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イイね!
2016年04月19日

作り方の違い

作り方の違い








効果は一緒でも捉え方や考え方で出来上がるものは違う、というお話。
例えばこのメンバーカラーなんかはそう。
先駆者で有名なのはキャンディ山口さんですね、動画や記録を見ての判断しかできないんですが車の作りこみ方や走らせ方はすごいですね。
といっても私個人はキャンディさんと関わりを持ったこともありませんし、ましてやシロワッパーを手に取ったことも使ったこともありません。

先に言っておくとシロワッパーを真似したわけじゃないですよ、元々リジカラを入れようかどうしようか悩んでて、写真で判断する限りあの形状じゃあ効果は得られないだろうと判断したまでです。
あと、仕事で切削や加工をやってる身としては値段が合わないというのがネック。
まあ出してるのが企業なので妥当な値段でしょう、でもあれ本当に内製なの?


逸れましたが、実際得られる効果はシロワッパーと同じです。
作る時の考え方の違いが最終的な形状になるだけなんですが
まず第一に持ってきたのが「取り外しがしやすいこと」

いくら精度をきちんとしてもバラしたり外す場合に無駄な手間を極力かけたくない、つける時も同じく簡単に装着できることが大前提。
いくら効果があっていいモノでも取り外すために物品の破壊を伴ったりタップを立てて引き抜くというのもちょっと違うかなと。

そこで第二に「じゃあツバ(フランジ)をつけよう」ということになり、第三に「じゃあ全長も合わせてツライチになるようにするのがいいよね」と。

当然設計図を持っているわけではないですし、メーカーにくれと言ってもくれるものでもないので実寸を計るしかないのですが鋳物やプレスの塊なので単純にストレートな形状ではないんです。
寸法を見るのにチマチマと百分のいくつずつ削っていって始点と終点の間を5ポイントくらいに分けて見立てを付けて最終的に3次元計測器で勾配を確認。
そこから先は最終的にターゲット寸法に対してどれくらいの余裕を持たせるか、になります。

圧入という方法で取り付けるのは楽で簡単なのですが、「取り外しに無駄な手間や費用がかかる」ようではお話になりません。
ていうか自分で使うんだからなお余計なことはしたくありませんね。
なので仮定として「10mm動くとしてそれが1mmになれば確実に効果が見える」のなら「じゃあそれを0.1mmにしたらなお良いよね」という単純思考。
で、取り付ける実車の状態が一律ではないので最終的にもうちょっと詰めたのですが。
どれくらいにしたかはヒミツ、というか手抜きで2~3/100のばらつきがあるんで恥ずかしいんです。


で、

欲しいのはレビューではなくフィードバック

うんカッコつけてごめんレビューも少しは欲しいです ^p^

これを売って儲けようなんて微塵も思ってないし、儲かるもんでもないです。
気になって使ってもらって喜んでもらえればそれだけでいいんです
ただ、欲しいのがフィードバックという点
とりあえず手っ取り早く効果が得られるであろう形状を優先して設計して作り上げたので、本来作り上げようとした形状とは違います。
そしてそれをやると今の倍の値段になるからやめたんですが・・・安いほうがええやん?
実際今のも儲け全くないんやで、むしろマイナス・・・

使う人によってはいまいちと感じることもあるでしょうし、イイヨコレ!といってくれた方もいます。
これでいいと思って作っても他の人の視点や考え方ではまた違った意見もあるでしょう、そういうのが欲しいし聞きたいな、と。
まあ所詮メーカーではない素人の作ったものですからそこまで贅沢はいえないですがw
単純にもっといいものにできるならそうしたいだけです。

あと断っておくとキャンディさんをディスったりしてるわけではないので勘違いしないでね
画面の向こうからでの判断しかつけれないけどシロワッパーは当然いいものだし先駆者であるという点は揺るぎがないです、私は所詮二番煎じですから。
リジカラも別に悪いものではないだろうけど、ぶっちゃけあの値段なら同じ値段でもっともっといいものが作れるのでスプーンはそのようにしてください。

というチラシの裏でした。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2016/04/19 02:11:28

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この記事へのコメント

2016年4月25日 1:31
はじめまして。
シロワッパーで検索してコチラの記事に辿り着きました^^;

ボクは常々、こうしたモノに正解は無いと思ってまして人それぞれ色んなアプローチがあって良いと思うし、必然的にそうなっていくものだと思っています。
※そうして全体的に進化・深化していければより良いものが生まれていくと思います。

シロワッパーは元々外して再使用するのを想定していませんでした。
試作段階での着脱は都度ハメたシロワッパーを壊して外していました。
※純正のメンバーブッシュが交換不可の部品なんでソコに埋め殺すという思想です。

また、元々自分と周りの仲間が使う分だけ、自分で旋盤を回して作っていました。
ところが主催する走行会等で沢山の注文を頂き、数を纏めれば外注でより精度の高い物が量産出来るという事で量産するようになりました。
ただ、毎回それが完売できるほど広いマーケットではないのでヤフオクで捌くようになりました。

そうなると顔も知らない、話した事もないユーザーさんにも使われることになり…
その中で「再使用したいがどうすれば取り外せるか?」という問合せが来ました。
「取り外しは想定していません、どうしても外すなら…タップでも立ててプーラーを使ってください」…と相成ったわけです。

ボクはシロワッパーの真価はピッタリとすき間なく装着されることによりガタ付なくリジット化されることだと思っています(またガタ付かないことでPOM材の利点と弱点をカバーできると思っています)。決して作り手の利便性を優先させたわけではありません。

ツバを付ける形状も試作段階では数パターン試しましたが、POM材だとツバ割れてしまう事があったので(あと上下の逃げを作っておかないとマウントボルトのネジがナメル現象が出たため:十数万キロ走行のサーキットアタック車両だったのでシロワッパだけが原因か判りませんが…)ツバ無しの形状となりました。


モヤシ定食さんの着脱の利便性、金属加工による耐久性には目から鱗です。
また非常に高い加工技術も感服致しました。

ボクはマーチ乗りの一線から退いた身ですし、すっかり忘れちゃってる事も多々あると思いますが、最近はK12マーチでK11を凌駕したい!更にはもっと高いレベルで速いマシンを創りたい!と夢見ています、差し出がましく恐縮ですがマーチ乗りの末席からナニかお手伝い出来ることもあるかもしれません。

言い訳がましく長文失礼致しましたm(_'_)m
コメントへの返答
2016年4月27日 23:28
はじめまして、そしてこんな辺境へようこそ?

物事に正解はない、十人十色という言葉があるようにそのとおりだと思います。
キャンディさんのシロワッパーの作り方とその思想は正解のひとつだと思いますし、間違いでもないと思います。
自分がサーキットアタック用に車を作るとしたらほぼ間違いなくリジッドにしていたと思います。

それとはまた別の考え方をしてまして、取り外しということにターゲットを絞った結果これらをつけたことによる効果よりもそれに関わる費用を真っ先に考えてしまったんですね。
というのは、工具です。
キャンディさんがシロワッパーを流通させ問い合わせをもらったと言うことにも通ずるのですが、例えば私たちが普段何気なく使っているドリルやタップ、ベアリングプーラーといったものは速水もこみちのMOCO'Sキッチンよろしく普通のご家庭にはあまりないものだと思うんです。
ここ10年ほどで色んなものの流通形態が変わり、ふた昔ほど前とは価格なども様変わりしたとはいえ電動ドライバーを始めとして工具を揃えていくとそれなりにお金がかかるものです。
たとえそれがプロ仕様の物ではないホームセンター流通品であったとしても一気に買うとそれなりに出費になると思います。
これを機に買い揃えるといった方もいらっしゃるかもしれません、ショップなどにお任せするからかまわない、という方もいると思います。

それらを踏まえた結果、せっかく作るならできる限りツールレスを目標にそこから得られる最大限の効果を狙って作ってみようかなと。
まあ実際はそううまくはいかないのですが、それはそれで今後の楽しみとして。


試作でツバワレをおこした、ということですが推測・憶測での話しかできないので悩んだんですが
その形状でも圧入させていたことが割れの要因のひとつだったんじゃないでしょうか
ツバの部分の厚みは本体側に比べてどうしても薄くなってしまいますし、ストレスがそこに逃げたのではないのかと。
材質の特性上、金属に比べて樹脂は塑性変形が大きく出ますし伸びたり縮んだりも苦手な素材でもありますよね。
なのでもしかしたらその線もあるのかなと。
ただまあ、コーナーにあんな突っ込みされたらどこかに目に見えてストレスが現れても仕方ないと思いますw
あの飛び込み方はそうそうできるもんじゃありませんよ、野生のプロかな?とか思いましたし。

ツバ割れに関してはこっちのもいずれ起こりうる事だと思います。
取り外しを念頭に置いてはいるものの、少しでも面圧を大きく稼げるようにとした意図もありますし。
そうなったらなったでシロワッパーがあの形になったように形状変更と試作を繰り返していくだけかなとも思ってます。


>マーチ乗りの一線から退いた身ですし
たとえ一線退いたとしてもあれだけの内容を公開してくれてるというのは、キャンディさん自身にとっても現在マーチを楽しんでいる方々にはものすごい大きなものだと思います。

思いがけず長文・乱文になってしまい申し訳ないのですが、ジャンル問わず今も昔もクルマは相変わらず面白いということでどうでしょうかw
2016年4月28日 0:13
最近ヤフオクでバンパースポイラー売り払ったんですが、引き取りに来た方は2つ隣の駅にお住まいとかのご近所さんで物凄いハデなマーチにお乗りだったんです。
その方が「シロワッパー使ってます!」とか仰っていたんで、もしかしてみんカラやってる人かなー?と検索したらコチラに辿り着いたという訳です^^;

ええと、参考なればと思いリプライします。
私のクルマに取り付けた試作1号はツバ無しの(現在の形状と同じ)モノでした、これは私の加工技術の稚拙さも手伝い、圧入しなくても手で押し込めば差し込める程度の物でした。
取付直後からサーキット走行までも非常に手応えを感じられ、間違ってなかった!と確信したものです。
しかし、装着時は内側シャフトと同じ高さまでしか差し込んでいないのにサーキットを数回走るとシロワッパーが奥にのめり込んでしまうんです。
奥のゴムも少し裂けてしまうくらいでした、そこで試作2号はツバ付きで奥まで入っていかないようにしました。しかしツバは1回のサーキット走行で割れてしまい、シロワッパの下部側面(ツバのすぐ上)が削れていました。
それでチョットでもすき間があると走行中の微振動で上方向に押し込まれていくんだと思いました。
※私の使っていたメンバーそのものも結構サビが出ていたんですが、試作1・2号ともサビを落とさないで差し込める程度の寸法で作っていました。

その後に作ったモノはツバ付きを含めて外周の精度を高め、プラハンで軽打しないと入らない位キツクしました。今のところその仕様で奥まで入っていくこともありませんし、引き抜いた物の側面も(抜き差しする時の縦傷は出来てしまいますが)削れてガタつくという事もなくなりました。

どうしても軽量なPOM材を使いたいという気持ち(タイムアタッカーの心情として…というのはタテマエでホントは大量に素材を仕入れてしまった為^^;)が先行していましたので兎に角内外寸法を突き詰めて隙間をなくせば動かなくなるという事だけしか考えていませんでしたね…。

私が想像するに、材質かと。
私も実物を拝見したことがないんですが、からくりはうすさんが商品化されてるヤツはツバ付きですね。
からくりさんのは確かアルミ製だったと思います、アルミ製なら割れないんだろうナーなんて当時色々想像してました。ご参考までに。
コメントへの返答
2016年4月29日 23:51
あー、なるほど
初期は食らい込んで行ったんですね、もしかしてストレート形状です?
あと考えられるのはPOMでも種類ありますしその辺も関係してそうですね
アルミも良し悪しですしねえ、70系60系だと割れるだろうし無難に50系か20系でとなると今度は延びやすいしで…ジュラはちょっとたかつくのと表面処理入れないと、でコストがw
その他の構造材も中々折り合いが付かないです
そういう風に色々考えるとやっぱり樹脂がベターかなと思います
コスト無視でいくならPOMスーパーか66ナイロン試してみたいんですけども。
ちなみに重量を考慮しないなら耐久性とコスト含めてSUS303がベターだと思います
2016年4月30日 9:30
はい、ストレート形状です。
テーパー形状だと線接触になりますよね。
そもそも着脱性をまったく考慮していませんので、最大限面接触、いや接触面をどれだけ増やせるかがリジット化に意味を持たせる事だと思っています。
特にシロワッパーに於いては自分のクルマで少しでもダイレクト感を向上させる「サーキットで速く走らせるため」の部品として制作していました、公道でシッカリ感が出るというのは副産物でしかありません。
着脱性はモヤシ定食さんのブログを拝見するまで考えた事も無かったので、何に重きを置くか?それに対してどういうアプローチがあるか?というのは違ってきて当り前ですしソレに対して異論も反論もありません。

材質に関しても同じです。着脱性を求めたモノとリジット性を目的としたモノであれば材料に違った要素を求めるのも極当然の事と思います。
コメントへの返答
2016年5月5日 23:44
テーパーにしたのは相手がテーパーにしたっていうのもありますが、まず一番奥とツバで位置決め、奥に食らい込んでいかないようにテーパーで受けるダブル構造です。
私は機械構造から入るのでどうしてもストレスを極力避けるというコンセプトがありますね。
でもこうやってお話できるのは色々勉強になりますしありがたいことです。

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何シテル?   10/25 09:31
見に来ても得られるものはないぞ?

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