zahren GAIA β-530 5W-30
使用開始日:2021.6.30
ODO:58508km~
ザーレンのモニターキャンペーンに当選し、指定の特約店を訪ねて交換した。
ザーレンのオイルは、カー用品店等での小売はされていないとのこと。
これまで試す機会はなく、製品を実際に目にしたこともなかった。
“ザーレン”の名称自体は、スポンサーをしていた国内レースの観戦を通じて
約30年前から知っていたので、初めてのオイル使用体験ができたことを嬉しく思っている。
【プログレの指定エンジンオイル】
GF-JCG10(2.5L前期型)の指定粘度は、
5W-20,5W-30,10W-30。
これまでは、主に 5W-30のトヨタ純正オイルを Dにて定期交換してきた。
ザーレンのラインアップの中で 5W-30が設定されているのは、
「ガンマ」と「ベータ」の2種。
【ザーレン・ガイアのラインナップ】
ααアルファαα 0W-20,0W-30,5W-40
εεイプシロンεε 0W-16,0W-20,0W-30
ΓΓガンマΓΓ 0W-20,5W-30,5W-40,15W-50
ββベータββ ✔5W-30,5W-40
ΖζゼータζΖ 0W-40,10W-50
⊿ΔデルタΔ⊿ (ディーゼル車用) 5W-30,10W-30×3,15W-40
http://www.zahren.co.jp/oil/lineup.html
今回充填してもらったのは、NewZHVI合成油「ベータ」(β-530)。
メーカーHPの説明には、“欧州車向け” “ディーゼル車兼用”とある。
具体的なイメージが湧かず、作業店で話を聞いたところ、
軽自動車にも向いているとのこと。
(ますますわからなくなった^^;)
【β-530 インプレッション】
ベータβ-530へのオイル交換作業が完了し、帰路についた。
渋滞気味の一般道でゴーストップを繰り返すも、変化は感じ取れず。
そこで、高回転域まで引っ張ってみたところ、
5000回転あたりから上の領域で 滑らかさが明確に体感できた。
これは、過去いくつかの他銘柄ハイグレードオイルを試した際には得られなかった感覚。
全域で向上するスムーズネスを “高回転域において より体感しやすい”と解釈するほうが適当かもしれない。
プログレが搭載する直列6気筒1JZ-GEは、エモーショナルな味わいが身上のエンジンだと思っている。
そのエンジンから 近年のV型6気筒のようなモーターライクな回転フィールが伝わってきたのは、一寸した驚きだった。
同時に、モニターレポートに報告したい内容が早くも出来、嬉しく思った。
そして、もうひとつ。
作業店スタッフが「軽自動車にも向いている」と言っていた、その真意がわかったような気がした。
MT/AT車であれば高回転域の連続稼動、CVT車であれば低回転域の維持、
負荷が大きく掛かるであろう小排気量エンジンにも
このオイルの持つ特性が活きるのではないかと想像し、合点がいったのだ。
初回走行では 特性を把握すべく敢えて上まで回したが、
ふだんは 慢性的に渋滞する都市部の走行が主で、高回転域はあまり使わない。
1JZ-GEはそれなりのトルクがある2.5Lエンジンなので、3000回転程度でも事足りてしまう。
では 余裕あるトルクで巡航できる大排気量車には向かない特性かというと そうではなく、
シチュエーションによって 存分に恩恵を享受できると思う。
例えば、高速道路の走行時。
100~120km/hの速度域になれば 少しの加減速でもタコメーターの針は跳ね上がるから、
アクセルペダルを深く踏み込まずとも このオイルの際立つスムーズさを容易に体感できる。
本線への合流時の加速、走行車線から追越車線に移っての加速、延々と続く登坂路での踏み増し…
モアパワーを即時に欲するシーンにおいては、胸のすくフィールで応えてくれた。
優れた加速性能は、公道走行においては 時としてネガティブにも捉えられるが、
その頼もしさを いざという時のマージンと考えれば 安全運転にも寄与できると考えている。
【燃費について】
巡航時の瞬間燃費・走行燃費をOBDⅡ通信経由で表示させて
リアルタイムでにらめっこしてみたが、目に見えるほどの変化は確認できなかった。
自分の場合、長いスパンでのアベレージを把握できておらず、
比較に適した 同条件走行による基準データを持っていない。
タイヤ空気圧変化等の外的要因を省いて微増微減の報告をするには
もう少し時間がほしいというのが正直なところ。
何となく感じたのは、走らせ方の違いによる振れ幅(落ち込み)の少なさ。
アクセル開度と燃料噴射量がリンクするならば可笑しな話かもしれないが、
交通の流れを乱さないメリハリあるアクセルワークで操った結果が
トントンなら実質燃費向上、そんなふうに好意的に捉えている。
【総評】
エンジンの潜在能力を余すことなく引き出してくれる。
性能の余裕が増すと気持ちにも余裕が生まれ、運転する事が今まで以上に楽しくなる。
粘度はいつもどおりの5W-30、エンジン保護の面でも安心して使える。
ザーレンオイルβ-530からは、そんな頼もしい印象を受けた。
【モニターキャンペーンに対する感想】
1990年代には、新車一週間無料モニターのような企画が 当たり前のようにあった。
当時 自分も大いに利用したが、昨今は 時代の趨勢か めっきり減ってしまった。
そんな中、このような機会を与えてくれたザーレン・コーポレーションには感謝している。
富士スピードウェイで、鮮やかなカラーリングで疾走する
「トライデント767ザーレン」をバックに写真を撮ったのは、1992年の春。
Aコーナーに迫ってくるマツダ767Bのブレーキング時のブリッピング音が
今でも耳に残っている。
(当時 サントリーコーナーと呼ばれたAコーナーは、
その後レイアウトが変更され コカコーラコーナーと呼ばれている)
あれから29年が経った今年の春に、
エンジンオイルを愛車で体感するという形で ザーレンとの再会ができた。
使用体験は勿論のこと、ザーレンについて深く知るきっかけにもなり、とても有意義だった。
今後、機会があれば、エンジンオイルのみならず
ギヤオイルやATFも試してみたいと思う。
【プ君のエンジンオイル交換履歴】 (★はフィルターも交換)
2007.05.26 22274km キャッスルSM 5W-30 TTC八王子 ★
2007.08.25 24210km キャッスルSM 5W-30 D
2008.01.27 25057km キャッスルSM 5W-30 D ★
2008.07.27 26277km キャッスルSM 5W-30 D
2009.03.16 28620km YH.y(旧オートテック)
2009.08.30 30428km キャッスルSM 5W-30 D ★DJ
2010.06.20 34538km キャッスルSM 5W-30 D(ネッツトヨタ多摩) ★DJ
2011.01.23 37515km Mobil1 RP 0W-40 D ★トヨタ純正90915-20003
2012.02.05 42730km キャッスルSN/CF 5W-30 D
2012.09.28 43045km Mobil RP 0W-40 YH.y ★PIAA-Z2M
2013.10.05 45882km キャッスルSN 5W-30 D(ネッツトヨタ多摩) ★DJ
2014.02.02 47075km キャッスルSN 5W-30 D
2015.03.16 48115km Havoline SN 5W-30 YH.w ★PIAA Z2-M ※エンジンシャンプー
2016.01.26 49724km SUNOCO airy 5W-20 4L + Havoline 5W-30 1.2L 上抜き YH.y
2018.01.29 52772km キャッスルSN 5W-30 D ★DJ V91110103
2019.02.13 55158km キャッスルSN 5W-30 D
2020.02.07 56698km SUNOCO airy 5W-20 4L + Castrol GTX 1.2~1.3L D
2021.06.30 58508km zahren β-530 5W-30 ※今回
2021.07.30 58686km ※フィルター交換のみ ★DJ D(ネッツトヨタ多摩)
※0.2Lお漏らしするも、レベルゲージは まだFより上
【動画コーナー】
オイルの中の球が落ちる速さで、粘度の違いがわかる。
左から、0W-16,0W-20,0W-30,5W-30
https://youtu.be/GHuVuQ43gcI
全然動かないんだけど… (あっ!💦)
___________________________________
https://youtu.be/TutZ73bGsks
___________________________________
【エンジンオイル粘度の話】
0W-20は、従来の5Wや10Wより粘度が低い。高年式車に多く使われている。
0W-16は、さらに粘度が低い。燃費コンシャスな車種に採用され始めている。
どちらも、近年の車種の一部エンジンにしか対応しない。
内部クリアランスの大きい旧車に使うと、エンジンを傷めてしまう可能性がある。
(クラシックカー向けには20W-60なんていう高粘度の物もある)
低温(寒冷地)・常温(始動時)・高温(走行時)、
さらには、同じ粘度表記であっても メーカーや銘柄によって
(A社10W-30よりB社5W-30のほうが全域でかたいとか)特性の違いがあるようなので
一概には言えないが、指定の粘度のものを使っておいたほうが無難は無難。
プログレには、モービル1とハボリンでは指定範囲外の0W-40を入れたけど、
0W-20はやめといたほうが良さそうだねぇ。0W-16ともなると危険しか感じない^^;
高温側が同じ30なら、うちのプログレやクラウンにも
5W-30じゃなくて 0W-30でいけるんじゃないかと思うんだけど、
常温でも はっきり差がわかるぐらい球の落ちる速さが違うんだよね。
一方で、かたいとすぐにいき渡らないから逆に良くない的な意見もあって、
車種・エンジンは色々 使われ方も色々、
オイル交換サイクル同様 正解はひとつじゃないのかもしれない。
★☆ zahren GAIA BETA β-530 ☆★
ザーレンガイアシリーズ ベータ B-530
ガソリン車・ディーゼル車兼用
5W-30 C3 SN/CF
合成油 NewZHVI
クリーンディーゼルにも使える最新欧州車用オイル
ザーレン・コーポレーション(株)
大阪市北区南森町1-4-19サウスホレストビル
http://www.zahren.co.jp/
https://youtu.be/ZmnRzb3fMog
-
店舗到着時走行キロ
58508km
-
1JZ-GE VVT-i
ザーレンβ530充填済み
-
店舗にあった看板
-
キャンペーン告知
レースで見た車両は左上のピンク色マツダ767。静岡マツダ中心のプライベーター参戦。
-
当選通知書
-
230号車 Trident767ZAHREN Mazda
JSPC富士1000km
1992.5.4
-
ベータシリーズ
β-530が 今回入れたオイル。
画像出典:ザーレン・コーポレーション
-
ガンマシリーズ
画像出典:ザーレン・コーポレーション
-
ザーレンエンジンオイルのラインアップ
画像出典:ザーレン・コーポレーション
-
レポート提出時に戴いた記念品
キーホルダーとステッカー
-
ザーレンとの再会に乾杯!🍻
関連する記事
タグ
関連コンテンツ( 5W-30 の関連コンテンツ )
おすすめアイテム
[PR]Yahoo!オークション
[PR]Yahoo!ショッピング
類似商品と比較する
関連レビューピックアップ
関連リンク