燃料タンク・燃料ポンプ・燃料レベルセンサー交換 ~燃料タンク取付け編~
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
予備の燃料タンクに、燃料ポンプ・レベルセンサー・燃料ホース類の取付けが終わり、車体への取付け準備が整いました。
ということで、これを取付けていきます。
2
っとその前に、まずは燃料タンク固定バンドのブラケットを取付けます。
こちらは運転席側のブラケット。
17452-35F00
ブラケット,フューエルタンク マウンティング リア
を
01121-06681
ボルト(17mm)
で固定します。締付けトルクは28~36N・m。
燃料タンク亀裂によりガソリンが漏れる原因が固定バンドの締付け力によるものなので、それを緩和すべくZ10キューブのリコール対策を参考にブラケットと車体間に2.3mm厚のスペーサーを2枚挿入。これでバンド締付け力を弱くします。ちなみにリコールで使用されたワッシャーの厚みは不明です。
Z10キューブのリコール内容はこちら。
https://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/figure1854.html
これを装着したら、固定バンドを
17429-35F00
ピン
で固定します。写真はないけど、イメージとしてはブラケットの間に固定バンドを挿入し、ブラケットの横穴にピンを入れる感じ。
またこちらも写真はないけど、助手席側の固定バンドの前側取付け部も取付けボルト、
01121-03981
ボルト(17mm)
で固定します。締付けトルクは28~36N・m。
言葉で説明するのが難しいので、詳しい手順は、「燃料タンク・燃料ポンプ・燃料レベルセンサー交換 ~燃料タンク降ろし編~」を参考にして下さい。
3
手順2の固定バンドだけど、運転席側は後ろ側(ブラケット側)を固定、助手席側は前側を固定し、こんな感じで取り付けておきます。
そして燃料タンクをゆっくりとジャッキアップしていきます。
4
ある程度ジャッキアップしていくと、燃料のデリバリーパイプとリターンパイプに、燃料ホースが届くようになるので、
5
それぞれを間違えないように取付け。
デリバリー側ホース
16439-53A00
クランプ
リターン側ホース
01555-00801
クランプ(10mm、ワイヤータイプ)
これらを取付けしたら、
24216-10Y80
ブラケット,フューエル(結束バンド)
で固定します。こちらは長さが長いので、不要な部分はカットします。
6
次にこれらのパイプを固定しているインシュレーター・ブラケットに汎用のクランプ(ヘリテージパーツも製廃)を共締め。
08363-6122G
ボルト(10mm)
7
これにてチェックバルブ側ホースを除く、燃料ホース類の接続が完了したので、燃料タンクを最後までジャッキアップ。
この状態にて、運転席側の固定バンドの前側取付け部も取付けボルト、
01121-03981
ボルト(17mm)
で固定します。締付けトルクは28~36N・m。
8
次に助手席側リアのブラケットを装着するんだけど、こちらはブラケットを先に取り付けた状態で固定バンドを取付けることは困難なので、固定バンドを先にブラケットに取付けた状態で、
08911-6402G
ナット,ヘクサゴン(17mm)
で固定します。締付けトルクは28~36N・m。写真はブラケットのみを先に取付け状態です。
17453-35F00
ブラケット,フューエルタンク マウンティング リア
の取付けにあたっては、こちらも運転席側同様スペーサーを入れておきます。
固定バンドのピンは助手席側と同じ品番です。
9
これにて燃料タンクの取付けは完了です。
10
燃料タンクの取付けが終わったら、チェックバルブにつながるホースを接続。
01558-00401
クランプ
こちらはかなり狭い部分にあり、工具も入りづらかったです。
11
ここからは給油口周りの作業になります。
17240-01U00
グロメット,フィラー
には上下向きがあり、この排水口が付いてるが下向きになります。
12
裏側から押し込んで、きっちりはまったら給油口のチューブをはめます。
13
チューブの取付けが終わったら、チューブを固定。
ただこちらのボルト、FAST上は
01225-00371
ナット
となってて、注文したらやっぱりナットが届きました。もちろんナットじゃ使えないので、元々装着されていたボルトを再使用しました。
14
チューブの固定が終わったら、チューブから燃料タンクへつながるホースのバンドを締付け。こちらはチューブを給油口へはめる際に角度調整が必要なので、緩めておいたものになります。
バンドのボルトは8mmです。
15
ホースバンドの締付けが終わったら、カバーを装着。
76848-51E00
グロメット,スクリュー(上)
63848-01G00
クリップ×2(中・下)
16
あとは燃料タンクの遮熱板の取付け。
ナット(10mm)は再使用しました。
17
最後は燃料ポンプとレベルセンサーのコネクタを取付け。
この状態で一度エンジンをかけ、燃料漏れや燃料ポンプの動作状態に異常がないことを確認しておきました。
18
これらがすべて終わったら、カバーをして作業終了です。
19
エンジン始動後、燃料計の針は7L程残った状態で給油ランプが点灯していました。レベルセンサー交換前は、Eマーク以下で点灯していたので、何かしらの不具合があったのかもしれません。
また、後日ガソリンを満タンにして、レベルセンサーの動作状態や燃料漏れがないことを確認し、これにてすべての作業が完了しました。
現在の走行距離:191355キロ
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
関連整備ピックアップ
関連リンク