パンク修理と小細工

ガソリンスタンドでエアーを補充していて気が付きました。ジワジワと空気が減るのはこのせいだった。
直ぐに抜けきったりはしないので、圧を高めに入れてそのまま半日乗って、涼しくなった夕方から修理です。
押さえると空気の抜ける音がする。
















これはタッカーの針ですね。穴が二つ開いています。
















修理に使うのはこちら。二年ほど前に使ったキットの残りであと二回分ある。
















穴をリーマで広げる。二つ開いた穴をグリグリして無理やり繋げてやれば、一つ詰めるだけで済みます。
















穴を調整したら押込む道具で詰め物を入れる。
















押し込んでおいて引き抜けば、道具だけ抜けて詰め物は残ります。
この修理キットの詰め物は、原チャリのパンクを直すのにはちょっともったいない物。
















出ている部分をカットします。3ミリ残して切るように指示があり、前の時は3.37ミリ残しました。
















前より短めに3.32ミリ残した。私には分かる。この僅かな差が走らせている時の大きな違いになるのです。
















ウチにはコンプレッサーがない。ホイールごと近所のガソリンスタンドまで持って行き、空気を入れさせてもらう。
帰る時にスタンドのおじさんが言った。「空気を入れたから来る時よりも重くなったでしょ？」もちろん。私には分かる。
















帰ってきてバイクにはめたら完成です。ついでにちょっと小細工をする。
















前に見つけて見て見ぬふりをしていた不具合箇所がある。
















ランププレートにあるスプラインが綺麗に無くなっていて、ただの丸い穴になっていた。
代わりに無くなりかけているのをはめておいたんですが、相手の方にもダメージがある。
















相手はクランクシャフトです。これを交換するとなると大変なのでそのままにしておいたんですが、
ワッシャを入れて、削れてなくなっているところにランププレートのスプラインが行かないようにした。

なんというやっつけ仕事！！こんな事をしたら変速タイミングが高速側に移ってしまうでないの。
分かっているんですがこうするしかないんです。トホホ・・・・・













なにかしらの修理をした後、どこも改善されていないのに調子が良くなったと感じる。いじったんだ、なおったんだ、
という気のせいです。当然今回も調子が良くて、加速が良くなり最高速が伸びて変速も滑らか。私には分かる。