2008年12月07日
現在開催されているWRC第15戦(最終戦)ウェールズラリーことラリーグレードブリテン(以下GB)でシトロエンのセバスチャン・ローブが
最終SSでフォードのラトバラをかわして1位フィニッシュをしました。
これによりローブは今期WRC15戦中11勝と自らの年間最多勝利数10から11へと記録を更新。
それと同時にローブは現在のWRCイベントの中で唯一このGBだけ勝っていませんでしたがこの勝利により全イベント制覇も成し遂げ
シトロエンのマニファクチャラータイトルも獲得しました。
さて・・・今回のGBは気温が氷点下という状況の中競技が進められました。
RJ同様GBもスタジアムの使用の関係で1週間遅らせた結果、RJと同じように雪に悩まされました。
危ないと判断された場所ではSSキャンセルや短縮という処置はされましたが
真夏の気温40度以上(路面温度60度以上)の場所を走るのとジャパンやGBのように気温0度(路面凍結状態)を走るトコがまるっきり同じタイヤを使わなければならないという事が一番危険だと思います。
RJでフランソワ・デュバルがコースオフしてコドライバーのピバド選手の大怪我もありました。
GBではスバルのクリス・アトキンソンも大クラッシュしてマシンは大破しましたが
クリスとコドラのプレボの両名は特にケガも無く、念の為病院で検査を受ける程度で済みました。
これらのクラッシュを見て思うのは明らかにタイヤのグリップ不足。
コントロールタイヤを使うのは仕方ないとしてもそこに安全性が無ければ意味が無いと思います。
昨年まではタイヤをカットしてその路面にあわせた状態にする事が出来ました。
今年はそれが出来なくなりましたがパンクの危険性を伴う覚悟の上でカットしても良いぐらいにして欲しい。
そうでなければWRCは本来の迫力という魅力が失われると思います。
ある意味今のWRCは転機に来ているのかもしれない。
新WRカー規定も早いところはっきりして欲しい。出なければ一番困惑するのがメーカーだと言う事を理解して欲しい。
個人的にはこのままではWRCも魅力のないモータースポーツのひとつになってしまうかも知れないと思います。
Posted at 2008/12/07 22:02:31 | |
トラックバック(0) | 日記