ホイールをパウダーコート（粉体塗装）してもらおう

今回、パウダーコート屋さんにホイールを持ち込んで塗ってもらいました。
パウダーコート、すなわち粉体塗装は静電気の力で色のついた粉体を密着させ、200℃の炉で焼き付けて完成させます。
ガードレールやフェンス、シャッターなど粉体塗装は身近に使われています。

特徴は、飛び石などの衝撃に強い。好きな色サンプルから選ぶ。紫外線に強い。

注意点は色の調合が出来ない、炉の熱に耐えられる素材である事、炉に入らない大物は扱えない

というところでしょうか。
特にバイク、自転車関係の方に人気の塗装方法で、施工例でホイールやフレームの色チェンジをよく見かけます。

私は板金塗装屋さんに断られたので、パウダーコートにする事にしました。
足付とかの手間暇に合わないようです。

塗装を剥がしたあとにサンドブラストを吹きます。
ここから選んだ色を塗っていくわけですが、今回私がやりたいBBS純正品の白に近い色、このチョイスが非常に難しい。
ブルーホワイトパールなんていうニッチな色のせいもあるけど、何せホンモノのBBS白ホイールを見た事がない。

私の利用したパウダーコート屋さんは、アメリカの塗料メーカーを取り扱っていました。
webサイトから選んでほしいという事でしたが、このプリズマティック　パウダーズはとにかく色が豊富にあるのが特徴です。
粉体塗装は調色が出来ないので、豊富に色が選べるのは良い事なのですが、200色を超える白色の数、画面越の質感と英語表記をみて選択するという判断が非常に難しい。
サイトの自動翻訳やサンプルを使って、説明と画像を見比べます。

最初にこの、アークティックホワイトというのを注文しました。
なんとなく想像と色味が近いし、あまり悩んでも仕方ないのでファーストインプレッションで決めました。

しかし、届いたこの塗料は「縮れ」の出るもので、模様がある塗料でした。
塗料自体に模様があるという事を知りませんでした。
ホイールに塗るには用途が違うので、やり直しさせてもらいました。

ここら辺は調合できる通常の塗装の方がいいですね。

いくつかの候補を絞り込み、最終的に選んだのがクールパールという塗料です。

「クールパールは、クールなパールメタリックです。」なんて説明は参考になりません。
ホイール塗装の見本があったのと、パールの艶有であることから選びました。

パウダーコート屋さんからサンプルを見せてもらいました。
サンプルを郵送して下さるという話でしたが、写真と社長の感想を聞いてそのまま塗ってもらうようにしました。

既に下地まで終わっているので、塗り始めると速かった。

ビフォーアフターです。
今回、RG-Rはワンピースだったので全体を白く塗ってもらいました。
ツーピースだったらリム回りのダイヤカット残したかな？
ダイヤカット部分は人によって残すかどうか変わってくると思います。

白いホイールはソリッド系が多いようです。
RAYS系のダッシュホワイトなんかがそうですね。
ブルーぽいパールが入っているようですが、本当にブルーホワイトパールへ近づけたのか？分かりません(笑)

内も外も全部塗ってもらって1本22,000円でした。
パールが入っている事を考えても、通常のホイール塗装よりも割安でした。
ビフォーアフターを見ても大分イメージ変わりますし、ホイール塗装剥げで買い替えを考えている方にもおすすめです。

青色はさらに種類が豊富です。
キャンディブルーとかもありますが、ここらへんは他の下地色も必要となるようです。
価格は変わるかもしれませんね。

https://www.prismaticpowders.com/shop/powder-coating-colors?color=pris_blue