タービンブローで物語は終了

297,000km走ったSKYACTIV-D2.2エンジンですが、中央道笛吹IC付近でタービンブローを起こしました。ゴツンと何か落下物を拾って車体に当たったような音と衝撃があった後、みるみるうちに車速が落ち、アクセルを踏んでも加速しない。マフラーからは後方視界を失うほどの白煙を吐き、車内も臭くなってきた。
路肩を走り、笛吹ICで降りて広い駐車場を探してラーメン山岡家の駐車場に入る。ここで力尽きました。レッカーを依頼して引き取ってもらい、自分は石和温泉から電車で帰宅。後日いつものディーラーに入庫。

インテークを外して見たところ、タービンから大量の油が漏れてタービン軸は回らない状態でした。漏れた油は吸排気にまわってしまい、DPFとターボチャージャーの交換、バラして吸排気の清掃、パッキン、工賃合わせて60万円の見積となりました。純正オイルを5,000km毎に交換するだけでしたが、よくぞここまで走ったと思います。設計ミスの多いエンジンですが頑張りましたね。優秀です。

無念ではございますが今後の事も考え、空色のカモメ号はここまでにいたします。断腸の思いであります。11年で297,000km走りました。世間一般の寿命を大幅に超える距離。地球を7周以上、家から広島本社工場を177往復できる距離です。俺の未熟な運転をカバーしながら良く頑張ってくれました。偉いぞカモメ号。そして今までたくさんの思い出をありがとう。

応援してくださった諸先輩方に感謝申し上げます。

さて、次の車ですが手配しました。急な乗り換えではありましたが色々考えて選びました。また納車されましたらご報告いたします。今後もみんカラでお世話になります。

冒険の終わりから始まる物語へ…
空色のカモメ号は天高く飛んでいきます