ネバネバ解消

R34前期(GT-R除く)のコンソールやパワーウィンドウスイッチ周辺に施されていた起毛調塗装は、すぐ剥げるわ、水拭きすりゃ雑巾の繊維が残るわ、経年でネバネバするわで、最悪でした。

納車10周年記念事業の一環として、起毛調塗装を全て剥がし、染めＱで塗装してみました。

まず行ったのはコンソール回りですが、シフトの回りはシフトノブを回して外したあと、灰皿の奥にあるビスを外して、手前を上に持ち上げます。シガーライターの配線はコネクタのロックを押しながら外します。

3連メーターやオーディオ周りのパネルを外すには、エアコンの吹出口を画像のようにウエスをかましたマイナスドライバーを突っ込み、てこの原理で外します。

ちなみに、この画像は納車から1年経ってない99年に撮影しているので、まだネバネバしていません。苦笑

手始めにシフトとオーディオ回りをシルバーで塗装しましたが、エタノールでキレイにしたあとは、染めＱクリーナー(トルエン)で脱脂をして、そのまま塗装しました。

材質はABSですが、灰皿だけはPFと表記があるので、ひょっとしたらPPやPC用の染めＱプライマーを塗布してからの方が良いかもしれません。確かに灰皿の裏側はノリが悪かったです。

PWスイッチ周辺は、運転席のは後ろ側を持ち上げるような感じ、それ以外はドアの内張りを剥し、裏側からメタルクリップを押してPWスイッチAssyを外します。

その後、内張りからスイッチ周辺のパネルを外しますが・・・気をつけててもツメを割りま・・・した。汗

PWスイッチAssyを内張りから外したら、スイッチとネバネバの部品を分離し、パネルと共にネバネバを剥します。

ネバネバを剥す時はこんな感じで、乾かしたウェットティッシュ(使い古しでもOK(笑))にエタノールをたっぷり染み込ませ、数分置いたのちそのウェットティッシュで塗装を拭うような感じです。

塗り方ですが、普通の吹付け塗装のイメージからしたら、かなり適当でも大丈夫です。笑

が、一気に塗ると厳しいのは一緒なので、軽く何度かに分けて、多方向から吹くようにすればOKです。

30分位乾燥させてから、PWスイッチをAssy状態に戻します。

運転席にPWスイッチを戻したところ。ネバネバしないって素晴らしい！笑

センターコンソール。3連メーターとエアコン吹き出し口の枠はポリカーボネイト(PCと表記あり)なので、染めＱプライマーを吹いてから色付けしました。

エアコンパネルもバラして同色で染め、ついでにLED化してみました。

今回掛かった費用
消毒用エタノールIP：\600
染めＱ(2色,プライマー,クリーナー)：約\7000
LED化(秋月電子での部品購入代)：\500

R34後期やGT-R用の内装を新品で取ると数万円行ってしまうので、DIY好きな方は染めＱで遊んで、余ったお金は別のことに使うほうが有意義かもしれません。笑