Gエンジン。1,000km走行で0.7Lくらい減ります。
そのオイルが燃えていると見えて、排ガスの匂いはキツめ。
給油はいつも61L中43Lほど消費してから満タンにするというサイクルです。
その3回に1回はワコーズのフューエル1を入れていますが、燃料系統以外にも長年の汚れが溜まっていることでしょう。
汚れの堆積と気密性の低下には相関があります。
このことから排ガス検査が懸念事項でしたが、今回は長期に渡る計画により対策をしておいたので、例年より使い込んでいるにも関わらず、例年同様一発合格でした。
オイルは、始動時の摩擦や普段のシビアコンディションを考慮して、モリドライブレスキュー10W-40を愛用しています。
旧車のガスケットには分子の大きい鉱物油が良いなどとも聞きますが、全合成油のこのオイルで目に見える問題が出たことはありません。
このオイルに、ワコーズの遅行性のフラッシング剤、eクリーンプラスを入れて3,000km走行。
その後さらにワコーズのフラッシングオイル、ウォータードレーンプラスを使用し、さらに贅沢にもモリドライブレスキューでフラッシング。
そして新油に替える際、これまたワコーズのエンジンパワーシールドを添加。。。
そして長距離を走ってシール類を膨潤させてやり...。
ここまでやると凄いです。排ガスの匂いがはっきりと軽減されます。
ついでにトルクモリモリ。これで300,000kmまでは余裕だな!
エンジンオイル交換時はエレメントの交換でエンジンルームが汚れるので、その清掃ついでにエンジンルームも下回りも、各種洗剤を使って丸洗い。
ここだけの話、電装系もそこそこ水をかけて洗ってみましたが、問題は出ませんでした。
検査を受ける前にフューエル1を入れるかどうかは迷いますが、落とした汚れを燃焼させているとしたら排ガスは汚いはずなので、今回はいつものレギュラーガソリンのみ。
バイオガソリンでないコスモ石油がお気に入りです。
もっとも、前回はフューエル1、その前はクレのスーパーパーフェクトクリーンが入った状態で合格しましたが...。
ここまで色々とゴチャゴチャ考えて検査に臨めば、当然良い結果が出るというものです。一発合格。
排ガスは完全暖気後が最も綺麗な状態なので、外観検査の順番待ちの間など、エンジンが冷えないようにずっとアイドリングしておくと良いです。
さらにいえば、その直前のメーター検査で結構エンジンを回すことなるので、その影響が無くなるまでわざとモタつき、エンジンの状態が安定してから排ガス検査に臨みましょう。
いやはや、ヘッドライトは散財しました。
デルタのHIDがこれまでのお気に入りでしたが、いくらUVカットガラスが使用されたバーナーでも、やはリフレクターのメッキは多少焼けます。
狭い空間にバラストやイグナイターなど色々突っ込んだところに雨水が入ると片側不点灯になったりしますし、何よりも立ち上がりの早さはLEDに勝てません。
よし!人生2度目のLEDヘッドライトデビューだ!と意気込んだものの、好みの色に行きつくまでが大変なのは、様々な白色LEDを触ってきて百も承知...。
半導体、特に白色LEDなんて蛍光塗料の要素まで関わるので、厳密に個体差を無くすのは困難ですから、幅を持たせた表記が必要なのは仕方が無いのですが...。
照明用途の白色LEDは高演色となるように作り込まれているのがほとんどなので、「6000Kの純白光」だの「6700Kの蒼白光」だの謳っていても、やっぱりどこか黄緑色をしているのですよ。
お気に入りのデルタのHIDの6500Kで感じる青白さには至りません。
色温度でなく色座標で表してもらえれば助かるのですが...。
色温度では、赤寄りか青寄りかの判断はできても、白色の範疇とされる光が黄緑寄りか紫寄りかの判断はできないのです。
今回は車検が近かったこともあり、ひとまず光軸に問題が無いと思われるIPFの141HLBを購入してみました。
ついでにホンダ車向けの商品として702K変換フランジまで試作してみました。
ノーブランド用に続く第2弾です。アルミ合金製。
ただいまお客様に実装テストをして頂いている最中です。
この141HLB、機能・性能は素晴らしいのですが、やはり私の目にはまだまだ黄色く見えます。
のちにモーターショーのIPFブースで直接色々とお話を伺ったのですが、かつて7000Kのモデルが不人気で、6500Kに注力することになったとか...。
私は視認性よりドレスアップ派です。
何年も前に別のLEDバルブで試したように、耐熱性のあるダイヤワイトのランプペンや、耐熱性度外視でゼブラのマッキーでLEDチップを着色する実験を行うも、やはりチップの発熱が大きく、すぐにインクの色が抜けてしまいました。
白色LEDは種類にもよりますが、おおかた青色LEDに蛍光塗料を乗せて白い光を作り出しています。
これは車検後の話ですが、蛍光塗料を削って青色に寄せていく実験。
やり過ぎてヤケクソになり、完全にアウトな真っ青に。
驚きの青さ。
IPFのバルブ、結構高かったんですが...。
ゴミになってしまいました。
話は車検時に戻ります。
リフレクターはHID時代からレイブリックのマルチリフレクターなのですが、焼けが気になって同じものを新調しました。
安物と違いリフレクター単体が左右非対称のデザインで、配光に大変配慮された作りになっています。
IPFのバルブも配光には凝っている作りですから、IPFとレイブリックの組み合わせならケチのつけどころが無いであろうという目論見。
壁面どころか前走車にすら、定規を使って描いたような綺麗なカットラインが出たものです。
しかし。
その状態で検査場のラインに入れば真実を確かめられたのですが、万が一の保険と考えて、事前にテスター屋さんで診て頂いてしまいました。
そこでは検査場にあるのと同じような検査機を使って測定・調整がなされましたが、やはりあまりにも不自然な配光と判断されたのか、レンズにグリスを塗って光をぼかすことで一時しのぎをするという方法を提示されました。
実際にその作業をして頂いてからいざ車検を受けたところ、なんと「一発合格」でした。
日が落ちてから壁面を照らしてみても、グリスを塗られる前の綺麗なカットラインは見られませんでした。
カットラインは綺麗に出ていたほうが良いと聞きますので、腑に落ちない話です。
車検場の検査機が最近のクルマに合わせて新しくなっているとしたら、テスター屋の検査機のほうが古く、あまりにも綺麗なカットラインが出るものは不適切と判断する、そのような可能性も考えられます。
もしかしたら今回はグリス無しでも一発合格できていたのかもしれません。
HIDの頃は光の輪郭がはっきりしていなかったのが逆に良かったのか、グリスなど無しで、八王子と千葉の車検場でそれぞれ合格した経験があります。
もちろんテスター屋さんに診て頂いてからの検査です。
ちなみに八王子の検査場の最寄りかつ最安と思われるテスター屋さんが「ファイブチェック予備検査場」さんです。
4年ぶりにお世話になったら、綺麗なおねえさまが何名も作業にあたって...。
検査の前の緊張を勇気に変えてくれます。素晴らしいです。
チアリーディングを受けるスポーツ選手ってこんな気分なのでしょうか。
とにかくヘッドライトに関して、これは完全なる私見ですが、光軸調整の決まりなど有って無いようなものではないかと...。
社外品を使うから?そうですか(゚ω゚;)
追記:
IPFのLEDバルブは、広告や実物を見るに、ロービームを検査される最近のクルマに合わせてロービーム時のカットラインを特に重視して作られているように思えます。
一方でセリカXXの年式では、そもそもカットラインなど関係の無いハイビームで検査されます。
LEDバルブでハロゲンバルブの特性を真似るにあたり、ハイとローのどちらが重視されているか、ここに答えがありそうな気がしています。
追記ここまで
ひとまず車検後、青くなってしまったIPFはお払い箱で、ワゴンセールで見つけたコアーズのプラチナLEDヘッドバルブというものを試してみました。
6800Kとのこと。IPFの141HLBより多少明るく、多少白い気はしますが、私に言わせればまだまだ黄色ですね..。
ヘッドライトには短期間でカネをかけ過ぎたので、さらなる検討はしばらく我慢です。
そうそう、HIDの場合は、外観検査の順番待ちをしている間、さらに外観検査から光軸測定までの間に、しばらく点灯させてバーナーの状態を安定させておくと、色も明るさも瞬時に本来のものが発揮され、立ち上がりの遅さからくる不合格判定を避けることができます。
灯火類といえばスモークテール。
私の場合は車検3回連続合格の実績が証明するように、法規に則って施工してありますが、外観検査を行うのは検査官、つまり人間が目で見るわけです。
スモークテール愛好家で、外観検査をスムースに通過したいという方、天気予報と航空写真を見ましょう。
リフレクターのスモークにケチがつけられないか心配な方は、晴れの日で太陽が検査ラインの後方に出ている時間帯に検査の予約を入れましょう。
テールランプの明るさにケチがつけられないか心配な方は、曇りの日に太陽が検査ラインの前方に出ている時間帯に検査の予約を入れましょう。
リフレクターに関しては両面テープで貼り付けられるものをポケットに忍ばせておくと、なお安心です。
もっとも、私はそんな小手先の対処で済まそうなどというものを実際に使ったことは断じてありません。
スモークそものもLEDバルブも、ドえらい手間暇をかけて仕上げましたから...。
リアウインカーは発光点を増やしました。
スモークの内側から光っても昼は見やすく、夜は眩し過ぎない傑作です。
そんなこんなで、今回は全ての項目で一発合格でした。
大金が出ていったというのに、大きな仕事を成し遂げたような達成感が得られました。
いかん。公営ナントカの思うツボだ...。
最後に。
ユーザー車検に不慣れな方は、八王子の検査場であれば3番のラインに入りましょう。
大型車は除きますが。
このラインでは検査官さんがほぼ付きっきりで見ていてくださるので、「いまやるべきこと」に戸惑わずに済みます。
以上、いかがでしたでしょうか。
貼りたくないステッカーもいざ貼るとなれば、ウインドウフィルムの保護として弱粘着テープを貼り合わせ、ルームミラーを外し、メジャーとスケール、マスキングテープで位置決めをして...と几帳面に作業を行います。
そんな几帳面な私が最近手掛けたお仕事は、次の記事で紹介致します。
乞うご期待!