お友達
のやまけん@北摂さんが停車中に二重衝突され、現在愛車は入院中。
まぁ事故の元なんて道走ってたらそこら中にゴロゴロしてるし、
今回のように追突されて「イテテ…」なんてのはまだ可愛い方で、
交通弱者を轢いたりした日には遺族(殺すなYO!)からはボロクソに言われるわ、
反対にブチ込んでこられても、人の常識や日本語が通じない奴は… 揉めるね。 ( ̄▽ ̄;
さて、私の経験上事故の後始末についてまとめてみましょう。
今回は停止している所に間にタクシーを挟んでブチ込んできた訳だから
過失割合は100:0になり、こればっかりは警視総監が首を賭けても覆りません。
車のダメージもさることながら、一番大切なのは我が身の健康。
衝撃は接触時の相対スピードと車両質量に左右されるんだけど、
そこはソレ、ドイツ車だけに安全性は高い。こっちはアウトバーン育ちだ。  ̄ー ̄)ニヤリッ
しかし衝突となると普段はかからない大きなモーメントが発生するので、
鞭打ちだとかピラーその他に頭ぶつけたとかはありがちな事象なので
速やかに病院へ行って診断書を貰ってくるのが最善の策。
私の場合は後ろから「何しとんねーんっ!!」って感じでどつかれた程度なので
それなりに衝撃はあったものの至って元気。ヽ(^ー^)ノ
向こうの保険屋に「人身にはしませんから」って告げると
サンバでも踊りそうな雰囲気で(比喩表現)「ありがとうございます!」と。
まぁ人身ともなれば補償に示談、治療費はいいとしても欠勤のフォローまで要る。
そんな訳で保険会社は「常識の範囲で全て交換してください」との大盤振る舞いだった。
ダンパーは逝ってなかったので、バンパー(塗装込み)とマフラーだけで済んだのだが、
Dラーメカ曰く「最悪エンジンマウントまで飛ぶ時があるんですよ」と。 (・ω・ノ)ノ
BMWのエキゾーストはエキマニ以降綺麗にテールエンドまで伸びている。
故に追突されると衝撃がダイレクトにエンジンまで伝わってしまうらしい。
幸い大事には至らなかったのだが、バンパーとマフラーで50万逝った。 ( ̄▽ ̄;
そして修理中代車を出してくれる事になったのだが、ここでDラーH氏がゴネる。
保険会社はマークⅡくらいで手を打つつもりだったらしいのだが、
「あなた方はクラウンの台車に軽を出すつもりですか?」と言ったかどうかは不明だが、
『最低限BMWにしてください』ということで決着したとか。
しかしBMWのレンタカーなんて草々持ってるとは思えない。というのは杞憂で、
どの会社も最低1台は確保しているそーな。
しかして日額13,000円。それを3週間ということだ。 ( ̄▽ ̄;
代車要らんからその分キャッシュにならんかナァ・・・とも思ったのだが、
民事賠償の基本は「現状復旧」と、その間の不便さを解消する為のもの。
つまりは代車を要求する権利はあるけれど、行使するかは被害者次第。
そしてその補償サービスは他のものには変えられないらしい。
まぁそんなこんなで「バリッ」として帰ってきた。
前からの不具合はそのままだったけど・・・ ( ̄▽ ̄;
もう一件は遡る事一年程前。
タイトな山道で挙動不審の車がイキナリバックしてきて鼻面を擦ってくれた。
群馬の山奥の「名水」と呼ばれる水を系の1ボックスにポリタンク山積みにして
ちまちまと汲みに来る貧乏居酒屋だったらしい。
当初しらばっくれていたし、水を汲む方が忙しいとのことで
さっさと山を降りて所轄の警察で事情を説明した。
翌日保険会社のネーチャンから電話があり、メーカと年式だけ訊かれた。
きっと「古いBMWに固執して乗ってる」くらいに思ってたのだろう。
次いでアジャスターから連絡があり、週末伺って現状を拝見したいとのこと。
知ってる人は知っているが、私の外面は鷹揚で善良な一市民である。
かかってくる電話にも素直に対応して日取りも決まったのだが、これが裏目に。
定刻に再度アジャスターから電話があった。すぐ近くまで来ているらしい。
玄関を出て道路の方に目をやればスーツ姿のお兄さん。
しかし態度がおかしい。 (・ ・;
さっきまでは極めて一般的な事務口調だったのに妙にそわそわしている。
「あのぉ… お車って850だったんですね…。」
「はい。訊かれた通りメーカと年式はお伝えしましたが?」
「はぁ・・・」
特別文句を言うでもない。丁寧な対応。にこやかに出迎える私。
彼は『ソノ筋』の人と勘違いしたらしい。 ( ̄▽ ̄;
すぐ間違った認識は解け、割とフレンドリーに話は進んだのだが
向こうのオヤジがどうしても「100:0の事故じゃない」と言い張っているらしい。
ここから先は示談交渉の裏の世界に入るのだが、
善良な一市民としても覚えておいて損は無いと思う。
つまりは接触する可能性が見えた時点で、私にもそれを回避する義務が生じるとのこと。
ホーンを鳴らすとか、回避運動に出るとか、そういう義務があるのだ…と。
多分先の判例でそのようなケースが出ているのだろうから、
もし不服として本裁判(民事訴訟)に持ち込んだとしたとしても
本人が認めない場合絶対に100:0にはならない…と。
ハッタリの可能性もあるが、話的には尤もなので素直にそれを認めた。
そうなると危険を感じて手前で待っていた私がバカみたいぢゃないか。(怒
「分かりました」とアジャスターには伝え、その足でDラーに電話をした。
『思いっきり高い見積もりを出してください』と。  ̄ー ̄)ニヤリッ
鼻面をちょっと擦っただけで、少し部品を交換し塗り直しても精々20万というところだ。
しかし出てきた見積もりは50万近かった。
そして最終的にはそれの90%が私のものであるが、ふと思い付いたので訊いてみた。
「これって、現金で受け取る事はできますかね?」
アジャスターさん曰く、「本来現状復帰の為のお金ですが、
書類上は全て完了していますので、これをどう使おうと貴方の自由です。」と。
但し本来は修理の為に役務として払われるものなので、現金で渡すとなると消費税が付く。
その分を相殺して約95%のお金が私の手元にきた。
ちなみに修理の間貸してくれていたレンタカー(E46/180)は
「日常生活の不便さを補償する為に供与されるもの」であり
「要らないから現金にしてください」ってのはナシだそうだ。
「必要なら出します」というスタンスなので、「要らない」って言えば会社丸儲け。(笑)
\13,000/日のレンタカーを三週間・・・ 色々やれそうだ。 (爆)
これだけの話を進めている間に四方山話も出た。
アジャスターさん曰く、「角を曲がって車を見た瞬間、帰ろうかと思いました」と。
「普通の人ぢゃない≒ソノ筋の人」と一直線で判断し、
専門チーム(謎)に引き継ごうかと思案したらしい。 ( ̄▽ ̄;
まぁソノ筋の人には一般常識は通用しないだろうしねぇ…
他には保険の使い方と交渉の仕方の裏話も沢山聞かせて貰った。
人畜無害の私だし、今回の件でそんなセコい事をするとも思わなかったのだろう。
或る意味嘗められてたのかも知れないが、得る物は大きかったので気にしな~い♪
こういう余計な知恵が付くと碌な人間にはならないものだが、
私の生き方のポリシーとして「ヤッたらヤラれる」というものがある。
「人の弱みに付け込むような事をしていたら、いつかは同じ目に遭う」ということだ。
加えて人はヤッた事は忘れても、ヤラれた事は決して忘れないものだ。
命があって五体満足なら被害者ぶって余計な金を出させるような事はしない方が良い。
ニッコリ笑って「元に戻して下さいね♪」と言えばそれでいいじゃないか。
(ウチの車にそれを求めるのは激しく大変な作業かも知れないが・・・)
「事故成金」なんて言葉もあるが、所詮はあぶく銭。“悪銭身に付かず”
誰でも過失はあるものだし、殊更それを咎めて何の利があろう。
逆に誠意や一般常識の通じない奴にはトコトン法的制裁を加えるのが良いだろう。
道走らせておくだけで多大な迷惑を撒き散らしているに違いないから。 (笑)
マァ最近は謝罪もしない、全て自分が正しいと思いこんでいるような
ブタがハンドルを握ってる事は多々あるけどナ。 (苦笑)