GPX125 再組み立て＋内部点検 ③ 組み立て編 その1

組み立て作業に入ります

ケースのベアリング交換からはじめます

ベアリングプーラーを使いベアリングを抜き新しいベアリングを入れました

ベアリングを抜く時も入れる時もヒートガンでケースのベアリング周りをしっかり暖めるとスムーズに作業ができます

入れる時はケースをヒートガンで暖めて冷凍庫でしっかり冷やしたベアリングを置きその上に外した古いベアリングを重ねて置きプラバンで叩くとスコンと簡単に入ります

反対側のベアリングも交換しました

ケースのガスケットの当たる面はオイルストーンで研磨しておきます

ベアリング
・6203型 ×2個 : 96100-62030-00 ×2
・6201型 : 96100-62010-00
・6001型 : 96100-60010-00

せっかくなのでBタイプの社外品のキックスピンドルを組みます

（写真の上）

https://minkara.carview.co.jp/userid/2175156/car/3479431/7508981/note.aspx

キックアーム、カウンターシャフト、シフトアームのオイルシールも交換しました
新しいシールを組む時はラバーグリスを塗布しました

キックアーム : 91202-KFL-841
カウンターシャフト : 91203-GBG-900
シフトアーム : 91208-KB4-671

ミッションの組み間違いが無いかもチェックしてモリブデンオイルを塗布しました

一通りチェックができたらベアリングにオイルをしっかり付けミッションをシフトドラムと一緒にケースに取り付けます

＊スプロケの所のオイルシールが傷つかないようにラバーグリスをたっぷり塗布します

まだキックスピンドルとクランクは組みません

＊シフトドラムの3個のノックピンが向かって右を向くように組み、星型のシフトストッパープレートを取り付け回した時に平らな位置が左側になるようにシフトドラムを組みます

ケースとシフトドラムストッパーとシフトドラムストッパープレートなどとシフトスピンドルアームASSYを仮組みしてメインシャフトを手で反時計回りに回しながらシフトアームを左右に動かして変速するかメインシャフト、カウンターシャフトがスムーズに回るかを確認します

＊シフトスピンドルのオイルシールに傷つき防止にラバーグリスをたっぷり塗布して組みます

変速がうまく出来ていればシフトドラムストッパー、シフトドラムストッパープレート、スピンドルアームASSYを外しケースを開けキックスピンドルとクランクを取り付けます
（元々あったキックスピンドルの横のプレートは外しました）

＊キックスピンドルのフリクションスプリングの取り付け位置確認
＊キックスピンドルのワッシャーを忘れないように

変速が上手くいかない場合はシフトドラム、シフトフォーク、ミッションの組み方を確認します

ガスケット、ノックピンを入れてケースを閉じ起こしてケースのボルトを反対側から締めます

シフトシフトセンサーも位置を合わせて取り付けます
＊シフトセンサーのキャップスクリューは締めすぎるとシフトドラムが動かなくなるので12nで締めて少し戻します

↻締め付けトルク
・ケース12N.m
・シフトセンサー12N,m ＋ネジロック剤