さー今日は走り写真の撮り方の講座です。
先ずこのデルプラドの表紙に使われた私の撮ったデイトナクーペの写真をじっくり見て下さい。
どうですか、中々迫力のある写真でしょう。
これ程、動きのある写真は何と1/30のシャッタースピードで撮っているのです。
又、レースの写真を撮るフォトグラファーは車の前やコーナーリングをしている所、若しくはサイドビューを撮り、間違ってもこの様に追い撮りなどはしないのですよね。
プロのフォトグラファーはその車が一番美しく見える部分を見つけ出す事も大事なのですよね。
このディトナクーペをデザインしたピートブロックとこの車に付いて話をした時に彼自身大胆に切り落としたリアのデザインが気に入っていると言っていました。
そうなのですよね、これがディトナクーペのデザインの真骨頂なのですよね。
自分自身よくぞ上手く撮れたなあと満足している一枚です。
しかし雑誌社は間違ってもこの写真を使う事は無いでしょうね、何故なら彼等の使う写真はシャーピンでこんな動きのある写真は間違っても表紙に持って来る事は無いのです。
やはり彼等は雑誌屋であってアーティストでは無いからなのですよね。
以前お見せしたこのポルシェ904の写真も同じなのですよね。
私は絵を描く時の筆やペンと同様に高価なカールツワイスのレンズを使うのもよりアーティスティクな写真を撮る為のものなのです。
私は記録の為にレースの写真を撮っているのではなくあくまでもアートの為に撮っているのです。
だから絶対に連写などせずに、又、暗くてディストーションの大きなズームレンズなども使わず単焦点のレンズを何本も持ち歩くのです。
少しは私の写真の撮り方を御理解頂けたでしょうか。
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Posted at
2016/07/17 11:12:37