みもみんのブログ一覧

「？？なんかヘンだぞ」
今から数年前の夏の夜、ガレージに物を取りに行って何か違和感がありました。
恐る恐る懐中電灯で暗い車内を覗くとポタリ、ポタリと滴る液体と鼻につくニオイ！
信じたくないので思わず二度見。落下する液体の下はキラキラと妖艶な輝きを放ち
床に溜まっています。怪現象のほうがマシだと思いましたがダッシュボード下にある
燃料コックとガソリンタンクを繋ぐジョイント部分が緩んでガソリンが漏れています。
それなら締めれば解決と思いスパナで締めますが収まらず。むしろチョロチョロ漏れるほど
悪化し焦る状況に！

大先輩のバスタブさんに半ベソで電話で状況を伝えるとタンク内のガソリンを抜いてから
じゃないと締めることはできないと教えてもらいました。どうすればいいか教えて
もらったおかけで落ち着きを取り戻しお礼を言って電話を切ります。

さてガソリンを抜いたものをどうするべきか困りました。
タンク内にはまだ30リットルは入っているし携行缶も持っておらず、買いに行くにも
ホームセンターは閉まっている時間。
仕方がないのでバケツを総動員しても足らず工具を入れているプラの道具箱も利用することに。
さらにタンクから抜くにもキュポキュポ(名前知らない)は持ってなかったので燃料コック
から漏れるのをバケツで受けていっぱいになったら車外で移し替える作戦にしました。
バケツがいっぱいになるまで目を離すわけにいかず見張ってましたがこういう時は
目が冴えて全く眠くなりません。

ガレージの隅にガソリン満タンのバケツを並べていると思い出すことがありました。
昔プラモデルで作った空母大鳳です。大戦時に最新鋭空母と期待されながら
潜水艦の魚雷一発が命中し少しずつ艦内のガソリンが気化し充満、何かの拍子に
引火爆発しあっけなく沈没してしまった悲劇の空母・・・・。
爆発する大鳳と今いるガレージ(正確には自宅も)のイメージが重なりビビります。
でもやらなければならない。そこで気化するのを抑えるためゴミ袋とガムテでフタをしておきました。
どうにか全部抜き終わったので燃料コックを外してガスケットに異常はないか確認後
向きに注意し慎重に取り付け。
祈るようにタンクにガソリンを注ぎ漏れがないか確認。じっと見てますが大丈夫です。

そのあとも寝ないでちょくちょく確認しましたが漏れませんでした。この時の気持ちは今でも
忘れられないな！
朝日が昇ってようやく長い夜が終わりました。ガソリンの匂いを嗅ぐといつもこの夏の夜
を思い出します。

オイル漏れも怖いですがガソリン漏れもこわ～いです。

土曜夜はBS日テレのおぎやはぎの愛車遍歴を楽しみにしています。クルマ好きなら観ている
人も多いのではないでしょうか。
前回は俳優の羽場裕一さんでした。予告ではそんなにクルマは好きじゃないと言ってた
ので期待してなかったのですがなんと自身と同じ1961年生まれのビートルカブリオレ
を十数年持ち続けているんだとか。
パっと見たところオルタネーターに変更しているのはわかりましたがオリジナル重視だそう。
前にフォグランプ、ダッシュパメルに一輪挿しがあったりしていい味だしていました。
うーん素晴らしい。こんなの見ると356乗りたい気持ちになってつい天気予報を見ると
日曜日は涼しいという。もうこれは乗るしかないよねと正当化したのは言うまでもないです。
この番組を観る→乗りたくなる→日曜日に乗っちゃう。そういうパターンが多いんです。(^^;)

朝になって番組を思い出してユニクロで買ったコラボTシャツのビートル(オーバルウインドウ！)
を着て足早に356の元へ。
日差しはきついけど湿度が低く窓全開で走れば爽やか。夏もこのぐらいならエアコンなしでも平気
かな。いやエアコンないのに慣れすぎているのか。どちらにしても乗ってる間は幸せなのは
間違いはないのです。

どこかでビートルと出会わないかと期待したけどかなわず。最近は見かけないカブトムシ達。
生息数減っているのかな。タイプ2のほうが見る機会多いような。

12時前にガレージに帰還し点検するとキャブの汚れが気になりました。
まずは左右の茶筒のようなエアクリーナーをガボッと外して


パーツクリーナーを吹きかけてふき取ります。奥は直接見えないし蚊
の襲撃のため手前だけにしました。スッキリ綺麗になって完了！


キャブはグレードによってベンチュリーとジェット類が違います。たしか。
現在ベンチュリーは違うものが付いてます。やはり本来の物に替えると
違いはわかるのか、どうなのか。一年に一回思い出してそのままになって
います。たくさんあるいつか元に戻したいリストの一つです。

最後にバッテリーを充電して次回の出動に備えます。
まだ暑い日が続くので来月までおあずけになりそうです。