【コチラの内容の他、
2014年7月9日にジャダーについてのまとめを掲載しました ので、ご覧いただけたら幸いです】
年末に3回目のジャダーで悩んでいることを書いた が、ジャダーに対する処置が1回目<2回目<<<3回目と、対策をとる箇所を多くしてもなおしつこくジャダーが出ている。
なんで?
とにかくウチの車の本当のジャダーの大元はいったいどこなのかを探るため、
親方 &jrとで出来るだけ検証してみた。
注:今回は文が非常に長いです(俺の備忘録にしておきたいので失礼)
それと、文がうまく纏まらず読みづらいかもしれませぬ!
まず最初に…
前輪のアライメントの「トー」の状態を簡易的に調べてみる(アライメントの詳細は
こちら )。
このときは前側が外に2ミリほど開き後ろ側がすぼまっていたので、これを前側を3ミリくらいすぼめて後ろ側を開く(トー・イン)にして、ジャダーの出方に変化があるか試走してみた。
結果
現状と変わらず、ジャダーの出方が弱いとか酷くなったとかについて変化を感じとることが出来なかった。
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2番目は…
親方の愛車「
じむにーのJA11号 」に装着しているタイヤ&ホイール「GOODYEAR:225/60R/16&ホイール:7JJ16-14 バランスはウチのタイヤよりもしっかり調整されている」をお借りしてどすこい号のスタッドレスと履き替える。
そして試走し、なにか変化があるか試してみた。
結果
ここで変化を期待したけど、タイヤが幅広になったのであまり道のよくないところを走行すると轍にとられる傾向はあるものの、ジャダーの出方があまり変わらなかった!
ここで一つはっきり言えることは、複数のタイヤを交換してもジャダーが出る。
バランス取りしてあるタイヤならマイナスオフセットも純正プラスオフセットも、タイヤの種類も関係ない。
つまりタイヤ&ホイールは、きちんとバランス取りしてあればジャダーに対してほぼ「シロ」だということが分かった。
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3番目は…
半年前から先月までに交換等を行ったところの目視チェック。
ネジの締め忘れやバネの状態を検査するが緩みなどはなく、最近交換したブッシュの効果か「ガッチリ」していて、ジャッキで上げてハンドパワーでホーシングの片側を上げたり下げたりするのもしんどいくらいくらいで、リンクのアームやブッシュ、バネ&ショックに問題点は見当たらず、ここでウチのタイヤ(純正ホイール&スタッドレス)に戻す。
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4番目は…
ここまでやってみてもジャダーの原因が「ここか?」というのが判断できず、とりあえずここでキングピンに「シム増し」してみることにした。
とはいってもウチの車、6年位前に起きた「2回目のジャダー」対策時、ナックル上側のキングピンに既にシム増ししてあるので、今回は下側にあるキングピン(左右)にシム増しを施す。
そして親方が左側、俺が右側のキングピンの取り付けネジを外したら、左右とも少量だが水が出てきた!?
親方曰く「結露の水分としてなら考えられなくもないが…なんだろ?」
ナックルOHしてから水の中走ったか聞かれるが、今は公道以外走ってないし洪水の中もない、覚えがあるとすれば日常によくある水溜りくらいしかない。
なんて会話しながらナックル周りを観察すると、まだ張りのあるナックルシールの最下部から水滴が出ていて、そして毎日のように走行しているこの車のナックルが、油脂(グリース)のスジかと思ったら実は錆びだった。
ここで出てきた推測
車の初期から中期にかけては飛んだり跳ねたりもアリの乱暴な扱い方、現在はプラス多走行の理由で、キングピンベアリングとハブベアリングで押さえ込むようにして荷重がかかるナックルが変形(金属疲労)してしまい、ナックルの「遊び」が規定値以上に広がってしまい、新しいナックルシールを付けても隙間が埋まらず、雨天走行くらいでも中に水が侵入しているのではないかという推測がでてきた。
とりあえずナックル下側のシム増し処置
半年前ナックルOH(キングピンベアリング&ハブベアリング交換)してあるから、グリースに劣化は見当たらないしベアリングの玉の欠片もない。
これで変化があるか試走する。
今度は思いっきり期待してみた!
……
凄く穏やかになってくれた、がしかし、ジャダーをゼロにすることは出来なかった。
全てのキングピンにシム増し後のジャダー(
youtube )
VIDEO
参考:処置前のジャダー(年末に撮った)
VIDEO
もうやり尽くした感じなので、
トー調整して、調査終了。
これでほぼ脳内にウチの車のジャダーの結論が出た。
ノーマルから初めてのバネ&ショック(車高up)とタイヤ&ホイール(大径化)交換してしばらくしてから発生した「1回目のジャダー」の原因は、バネとタイヤ大径化によって車高が上がり、その分足回りの色んな部分に負担がかかって、キングピンやハブベアリングの荷重増加と、クロカン走行による飛んだり跳ねたりで、メーカーが想定している以上の荷重を瞬間的にかける(マシン化している車だと、飛び跳ねて着地したとたんホーシングが曲がる、あるいは亀裂が入ったりして鬼キャン状態になり、最悪ホーシング毎交換が極端な例)、または渡河などナックル部に泥水が侵入してグリースがダメになった状態で走行しているうち油切れになってしまい、ベアリングにガタが出始め、そこに車の荷重がかかって「玉」が耐えられなくなりダメになる(これは当時原因として知っていた)と、今度はナックルが暴れだしてベアリングの当たる所を中心に痩せ始め、キングピンの精度も狂いが出てくるのではないかと。
で、ウチの車の1回目のジャダー処置はキングピンベアリングとステダンくらいで済んだと推測。
2回目のジャダー発生時は、車高upしてから5~6年が経ち、車高も馴染んでいたのだが、走行距離が多くなった分、ベアリングは当然ナックルも距離が嵩んだ分継続して荷重負担していたわけで、1回目のジャダーの処置と同じだけではナックルとベアリングの遊びが大きくなってジャダーを処置しきれず、更に遊びの穴埋めをするべく上側だけ「シム増し」したらジャダーがピタッと収まった。
そして3回目の今、2回目のジャダー対策のシム増し状態で30万キロ以上も距離を走った分、ベアリング+シムに押さえつけられてところを中心にナックルが変形し、下側にシム増ししても完全に遊びの隙間を埋めきれず、それがジャダーとして現れてきていて、隙間が出来た分水分も入りやすくなっているのではないかと確信した。(自論であってプロの目だと違うところもあるかもだが…教えて~って、だったらいい加減乗り換えれば解決なんて言われるな、きっと)
となれば、完全にジャダーを100パーセント止めるには、
ナックル周りのリセット、すなわちホーシング丸ごと交換しか手がないということか(汗
しかしまだ「キャスター角補正」もやってないし、マジでホーシングの予算組んだら今年はもう…なので(?)、ここはとりあえずジャダーゼロは諦め、ジャダーは出ているが「出ている感覚を誤魔化す」というか「大元で止められないなら、違うところでブレの規制をかける」方向にしたい。
くるまには持病がある♪ジャダーがある♪そして希望がある~
という訳で、、、
ジャダーをなんとかしてみる
から
ジャダーがあるから判らなくしてしまう
それでも残存ジャダーが出たら
ハンドパワーでなんとかする!
ムリだけど(汗