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先週どうやっても外れなかったシリンダーヘッドですが、知恵を使ってなんとか外しました。
前回エンジン組んだ時に使ったARPのスタッドボルトが仇となりました。ヘッド側のボルト穴がキツキツなのに加え、高トルクで締めるもんだから、ヘッドの穴が更にキツキツになってました。
結局スタッドにW ナット掛けてスタッドを抜きました。
9本はなんとか抜けましたが10本目はWナットが掛けれず、ヘッドを回転させて、ボルトごとブロックから抜き取りました。トータル格闘時間８時間…
ヘッドのボルト穴はアルミがむしれた状態でした。プラハンでシバいてもビクともせん訳です。


引き続き、ブローバイの原因を探ります。
腰下バラしましたが、ピストンリング、ピストン、シリンダーも無事でしたが、４番ピストンにバルブが突いた跡が…ただ、これはブローバイの原因では無さそうです。





次にヘッド周り。バルブバラしているとピストンを突いていたバルブガイドがガバガバになってました。ステムシールもボロボロ…原因はこいつのようです。





今回のブローバイ発生の経緯を推測してみます。
シム脱落時バルブがピストンと干渉→バルブ曲がり→バルブガイド磨耗→バルブシール性低下（シールする時としない時が混在）→燃焼ガスがカム室に流入→ブローバイガス
コンプレッションがあったのは、バルブが真ん中に収まれば、シールするので、理屈は合います。
排気から白煙は出ていなかったのも、ステムシールがなんとか機能していたと考えられます。

原因究明はできましたが、さてどう直しましょう…
ヘッドボルトはスタッドやめた方が良いのかな…スタッドボルト使っている方どうされてますか？