大変ご無沙汰しております!
702KのLEDヘッドライトを楽しみにしてくださっている方々には申し訳ないのですが、昨年から引き続き他の仕事の依頼が全く途切れないため、着手できておりません...(゚ω゚;)
弊所が色々な業務内容を手広く手掛けているのは弊所ウェブサイトや、ここみんカラの記事をご覧頂ければお解り頂けるとは思うのですが、なにせ設計製作の作業だけでなく、お客様との交渉から物品の選定・購入、道具のメンテ、見積りの作成から発送・請求業務まで全部私独りですので...。
これぞまさに「自」営業!
そんなことをしながら、「この仕事で成功して、欲しいものは何でも手に入れられる身分になってやる」という野望があるわけですが、そんなことは言うだけなら簡単、しかし私は有言実行。
今回は大きな仕事からご紹介していきます。。。
Table Unstable -KYOTO SCIENCE OUTREACH-
10月11日に京都の宮津市にて、量子力学や量子コンピューターについて広く一般の方々向けに、解りやすさと楽しさとを備えた講習会が開かれるのですが...。
私が解説役のひとりに選ばれました(≧ω≦)
https://tableunstable-kyoto.peatix.com/
さすがに弊所では量子コンピューターなど作ってはおりませんが、量子力学の素養はあったりするもので( *´艸`)
登壇者の中にちゃっかり私の写真があります。
アゴのラインが今よりシャープな6年前の写真ですが...。
他の登壇者の方々ときたら!
CERN!京大!そして現代の魔術師、落合先生!
CERNですよCERN。
世界最大とも言われる素粒子物理学の研究機関、欧州原子核研究機構!
CERNのブラックホール生成実験がしくじったら地球が滅亡するなどとまことしやかに噂されていた、あのCERNです。
いや、大御所の方々とご一緒できるというだけで喜んでいてはいけません。
いつか私もこうしたメンバー一覧の写真の中で、トップに掲載される存在になってやりますよ。
八王子から京都への移動はもちろん愛車のXXでd(≧ω≦)b
無事帰ってこれたら、スターダストメタリックにオールペンしてやります!
この色のようにギラついた生き方を貫きたいと思っております。。。
Table Unstable、ご関心をお持ちの方はぜひご参加ください!
https://tableunstable-kyoto.peatix.com/
試作開発その後 - Trans-interactive Communication Agent
前回の記事で「特殊デバイス」としてご紹介済みものですが、その後にZMP社のロボットに搭載して品川の街を走ったり、
http://innolab.jp/work/1076
2018 58th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSでブロンズアワードを受賞したりと、エラいことになっております。
http://www.acc-awards.com/festival/2018fes_result/ci.html
この機体はそもそも、東大の暦本研究室様において既にあったこのようなプロトタイプに対して、
弊所の設備で製作可能な設計に翻案し、さらにそれに合わせて意匠も工夫したのが、開発を主導されていた暦本研究室様と電通国際情報サービス様から高いご評価を頂けた次第。。。
時期モデルの開発もお声かけ頂いておりますd(≧ω≦)b
修理 - 車検場の設備
ユーザー車検を受けた話ではありません。私が車検場の設備を修理したのです。
ついに行政からもご注文を頂く立場となりました!
風景についてはあまり写真を載せるとまずい気もしますので、誰もいない車検場と、ピットの下から見上げた風景だけ...。
ユーザー車検を経験された方ならお解りになると思いますが、検査の最終段階で下回りが検査される際、クルマが揺らされたりしますよね。
その設備のリモコンが、経年劣化と素人修理でぐっちゃぐちゃになっていたのを綺麗に復活させるというお仕事。。。
良い思い出になりました。。。
試作開発 - 垂直離着陸ペットボトルロケット
本業の傍ら、ロボット教室や教材の開発などをされているドクブラウン氏。
氏にはロボット教室で弊所製のマイクロロボット工作キットもお使い頂いております。
https://ameblo.jp/docbrown/
そのドクブラウン氏からのご依頼で、スペースX社のロケットのような動作が可能なペットボトルロケットの開発にご協力差し上げました。
軟着陸に必要な噴射の制御のため、電磁弁をペットボトルロケットに組み込むというところからのスタートです。
マイコンや電源などの重量物をロケットの先端と底部、どちらに搭載するかで2種類を作ってみました。
Maker Faire Tokyo 2018にも出展されました。
http://makezine.jp/event/makers2018/m0159/
このロケットはまだまだ開発中、そして私が手掛けた部分はほんの少しですが、綺麗に飛び上がって着陸してくる姿を見られる日を楽しみにしています。
試作開発 - 防水センサケース
これは大元をたどると産業技術総合研究所様の案件なので、あまり詳しいことは書けないのですが、動物の筋肉組織に埋め込むデバイスのケーシングと電池ホルダの設計製作を手掛けました。
IPX7相当の性能です。
修理 - GX71 クレスタ デジタルメーター
昨年末、ついにXXのクラッチが滑り始めまして。
4速で急加速するとエンジン回転だけ上がるという具合(゚ω゚;)
このクルマは仙台のカーサポート・ルーツ様で購入した過去があるのですが、現在のエンジンの調子から考えても大変信頼できるショップなので、DIYで手に負えない重整備が出てきたらそのショップにお願いしようと、以前から心に決めていたのでした。
http://www.roots830.com/
雪の降りしきる高速道路を滑りかけのクラッチを使って、自走で八王子から仙台まで日帰りで行ってきたのはまた別の物語...。
それはともかくXX購入以来6年ぶりの再会で、図々しくも私のほうから営業をしてみたのでした。
「ECU修理できますよ!」と...。
それからしばらくしてご相談頂けたのが、このメーター。
トリップ表示部が点滅してしまうのだとか。
案の定、電解コンデンサが液漏れして周囲を腐らせていたので、大手術と相成りました。
デジタルメーターを分解したことのある方ならお解り頂けると思いますが、スモークや透明のアクリル板が何層にも重なって組み込まれていて、全てにホコリや傷、指紋をつけずに分解・再組立をするのってかなり大変なのですよね。。。
最終的にきっちり直りました!
修理 - 多機能メーター
同じメーターでも全く異なるこちらは、みん友さんからのご依頼。
水温や油温、電圧などが表示できる簡易的なメーターですが、4眼中2眼のバックライトが消えてしまったとのこと...。
透明の窓はいわゆる「焼き潰し」で組んであったりして、これの分解・再組立にひと工夫必要でしたが、無事にLEDを交換して修理完了。
修理 - DUCATI MONSTER 1100EVO メーター基板
弊所初の2輪案件です。
今年はこの仕事で始まったという思い出があります。
お客様の話によれば、ウインカーリレーの役割を果たすICが焼損するトラブルに2度見舞われたとのこと。
つまり、一度は修理された経歴のある基板なのです。
ただ修理するだけでは再発してしまう可能性があるため、トラブルの原因は何なのか考えました。
ハーネスの被覆が傷ついたりバルブソケットに異物が入ったりしてのショートか、はたまた...。
どうしてそのような現象が起きるのか、海外での同様の故障事例を調べましたが、参考にならず...。
そして、このバイクの説明書と配線図を手に入れて読み込んでみたところ思い至ったのは、ウインカーバルブがハイワッテージのものに交換されているという可能性。
その後にお客様への問診の中で、まさにそれが原因であるということが判りました。
お客様にはウインカーバルブを本来の仕様のものに戻すようお伝えし、基板の補修とICの交換で無事に直りました!
製作 - ショックアブソーバー取付位置調整アダプター
こちらもみん友さん、700系ミラをお持ちの方からのご依頼です。
ミラのリアに社外品のショックアブソーバーを取り付けるにあたり、車高のセッティングに合わせてショックのストロークも調整したいというマニアックな目的が。。。
弊所としてははじめて、スチール材(SS400)の加工に挑戦しました。
弊所の切削加工機はアルミ合金や樹脂の切削に最適化しているため、スチールの加工をするには切削液の種類から変えないとマズいのですが、それはそれで元に戻すのが大変で...。
アルミ合金仕様のまま加工に取り掛かり、どエラい苦労の果てに何とか形になりました。
機械も頑張ってくれましたが、私も頑張りました。
スチール相手にM20×60mmのタップ立てとか...。
いったん製作後、さらに追加工の必要が...。
形状を変えて、さらにウレタンクリアで表面を保護。
そして実車に取付。
まだまだ改良の余地がありますが、面白い経験ができた品でした。
製作 - ハブリング
グランビアにお気に入りの社外ホイールを、というお客様。
ホイール現物をお預かりして、ドンピシャの精度で製作。
材質はA5052です。
製作 - VWゴルフIII用ヘッドライト光軸調整ロッド関連部品
これは発表以来、たまにご注文を頂くのですが、今年はVW専門店のニュル・シュティール様と、エネオスのスーパーステーションNT茅ヶ崎SS様へそれぞれご納品致しました。
クルマのプロが認める仕上がり!
http://www.nurnstil.co.jp/
https://eneos-ss.com/search/ss/pc/detail.php?SCODE=014129
追加工 - アキュラ エンブレム
エンブレムチューンをお楽しみのお客様からのご依頼です。
他車種用のアキュラエンブレムに、元々のホンダエンブレムに倣ってセンサー用の窓を開けて欲しいとのこと...。
突起の移設も併せて行い、綺麗に追加工ができました。
もちろん窓は貫通穴ではなく、アクリルの部分を残しているのがポイントです。
製作 - シフトパターンプレート
それぞれ別のお客様からのご注文。
いつもの漢数字ながら2色使いのものと、ジュラルミンで完全にワンオフのもの。
新商品 - デスビキャップセグメント強化カバー (トヨタ 19101-88303用)
弊所の独自製品、 「デスビキャップセグメント強化カバー」に新モデルを追加しました。
今回のものはトヨタ純正品番:19101-88303のデスビキャップに対応します。
具体的なエンジン機種、車種は次の通りです。
エンジン機種
1G-EU、1G-GEU
車種・型式
スープラ:GA70
ソアラ:GZ20
マークII/チェイサー/クレスタ:GX81
クラウン:GS131
http://www.sonobe-kiden.jp/page016.html
今回のモデルは70スープラにお乗りのお客様のご依頼・ご協力を頂き完成に至ったものです。
以前にエンジンECUとランプフェイリアの修理のご注文をくださったお客様でした。
このようなご縁を大事にしていきたいものです。
さて、以上のほかにも常日頃、独自商品のマイクロロボット工作キットを製造販売したり、お得意先の企業数社から切削加工や電子部品実装のご依頼を頂いたりしております。
それらを除いたバックオーダーだけでも現在11件あり、無茶苦茶忙しい状況です...。
思えば、仕事が無くて不安だったのは開業後の数ヶ月だけで、その後はずっと仕事に恵まれています。
私とお付き合いしてくださる方々に深く感謝をしつつ、自分という人間だからこそここまで来れたのだという自負もあり...(なにぶんナルシストなもので)。
開業当初は何が当たるか判らないので自分にできること全部を業務内容に据えたわけですが、播いた種が全て芽を出したというか、全ての業務に特定・不特定問わず多数のお客様がつきました。
そろそろ「選択と集中」をして業務内容を絞る時期なのかもしれませんが、世の中に数ある企業の中から弊所を選んでくださったお客様を切り捨てるのは忍びなく...。
当面、このまま営業します。
702KのLEDヘッドライトはもう少々お待ち下さい...(゚ω゚;)