残念な光景

パーツ交換をしたので試運転のため
さいたま市の芝川にかかる橋の上に来ました。


見沼田んぼを流れる芝川は
昭和30年代までは泳げるほど綺麗で、
ウナギも獲れた（父親談）そうです。

元々は見沼田んぼの排水路として、
田んぼの一番低い所を開削したものですが、
周辺の宅地化が進むにつれ、生活排水の流入で汚染されて、一時は人も生き物も寄りつかない悪臭漂う死の川になりました。

下水道の整備が進み、環境保全に対する意識も高くなった今では、
綺麗とまでは言えませんが、野鳥が戻り、釣り人の姿も見かけるようになりました。


スマホなので寄れませんが、
遠くにシラサギがいました。


橋の下を覗くとカワウが羽を休めていました。
でもなんか違和感…


カワウが休んでいたのは
うち捨てられたスクーターでした。


中にはエンジンとフレームだけの
水冷バイクも。



1台や2台じゃありません。
あちこちに…
見えるだけで6台もありました。


バイクの横を大きな鯉がゆったり泳いでいます。

なんだか犯罪の痕跡を見せつけられて、
イヤ〜な気分になりました。
2人がかりでせっせと投げ込む姿が目に浮かびます。

回収料金だけせしめた悪徳業者の仕業なのか？
それとも
盗んだバイクで走り出す、
犯罪をやんちゃと言い換える輩の仕業か？

わかりませんが
生き物と廃棄物のミスマッチな構図は
ちょっとショックです。

どうせガソリンやオイルも構わずそのまんまだろうし。

逃げ得にさせないで引き揚げて車体番号を調べて、
業者に回収させた物か、盗まれたの物なのか追跡調査してほしいものです。
元の持ち主まで辿れば経緯がわかるはずですからね。

どんな界隈にも不逞の輩はいるものですが、
大半の真面目にやっている人たちが報われないのでは困りますね。