旧車での故障…アンメーターがショートした

アンメーターなんていまどきは目にすることも無くなった。

ある日アンメーター本体がショートした。
気付いたのは車両のヒューズが飛んだからだ。
その系統にアンメーターのショートが関与するとは想像できなかった。
エンジンは掛かるし、エンジンルーム内のメインヒューズ、リレーには何ら異常なし。
アンメーターの動きが変なのに気付き、バッテリー端子を外してからアンメーターを摘出してみると、＋から流れて－方向に流れる端子部分が黒焦げ。間違いなくメーター本体配線取り付け部のショート。絶縁をしっかり行い、応急だが修理を行う。ドンピシャ！この時に偶然持っていた電流計も活躍したわけです。仮に配線やコネクターからどこかに漏電でもしていれば、応急処置だけでは直らなかっただろうから。

やだな～いまどきのクルマはなんでも電気仕掛け。
自動車電気程度の知識だけじゃ歯が立たない事も非常に多くなった。
13年経過車という高い自動車税を払ってでも、13年経過よりも古いクルマに乗り続けたい…なんて思うこの頃。でも現実は、古いクルマほど、電気系統が病に冒されることも多い現実と向き合えなければ、気化器の調整、コンタクトポイントをどうするかとか、ワイヤリングハーネスの引き直しを覚悟できるかなど、実は甘い話しなんて無いのである。それに一度でもインチキ修理や改造のされたクルマは元に戻せないとか、二度と直らない持病を抱えているものも多い。安い中古車なんて見ればよくわかる。ホント万に一つ、ラッキー！でもなければ、安いには安いなりの理由がある。それを差し引いても、いくら生産中止になったからとか人気車だからと言っても、８９年頃から９０年代にかけての国産スポーツ車の中古が高すぎる感が否めない。売るのも買うのも自由だが、自分は外観だけピカピカのクルマは要注意とする。

EGI搭載になって以降、おかしな事をすると、電気系統に異常をきたし、どうにもならなくなって手放されて中古車市場に流れてくる車両もある気がする。例えば全てとは言わないが、競技ベースになるようなモデルで、しかもド・ノーマルなんて状態だったら尚更要注意だ。R３２だとさぁ…とか、スペCだとさぁ…とか、車種固有の傾向がある気がする。とにかく酷使されて、ろくにメンテされてこなかったクルマは、調子だって悪くなるのも当たり前。

あたり前田のクラッカーは今でも健在なのですね！

メーター一つ壊れてもクルマは動かなくなることもある！というお話し。