変速プーリーのチェックとキックギア

ベアリング交換をしたと思ったら、実は変速する部分も不具合が発生していた。
ゴリゴリと異音がするのに無理して走らせてしまったので、どうにかなってしまったようです。それに気付いたのは夜遅くになってからなので、次の日一日だけはスムーズに変速しないバイクで出勤するしかなかった。発進時に中々スピードが乗らず、足で道路を蹴って加速させるほどで最高速は50㎞。これでも20㎞のスピード違反ですね。

仕事が終わって帰宅後にまたケースをばらしてみると、変速プーリーのローラーが正規の位置からずれていて、
ヘンなところに挟まっていました。無理させて負担がかかったのでしょう。クラッチのリターンスプリングも、片方の
ツメが折れて外れていました。

ローラーをセットし直して、スプリングは手持ちの新品に交換。さあ、これで直ったぞ！！エンジンをかけてみると・・・・・

ガラガラガラガラ・・・・・・










また開ける事になりました。キックでエンジンをかける場合、ケース裏側にセットされたギアとクランクシャフト先端のドグ
ギアが噛み合う事で回転力が伝わる。キックペダルから足を離せばその噛み合いは外れますが、それが僅かに接触
した状態でした。シャフトの前後位置を決定するリングがなくなっていたのが原因。

適当なリングをはめれば済む事ですが、ここでまた失敗しました。
キックペダルシャフトにセットされたリターンスプリングが外れてしまったのです。知恵はないが力仕事はまかせろ的な、
「ガッツ石松型」リターンスプリング。これのテンションが固いったらありゃしない。それに引っ掛けるツメの片方が短くて、
いいところまで持っていけても反対側が外れてしまう。セットし直すのに一苦労です。

一苦労、二苦労、三苦労している内に深夜になってしまいました。どうせ明日は休みだし、ここで一旦切り上げた。





手が真っ黒け。いつものように洗濯洗剤で洗いました。


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次の日。急用が出来て、どうしてもバイクで移動しなければいけなくなりました。朝８時ぐらいから昨日の続きです。

力任せのガッツに力で対抗しても勝ち目は無いので知恵で勝負。スプリングのツメをインシュロックで固定して、
何とかセットする事が出来ました。なくなっていた固定リングも代わりの物をはめて、やっと修理完了です。


しばらく走らせてみると、ギアオイルが噴出し用の穴？？から噴出してタイヤサイドにベットリ付いている事が発覚。
バンクさせると気持ちよく滑り、非常に危険です。粘度の高すぎるギアオイルを入れたのが原因？？