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イイね!
2018年01月16日

【閑話休題】古い技術書、バイブル本を読み返す

オートバイのチューニングアップ (原 系之助著)

エンジンのチューニングアップ (大山 肇著)

自動車のサスペンション (カヤバ工業(株)編)

スパークプラグの知識と特性  (西尾 兼光著,中原 吉男著)

バルブタイミング (藤沢公男著)

他‥。

全て60年代から80年代の技術書です。

※あと一冊気になっているもの、小関和夫氏(OZハウス)著書が行方不明。

上記の本に書いてある内容は、その時代のレース用エンジンに関するバイブルであります。2018年の今となっては市販車でも80年代当時のレーシングカーを超える技術を当たり前のように搭載しておりますが、先人の苦労の賜物であることは間違いありません。

クルマはもとより、二輪車までも電子制御燃料噴射装置付きが当たり前になり、電気自動車まで実用になりつつあります。またディーゼルエンジン以外で、80年代の頃に誰が直噴エンジンや希薄燃焼などを予測していたでしょうか?直近では日産の可変圧縮比エンジンなるものを発表したのをご存じの方も多い事かと思います。何を知るにも、そのきっかけ、検索(探す行為)をインターネットで出来る時代になったことは、労せずして‥効率的に‥一長一短ありますが随分と便利な時代になったものです。私もネットをするようになって既に24年目になりますが、その間に街の本屋さんが消えていく事は見て知っていたつもりなのに、技術書を出していた出版社の多くも消滅していたことを最近になって知ったなどと たわけたことを申しているのであります。

EGI技術による燃焼制御がもたらしたものは多大な貢献をしていること、それによって排ガス規制をクリアしてきたことは間違いないでしょう。電子スロットルにより、ECU側も点火時期、燃料噴射タイミングと量、カムシャフトの進角遅角(バルブ開閉タイミング)、ノッキング検知等々を緻密に制御して、効率的にガソリンを燃やすシステムは、既に気化器には戻れない時代に完全突入しました。排気ガスが問題化してかなりの年数を経ていますが、名残りではブローバイガス還元装置は今でも健在ですね。日中も霧がかかったような空から、東京の空も随分綺麗になったものです。

閑話休題‥
古い技術本を読み返してみると、自身が最初に買った本がオートバイのチューニングアップ(山海堂 原 系之助氏著書 初版67年)買ったものは重版後のものですが、自分が14歳の年に池袋東武デパートの書籍売り場で今は亡き父の姉に買ってもらった思い出深いものです。ここから運良くも自動車メーカーに進む事が出来て、クルマとかエンジン好きな心は今になっても変わりません。しかし技術がデジタル化しすぎてしまい、トラブルシューティングが世間から薄らいだ感は正直否めません。

言葉は失礼になるかもしれませんが、あらゆるカスタム部品が流通していて、中には原寸大のプラモデルか?と思われるようなものまで装着出来る時代になっております。しかし、そこに安全なくしては存在そのものが罪になろう部品や取付け方法の矛盾が渦巻いている事もこれまた事実なのです。自動車、オートバイ、内燃機関のそれらは、ボルト・ナット、溶接等により締結されているに過ぎません。なぜそこにそのボルトが使われているのか?ホームセンターの安売りユニクロメッキボルトでも規格と直径とピッチさえ合えば使えなくはないわけですが、きちんと意味があってそれぞれに締結方法が定められている事で、安全が確保されているわけです。
近頃は車検さえ通ればOK的な流れも、後整備OKという規制緩和が逆手になって、実は所有者・使用者責任が重くなったことは大きく報道されません。最終的には、ドライバーやライダーの安全運転に対する「心」が大きく関与するものと確信しつつ、
この辺で終わりにしたいと思います。

最後に‥
今普通に搭載されている技術は、80年代の頃から見つめれば、過去のレーシングカー・マシンをも超えている性能と技術、工作精度なのです。
これを良い時代に生き、それに乗ることができることを幸せと思わずに何と言えましょう。

ご安全に!
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Posted at 2018/01/16 18:02:04

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この記事へのコメント

2018年1月16日 21:24
こんばんは。

純正部品でも取り付けには各部品の公差がありますし、強度ひとつ取っても奥深いものだと(私は)思っています。

# ちまたでは強度と剛性をごっちゃに
# されることも多々ありますが。。。

アフターパーツメーカもピンキリですよね。まぁ「商売になる」からアフターパーツメーカなのでしょうけど(>失礼!)。
コメントへの返答
2018年1月16日 21:40
調布市のKAZさん、ご無沙汰しております。

コメントありがとうございました。おっしゃられる通り、純正部品一つを眺めても、実に多くの事を感じる事もございます。

売れればいい!商売としては当たり前だし、低コストにて高い利益を生める人はある意味有能だなぁ‥なんて思う節も正直あります。

BC/BF時代には2018年のモータリゼーションを想像すらできませんでした。刻々時代は変わりゆく中で、これから日本車はどうなっていくのでしょうね。過去を振り返っても‥でもスバルレガシィBC/BFの時代は思い出深い時代でしたね。その頃からもうすぐ30年です‥自身も歳をくっていることをつい忘れ ハッとする事も多くなった次第です。^^;

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