晴レ人のブログ一覧

Ｔ－１０００
ターミネーター２に登場する液体金属殺人マシーンです。
その不気味な無表情の顔は、同時期に出現したミハエル・シューマッハと重なって強烈な印象が残っています。
特に二世でボンボンイメージのあるデイモン・ヒルを追い込んで仕留めるのを見ると、まさにターミネーターの世界を思わせました。勝利を重ねてさらに無敵になって、色々問題にもなっていく彼に恐怖を感じましたが、次第にアゴのシャープさも丸くなり、切れも無くなって来たのでしょうか、ついに引退を口にしました。ブリアトーレが「八百長だ」発言してしまうほど、引退をチャンピオンで締めくくろうと感じられるのは、シューマッハらしいと言うのでしょうか。
'９１年Ｆ３０００菅生、シューマッハ初コース、初Ｆ３０００で２位。その時の写真は曇りのない目をしている２２歳でした。

週末金曜日の夜、世間は夜な夜な繁華街に繰り出している時間ですが、最近はそんな生活とは縁がない健康的な私です。
９時過ぎに残業で遅くなった妻を駅まで迎えに出ました。駅まではクルマで約１０分の距離です。
家の裏の団地を抜けた裏道で前方に赤色灯を振る人影６人、飲酒運転の検問です。徐行して停まってもすぐには指示もなく、こちらから窓を開けて「なんですか」と尋ねてから、「お酒の検問です息を・・」とお決まりのパターンなので、無言で息を吐いたら「飲んでいませんよね」で終わりです。
さて妻を拾って再び検問場所へ、１５分前と同じ事を同じ警官に行って通り過ぎました。
最近の飲酒運転事故報道の影響もあってか、普段は年末などに集中的にやっていたような場所で６人もいての検問です、しかし動いているのは若い警官で他は立っているだけでした。それにこの場所はもうほとんど帰宅間近で、繁華街からここまで飲酒運転してきたとしたら、ここで捕まえても安全な交通を確保出来ない訳です。飲み屋街周辺の路上駐車や駐車場から出て来た時点で検問してこそ交通の安全を確保できるのでは。本当に安全を考えた取締りなのか疑問です。
やはり酒は美酒として景気よく撒くにかぎります。

９４年のパリ・サロンに登場したこのクルマは中身がウィリアムズＦＷ１４という過激なミニバンでした。
当時の記事によると、０→２００km/ｈは６．３秒、車重1,100kg、最高速度３００km/ｈ、となっています。
このクルマは、マトラとルノーの協力10周年記念企画として出発したもので、背景はマトラが最初のヨーロッパ製ミニバンとしてエスパスを開発し、販売をルノーが受けたとの事です。記念企画としてマトラのレース魂が発揮された結果がエスパスＦ１です。しかし一方、デビューしたてのホンダオデッセイが走れるミニバンのコンセプトを打ち出した事に、元祖はこちらとばかりに過激なミニバンで牽制したとみられています。

フォード傘下であったアストンマーチンが売却される事になったと言う報道がありました。ブランド戦略で苦戦しているどこかのメーカーが欲しがるのではと思ってしまいます。
アストンなどという超高級車には全く縁がなく、走る姿を見掛けた時にはありがたく拝ませてもらっていますが、その昔一度だけ間近で遭遇した経験がありました。それは貧乏レース活動をしている頃、富士スピードウェイ前のガレージを借りてクルマを保管していた頃の事です。毎週のように通ってはクルマをいじっていました。天気のいい日にはガレージ前の路肩で作業したりしました。ガレージにはフレッシュマンレース車両が２０台位所狭しと入っていて外でないと作業できなかったからです。ある日薄暗いガレージの一番奥にクルマが入ってしまっていて、何台も他車を移動させてやっとの思いでクルマにたどり着いたのですが、その奥にシートを被ったちょっと大きめのクルマがありました。以前から何かあるなとは思っていたのですが、何年も動いていないらしいそのクルマの埃を被ったシートをめくってみると、なんとアストンマーチンでした。
薄暗さと埃で全体をはっきり見ることはできませんが、深い緑色のＶ８クーペのようでした。
なんでこんな所で眠っているのかと思いましたが、当時は高級車よりもレースカーに夢中であまり興味を示しませんでした。
その後どうなったのか、今になって思い出すと気になります。