BRIDGESTONE POTENZA　RE050A　225/45-17  

あれ？インプレ書いてませんでしたっけ？探しても見当たらず・・・。
先日交換して外してしまったのですが、インプレを書いておきます。

2006年5月頃に装着、2012年8月に外しました。
画像は外した時のもの。6年、55,000キロ程度使用しました。
外した時の山は5～6部山、トレッドにややひび割れあり。
減りは4本とも綺麗に均一で、片減り、偏摩耗なし。タイヤ屋さんから非常にコンディションよく使用されている、とお褒めの言葉を頂きましたが、特に何もやってないんだけども。



RE050Aは、BSでも総合性能でNo.1に位置するタイヤ。
あらゆる評価軸で高いレベルにあるタイヤ、ってことです。

まずBSのタイヤ全般がそうですが、履き替えたときのタイヤの転がり感が違う。精度のよい丸いものが、すーっと転がる感じ。転がる気持ちよさ。

直進性が非常に高く、ステアリングがびしっとしてる。
ステアのセンター付近の曖昧さがなく、ステアに遅れなくタイヤが反応する感じ。
この直進安定性とステアリングのダイレクト感が050の最大の特徴でしょう。

うるさいという前評判もありましたが、騒音については及第点。
静かとは言えませんが、まったく普通で気になりません。うるさいと感じたことはなかったです。速度域が低くても高くても、音質はあまりかわらずにレベルだけが上がる感じですが、それも上がり具合は正比例している感じ。特定の速度でうるさいとかはありませんでした。

ウェットに強く、激しい雨の高速でも全然不安を感じさせません。
無論ドライグリップも良く、大人しい運転の私には十分過ぎです。

BSのPOTENZAは押しなべて上記のような評価になりますが、POTENZAシリーズはサイドウォールが固いんだと思う。これはタイヤ屋さんも言ってました。
サイドが固いからステアを切ったときのヨレが少なく、遅れずにステアが入る。直進性の良さもサイドの固さによるところが大きい気がします。
ゴムの袋に空気が詰まってるような感じではなく、もっとしっかりとした中空の構造物に空気が入ってるような、人工的な感じです。空気のふわふわ感、ゴムのクニャクニャ感なし。サイボーグ・タイヤだな。

これは乗り心地にとってはあまりいいことではありません。
高速では目地で明確にシャープにショックを伝えてきます。カン！って感じで来ます。タイヤでストロークする感じが少なく、サスにモロに来るので、乗り心地はサスの依存度が高くなってしまいます。

総じて、路面のいい高速道でのしっかり感、直進性は非常に気持ちよく、天候にも左右されない安心感はSVXのキャラクターに合ってました。


5年5万キロ近くになるとゴムが硬化、劣化してきて、騒音レベルが増えてきました。乗り心地もエッジの効いた細かい振動が伝わってくるようになりました。トレッドにヒビも入ってきました。

転がり感の良さは、硬化してきたせいか摩耗してきたせいか、逆によくなった感じでした。とにかく転がり出しがいい。クルマが軽くなったような感じで、軽快でした。交換する直前でも、よく転がって気持ちいいなあと思ってました。



改めてこのタイヤ、非常に好印象でした。まず、間違いない。唯一にして最大の不満は、高い。それ以外は満点です。