AutoExe Street Sports SUS.Kit KIJIMA-SPEC  

13万kmを超えた、4回目の車検時に交換。
それまで付けてたマツダスピードのバネ＋ショックのセットも、納車後1年から…つまり軽く10万㎞以上は使い続け、もちろん相当に劣化は感じたものの、まだ抜けきった感じではなく、さすがディーラーで買えるメーカー品だと驚愕したが、自分自身さすがに限度があるだろ！と思ってのこと (^^;)

ただ、そんなに使い続けたのは決してシミッたれてただけではなく (^^;)、前車までの一貫思想で直巻バネのネジ式車高調より、純正形状のいわゆるダウンサスと、それにマッチしたショックのほうが偉いと思っており、でもご時世からかアフター品は車高調が全盛で、元からアタシの望む組み合わせはマツスピくらいしかなかったが、それも既に販売終了されており、そもそも次に欲しいと思える足回りの存在を知らず、買い替えられなかった。

実際そう言うだけあって…とくにスタビと剛性バーを付けてから以降は、じつに気持ちいいオンザレール感覚で、10年も飽きずに転がす楽しみを味わえてるのは、ロータリーの吹け上がる快感以上に、この感覚があってのものだと思ってる。

いずれ、同様のバネ＋ショックのキットも、知る限り2銘柄ほど存在に気付き、次はそのドチラにしようかと思ってたが、帰省した際にエイトを買った地元ディーラーに立ち寄ったところ、嬉しそうにカタログを差し出されたのが、この製品。

カタログで謳ってる開発思想や、載ってる写真の限りは完全な直巻じゃなく、ダウンサスに近いテーパー状のバネに見えたのが、車高調は拒否気味なアタシでも充分に惹かれるモノがあり…その後の車検で、思えばアタシは初のネジ式車高調への、交換を決意したもの。

ただ実際に商品を見ると写真は車種が違ったからか、見た目は一般的な直巻バネっぽく、交換後も当初はRのきつめなカーブで前荷重をかけて曲がると、横滑り防止装置が働いたり、いまいちピタッとトレースできない感じだったりで、でも乗り心地だけは一丁前にゴツゴツして、正直「やっちまった」かなと…

車高調って先入観が強かったきらいもあるが、しかし操作の不安定感や乗り心地には、前回車検でも調整されたトーインの影響もあったので、どこまでがモノの影響か計り知れない部分もあったけど…
信頼してアライメントを任せてた店が、テスター故障で長らく調整できない不運を乗り越え、やっとアライメントを取り直したら思った以上に豹変し、一転とても使いやすい足に！

あまりハードではないレベルで拘った味付けとの事で、乗り心地もよく接地感もバツグン！
ここに至るまで、何度か「やっぱ車高調だから…」と酷評の日記を載せてたのが、申し訳ない (^^;)

ただ反面…それまでのマツスピより、目に見えてアドバンテージを感じるのは、自分の望む車高にできる事くらいで、走っての違いは誤差程度。
しいて言えば限界は高めな気はするが、マツスピのほうが懐は深かった感覚も。

車種での違いもあるかもしれないが、やはり基本的にはダウンサス以上のハードなバネを使う必要があるとか、よっぽど低めの車高に拘るとか、直巻バネの明確な目的を望むのでなければ、純正形状バネとそれに合ったショックの組み合わせは、少なくともアタシのようにエイトの接地性を生かしながら、適度なロールでタイヤを押し付ける感覚で曲がるのが好きな身には、改めて大きな価値があると認識する事にも。

むしろ「車高調のくせに」、そんな感覚を出せる貴島specはサスガ！と、残念ながら車高調そのものに対する認識までは、変わらなかったか (^^;)

【あとがき】
ちっと推奨値よりは更に下げて走ってたが(^^;)、エイトを手放す直前に推奨値まで上げたら、がぜん乗りやすくなった！
ただ、その姿はダウンサスよりも、さらに高めで…

本音を言えば、やはり最初のマツスピキットに比べると、値段は高いくせに乗り味は劣ってたという結論に、至らざるを得ないのが正直なところ。

関連情報URL：https://minkara.carview.co.jp/userid/16012/blog/28413862/