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S660は前後でトレッド幅もタイヤ幅もホイールオフセット（最近はインセットって言うっぽいけど、古い人間には違和感あるのでオフセット使います）も違うので、A1ゲージ的なものでアライメント調整するときは前後差を考慮する必要がある。

具体的には、前後のホイール取付面の位置を計算しなければならない。
以下、計算違ってもこれを信用して不具合あっても知らん。あくまで備忘録です。

まずフロントから
トレッド幅1,300mm　から、左右のオフセット＋45×2＝90ｍｍを足すと、
ホイール取付面間：1,390ｍｍ

お次はリア
トレッド幅1,275mm　から、左右のオフセット＋50×2＝100mmを足すと、
ホイール取付面間：1,375ｍｍ

前後差は1,390ー1,375＝15ｍｍ
片側あたりフロントが7.5ｍｍ外側になっている。

これがS660ユーザーのよく使う値だと思う。


しかし、トレッド幅の定義は、左右のタイヤの「接地面の」中心間の距離。
つまり、S660は標準でフロント0.5度、リア1.5度のネガキャンバーがついているので、その分ホイール中心は内側に入っているはず。
で、前後で角度が違うので、これも考慮しなければいけないはず。

三角関数メンドイので、標準のタイヤ半径と角度をCADで描いて直接測定した。
それぞれ片側に、フロントは約2.5mm、リアは約7.6mmっぽい。
と、いうことは、

フロント
1,390ー2.5×2＝1,385mm

リア
1,375ー7.6×2＝1,359.8mm

1,385ー1,359.8＝25.2ｍｍ
つまりホイール取付面中心は、片側あたりフロントが12.6ｍｍ外側になっている。マジで？

いままで7.5mmで調整してたので、前後ともトーアウト気味に調整してたことになる。
これは早急に再調整せねば。

まあ、そもそも車高下げてるし、そっちの変化もあるだろうから、実測が一番やな。