ROTARY OF FAMEの愛車 [
マツダ コスモ]
VOL.3 エアクリーナーケース破断修理
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合体が完了した部分をしげしげと眺める。
筒胴部分を2重化に加工した為、厚みが大幅に増加。一方90度カラー部の厚みは接着した相手の板厚とあわせても筒胴部分の厚みより薄い。もともとこの90度曲げ部には応力が集中する部分です。
このように厚み差がつくとこの部分の応力集中はさらに増すことになります。応力分散させるためにフィレット加工することにしました。接着前にやっておくべきでしたが、寒いしめんどくさいからパスしていました、が、うまく合体できたのでやっぱりやりたくなりました。(エアクリーナーケース使用としての耐強度はもう十分確保できているのですが・・)
フィレット加工は二輪、特に自転車のパイプフレーム溶接の耐破断力アップ、応力分散加工として有名です。ノーサスの自転車はフレームで直接衝撃を吸収していますので、高級自転車ほどきれいにフィレット加工されて強度アップされているのがよくわかります。
はるか昔の小学校時代、用務員室用のリヤカーに大勢乗って遊び、パイプフレーム溶接部を破断させ、怒られた記憶があります。確かあの時見た、破断した溶接部は以前に用務員さんが一度修理したらしく溶接ビートのてんこ肉盛り状態でした。
再びハチサンを練って、肉盛り。パテやシーラーのたぐいもそうですけれど、この手の物は、硬化させていく途中に「指押し最適硬度」のタイミングが存在する。
早すぎると「やけどの水泡」をピシヤッと破る感触だし、ちょうどいいと粘度の硬度になると(足裏の水泡の豆程度)指で成形しやすい。
では最適粘度の硬度になってから盛り付ければいいかというと今度は金属面との初期接着が弱くなる。柔らかい状態で、ある程度肉厚のある盛り付けをするのは結構難しい。ちょっとずつ盛り付けようとするとヘラなり指を離すときに一緒にくっついて剥がれて穴が開いてしまう。豪快に採ってソフトクリームのように置いていく方がこういう形状の物にはいいようです。
- 1:合体が完了した部分をしげ ...
- 2:外は寒くなったので今回は ...
- 3:このままではキャブ接合面 ...
- 4:造形としては完成。さび止 ...
- 5:成形加工時に練った「ハチ ...
- 6:半渇きの段階でマスキング ...
- 7:作業は完了しましたが、実 ...
- 8:光の当たる部分の色より明 ...
カテゴリ : エンジン廻り > 吸気系 >
その他
目的 | 修理・故障・メンテナンス |
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作業 | DIY |
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難易度 | ★★★ |
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作業時間 | 12時間以内 |
作業日 : 2015年03月08日
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