国内でも XC40 の試乗結果のレビュー記事や動画がどっと出てきましたね。なんというか、殆ど褒めちぎってる記事や動画ばかりで、きっといい車だからなんでしょうけど、もう少し辛口のコメントも聞いてみたいところです。
前回のエントリで書いた、
autoblog.nl(オランダ) の Wouter Karssen 氏のコメントは辛口部分もあり、
米国版Autoblog編集部員たちのコメント もちょっと辛口で良いです。ただ、後者は19インチタイヤのXC40のようですが、日本で試乗用に提供されているのは、R-Design の初回モデルで 20インチ。 もしかすると、20インチとの組み合わせがやたら良いのかもしれませんね。
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ところで北京のモーターショーでは、XC40 の T5 ツインエンジン(プラグインハイブリッド)がお披露目されているようですね。
記事:
AUTOCAR.co.uk: Volvo XC40 T5 Twin Engine plug-in hybrid revealed
北京ショーにあわせて、ボルボカー本社も、
2025年までに、売り上げの50%を完全電動車にする というリリースを打っています。これは英仏に続いて中国政府も近い将来ガソリン車の生産販売を停止する方針を打ち出している事、また政策としてEV普及を強力に進めており、例えば新築住居にはEV充電設備を設置するか設置するためのスペースを設けることを義務付けてたりとインフラも含めた様々な推進策をとっているので、ボルボもこれに乗っかって普及を進めるという決意表明のようなものかと思います。
まぁ、お金が有って経済がちゃんと回っている国中心でこういう経済的なアクティビティが進んでいくのは致し方ないですが、日本ももう少し頑張って欲しいところです。これは余談でした。
XC40の話に戻すと、T5 ツインエンジンと同時に、そのガソリンエンジン部分相当の T3 エンジン(3気筒1.5L)も公開されているようです。
記事:
autoblog: Volvo XC40 crossover gets new 3-cylinder engine, Inscription trim
公式な諸元は未公開なようですが、記事によって
T5 は 178bhp + モーター 74bhp で合計 247bhp だとか、
T3は 154bhp, T5 は 174bhp + モーター 74bhp で合計 247bhp とか予想されています。
T5 ツインエンジンモデルには、Hybrid, Power, Pure の3つのドライブモードのがあり、Pure にすると電気だけで30マイル(約48km)程走行できるとか。
ボルボは2019年には全ラインナップに電気自動車を導入するという事を表明済みなので、XC40のラインナップもその一環のようです。どこの国のマーケットにどの時期に導入されるかはまだ公表されていないので、日本にいつ導入されるのかは分かりません。
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あと、ボルボの出資元ジーリーも、XC40と同じ CMA プラットーフォームを使ったプラグインハイブリッドのコンセプトカーを展示しているそうです。デザインの好みはあると思いますが、XC40とは兄弟車的な位置づけになるんでしょうね:
Geely Introduces The New Icon Concept And Borui GE Plug-In Hybrid
(このエントリー記載の性能値などは元の記事の予測に基づいたもので、公式なものではないのでご注意ください。)
Posted at 2018/04/29 01:37:37 | |
北京ショー | クルマ