デフケース交換・リングギア加工・ＬＳＤ組込

Rデフを降ろしバラしてみると大きさが違う為に
日本向仕様のクアトロのデフに収まらなかった
ＱｕａｉｆｅのＬＳＤはデフケースを違う車種ものと
交換する事で、ギアを数ミリ削る事が出来れば
なんとか収まりそうに。

しかし、焼入の強硬度で固定のし難いリングギアを１００分の１ミリ単位で熱を入れずに研磨してくれるデフ・ミッション屋に鉄工所などを数か月間、探して回ったが見つからずに困っていると、
地元にある小さな個人工作所を海外ラリーに参戦してる友人が紹介してくれ、なんとか切削加工する事が出来た。

切削して肉厚が薄くなった分の強度を補う為に
ＡＴＳのＷＰＣ処理に出した。

ＡＴＳ　テンパーショット
■　トランスミッションをはじめ駆動系各部品の
疲労強度を大幅に高めることが出来ます。

　　－　特徴　－
● 従来の表面改質処理（マイクロショット）に比べて10倍以上深くまで（400μ）硬化層をつくる為に、
従来の技術では考えられないくらい飛躍的な強度
アップが可能です。
この処理は、自動車メーカーはもとよりＦ１チームにも不可欠な技術として認知されています。
● 硬化層が深く、外圧・陥没などによる硬化層の破壊が起き難く、過酷な使用条件下でも高い強度を安定的に維持します。
● 表面に出来るディンプル（半球状のクボミ）に
より潤滑作用がアップ。また、ディンプルで表面積が増加して冷却効果もアップします。
● 強度的に弱い箇所だけを狙って強化することが可能です。このため応力集中を緩和させることができます。

http://www.a-t-s.co.jp/20temper_shot/index_temp.html

かな～り怖いくらいに軽量化？されているｗ



ＡＴだし、４駆なので大丈夫だ～！

って、自分で思い込んでいるｗ

左上　ヘリカルＬＳＤ　　　　



右　ファイナルリングギア　　



中下　純正オープンデフ

ダイヤルゲージでバックラッシュを測り、光明丹で当たりをチェックして組込。

お願いした通りピッタリの厚み
流石、日本の中小工作所のおやっさん！

気になるバックラッシュや唸り鳴きは無い♪

ギヤオイル　ＯＢＥＲＯＮ

Ｆ８０８　ＳＹＮＴＨＥＴＩＣ　ＳＡＥ７５Ｗ１４０
ＳＰＬ　ＢＬＥＮＤ

F808は粘着・付着性に優れているため金属表面を確実に覆い、あらゆる条件下でバック・ラッシュを抑えて、より静かな運転が可能になる。　
この付着力は非常に強く、ハイポイドギヤのワイピング作用でも取れない強靭なＯＩＬをベースに
ＬＳＤ使用も考えた特殊ブレンド。


http://www.oberonlube.com/Auto_Home.htm