天変地異？否、天地無用。ウインカー台座

車にはたくさんの部品が使われています。
1つしかないもの
左右で2つあるもの
1箇所にしか使わない特殊なボルト
たくさんの場所に使われているボルト
大半の部品はそれぞれに向きがあります。

ぱっと見気づかなくても意外と隠れたところの部品が取り付け間違いしている事も。
今回はそんなお話です。

フロントウインカーレンズ、スモールにも使われるこのレンズですが実は台座に上下があります。

天面が底面に来る部分、片方には小さな穴が開いているんです。

理由は水抜きの為。

逆さに取付されていると水を抜くどころか水が入ってきてしまい、さらには溜まってしまいます。

長い年月を経て乾燥しても錆の後は残ったまま…

脱着には6mmか7mmのソケットが必要です。
統一されてなかったのでおそらくどこかでありあわせで着けたものだと思われます。
狭い箇所かつ台座から生えたボルトに裏からナット止めなのでセミディープソケットが良いですね。

外して向きを正して取り付けるだけ、と書いてしまえば簡単ですが工具の選択を誤ると大変難儀な作業に…

向きを正すと以下の写真の通りになります。

さて、点灯確認をしたら終わりです。
配線の脱着をしてなくてもこの頃の年式は簡単に接触不良になる「可能性がある」事を考え確認です。
まぁ脱着してないので点かなくなるようなことなんて



ありました。
左ウインカー点滅時に頓珍漢な点滅をします、右が。
というか左右の照度が全然違いましたね、車検通ったってことは平気だったのでしょう。
十中八九バルブ切れですので後日ヘッドランプとバックランプ以外は全交換しましょう。