VOL.2 キーシリンダー(ドア)の修理
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
外したプッシュボタン(外筒)の中筒貫通部分をかしめているEリングを外します。きれいにうまくはずすと2回くらいは再使用ができるので、慎重に作業します。かなりきつく、固いです
2
変形させずにうまくとれました。(後から同寸規格品を保有していたことが判明)。まあメッキ付の純正品だから大事に使おうと決意しました。
3
鍵を差し込んで内筒を抜いて見ると・・・・・
指でスラッジをぬぐって、ディスク・タンブラーを確認すると、6本のディスク・タンブラーの内、右端の2本が光っている(一度交換してる?それとも内壁をかじったか?)。左から2つめは埋没しているし?(ということは裏側が飛び出し、内壁をかじっている)
かなりダメージを受けています。
助手席のキーシリンダは普通「未盗掘」のはずですが・・・
4
指でディスク・タンブラーを押さえたまま鍵を抜いて、指を離すとディスク・タンブラーが浮き出ました。汚い、すごいスラッジです。これではスラッジがディスク・タンブラーの動きも悪くするし、タンブラー・スプリングにも挟まって、スプリングストロークを少なくして、タンブラー噛みを起こしています。キーシリンダーは油脂注油厳禁なのに、まるでグリースの様です
5
外筒内壁にはディスク・タンブラーのエッジが噛んだ跡がくっきりラインになっています。内壁もベトベト状態です。
6
王冠もメッキが一部はがれ、段がついています。他車キーの王冠を流用しようにも、キーウェイ(鍵穴形状)が一般的な長方形になってしまうのはいやなので、このまま使うしかありません。以前持っていた部品取りパーツの王冠は運転席側修理の際、移植したので手持ちはありません。慎重に叩いて平面化することにしました。
7
この油脂とスラッジでは完全洗浄のために王冠ははずす以外ありません。このあと、ブレーキクリーナーで各パーツを徹底的に洗浄。油脂を完全に除去しました。
8
内筒先端は円柱に四角い突起がついており、使用しているとこの四角い突起がすり減ってきます。擦り減ると噛みあいが悪くなり、結果としてキーシリンダを回転した時のドアロックノブの作動ストロークが少なくなります。(完全摩耗だと作動せず)やはり摩耗していました。画像はGM8300を使用して肉盛り加工した様子です。利用頻度の低い助手席側はふつう摩耗していません。私がオーナーになる前にたぶん運転席側と助手席のキーシリンダを入れ替えていたようです。
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