20mmロングハブボルト交換&10mmホイールスペーサー取り付け
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
フロント10mmホイールスペーサー装着を計画
本来なら10mm長いハブボルトで良いのですが
80VOXYの場合は、
10mmロングハブボルト装着=ノーマル+5mmロング(実測値)
との記述を見つけて20mmロングハブボルト
KYO-EI 20mmロングハブボルト(SBT-2) トヨタ/M12x1.5 スプライン径14.2mm全長62mm(10個)
を購入しました。
2
本来ならガレージジャッキで前輪を左右上げます。
しかし、ハブ打ち替え時はハブが回らないと出来ない作業とハブが動かない方が楽な作業があるのでガレージジャッキ2個で左右別々に上げて作業します。
フロントは片方が接地していれば反対側のハブはまわらない構造を利用しました。
まずは左側から施工開始
左側のホイールナットを緩めたらジャッキアップしてホイールを外します。
そして17mmのメガネレンチどボルトを2個抜いてブレーキキャリパーをブラケットごと外します。
スプリングからS時フックでひっかけておくと邪魔になりません。
ローターは固着用にM8のボルトを用意してましたが引っ張ったら抜けました!
そのあとプーラーを使用してハブボルトを抜きます。
コツは2つ
1,前輪両方を上げてタイヤを回るようにすることでプーラーで抜いたハブボルトを裏に引き抜く場所に回すことができます。
2,純正のハブのトップに貫通ナットをツラになるまでねじ込んでおくことでプーラーの先がズレることを防止。
ここまでやれば純正ハブは簡単に抜けます。
ハブにホイールナットを付けてハンマーで引っ叩く作業方法も否定しませんが部品とは言え車を叩くのが嫌いなだけですw
その後はスプラインをパーツクリーナーで掃除して新しいロングハブボルトを挿入。
ハブが回る状態ですべてのロングハブボルトをスプラインに通して置きます。
(スプラインにはスレッドコンパウンドを塗布して焼きつきによる固着を防止)
締込み時は反対側のタイヤは接地させてハブが回らない方が楽です。
互いのスプラインの溝をしっかり合わせます。
締込み側はワッシャー2枚と逆向きに取り付けた貫通ナットを十字レンチで締込みます。
(貫通ナットだけをテーパーの方向をハブに向けて締め込むとハブ側の取り付け穴に食い込む可能性が考えられるのでこの様な作業になります)
最後までしっかり挿入されるまで回すと最後にグッとくる感触があり取り付け完了です。
この作業を全部で10本行います。
・インパクトレンチと21ミリディープソケットを用意してましたがインパクトはハブボルトの山を痛めるのでやめました
写真は最初1本のハブボルトを抜き20mmロングハブボルトを装着して上記の作業で問題なく出来ることを確認したあとすべてのハブボルトを抜きました。
3
今回選択したホイールスペーサーです。
アルミA6061-T6なんで材質的には問題無し。
色も画像にあるようにブラックアルマイトと渋く値段を考えても良い線いってると思う。
60ー73ミリで厚さ20mm(スペーサー厚10mm+ハブ高10mm)の専用ハブリングも付いていてこのような商品は他には見つかりませんでした。
ワイトレとは違い材質と制度がしっかりしていれば問題ないと考えます。
ワイトレを使用される方は15mmからはアルミでも強度がでますが10mmはワイトレとボルト部分の強度がでないのでスチール製としているメーカーもあるくらい大事な場所です。またワイトレを純正ハブボルトに固定する薄型ナットも再利用禁止となっていて、かなり制約が多いので今回はロングハブ+スペーサーを選びました。
4
ロングハブボルト締め込み後、ブレーキローターを元通りにはめ込みます。
VOXYの場合ローターは最後にホイールナットを締め込めば定位置に固定されるのでローター単体を固定するビス等はありません。
ハブの錆を紙ヤスリで綺麗にして10mmホイールスペーサーを装着。
外してあったブレーキローター&キャリパーも締め付けます。
・ブレーキホースの捩れに注意
17mmのメガネレンチでボルト2本を仮締めからのトルクレンチ100Nmで締め付けました。
5
ホイールを付けて各方向から観察。
計算通りホイールのスポークが2ミリはみ出てました。
6
得意の両手でフェンダーを引っ張って対応しました。
フロントスポイラーの継ぎ目〜トップ〜後方まで均等に引っ張る。
フェンダーに引っ張られてフロントスポイラーも数ミリワイド化。
引っ張ること片側3分程度
結果5ミリ、フェンダーの内側におさまりました。
計算上は片側7ミリ外に出た計算になります。
(ちなみにリアは硬くてこの方法は無理です)
写真が引っ張り後です。
本来ならストンとまっすぐ落ちている部分が弧を描いているのがわかります。
自分の力が丁度良くて歪みも無く塗装の割れもない。
スーパーオートバックスでMC後のVOXYが駐車してたので横に停めて比較しましたがニヤリ!
本当に自然な仕上がりで80VOXYオーナーでも気がつか無いかもしれませんが間違いなく広がってます。
横だけでなく上にも5ミリくらい引っ張られているのでタイヤとインナーフェンダーのクリアランスも少し開いてます。
もし、自分もと思われる方は塗装のやらかい晴れた昼間に必ず折り返しごと両手近ずけてつかんで体重を後ろに掛けて引くことをお勧めします。片手だとその部分に歪みが出る可能性もあります。
これで10mmホイールスペーサーを装着する為に行った作業終了です。
参考にされる方は自己責任にて行って下さい。
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