目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
時は遡って2020年11月、ちょうど1年前くらい。
私が準備した中期化部品はナックルとアームだけでブレーキは用意していなかったので、何を組むか悩んでいました。
中期以降のナックルにはR32ほかの日産純正対向ピストンキャリパーが装着できることは既知でしたし、最初はそれをするつもりだったんです。かっこいいし。
が、その場合ローターサイズが280mmとなり基本的に15インチ以上のホイールが必須(一部14インチが履ける例外はあります)、また、スポーク内側にキャリパーがほぼ確実に干渉するのでスペーサーも必須ということがわかっています。(例外であるTE37の14インチ7J+0でもスペーサー6mmいれないと干渉するらしい)
また、280mmの4穴100ローターというとディクセルがだしているEG6/EK4用ビッグローターがありますがあれはハブ径がかなり大きいしベルハット高も要検討となってしまいます
(実はその後もっといい感じに流用できるローターは見つけたんですが、280mmローター自体不採用)
かといって後期純正の238mmローターとキャリパーを使うのは面白くないし、やっぱブレーキローターはデカいほうが偉いんですよね。。。
2
ここであることに気づきます。
K11に対向ピストンキャリパーがポン付けできる
→K12とかティーダなんかの00年代日産車にも当たり前のように対向ピストンキャリパーがポン付けできる
→K11にK12とかの片押しキャリパーがポン付けできるのでは?
→じゃあキューブキュービックなんかで使ってるちょっと強い260mmローターとキャリパーも流用できるのでは??
→260mm片押しなら14インチもスペーサーなしで干渉せず履けるのでは???(というかそれこそキューブキュービックって安いグレードだと14インチの鉄履いてるじゃん)
ということで1枚目からもう写ってますが、260mmローターを使ってるBプラットフォーム車のひとつであるC11ティーダの1800ccモデルのナックル周り一式を丸ごと買ってきました。
後期12SR用で買うと妙に高いし、キューブキュービック用で買うと球数すくないしウイングロード用は酷使されてる個体多いイメージ。
必然的にティーダが理想的な部品取りになるわけです。
3
速攻バラして寸法計測。
つーかティーダのバックプレート小さいな・・・
やはりキャリパーブラケットのボルトピッチ寸法は全く一緒、K11がハブ径59mmでK12以降は60mmなのでローターも問題なく付く。
これはポン付けじゃん!って思ったのですが、
4
まあ流石にそんなにうまいこといかないですね。
ローターを通してからブラケットをつけようとするとナックルとブラケットとの間に若干隙間が開いてしまいます。
ハブが若干手前に出てきてしまっているみたい。
5
片押しのいわゆる浮動キャリパーなので、ある程度ブラケットとローターの位置がズレてても内側に収まってさえいれば使えます。
ですが、元が片側2mmしかクリアランスはないので、何らかの形でローターを奥側に設置するかキャリパーを手前に持ってくる必要があります。
6
どっからもってきたのかは忘れましたが使えそうなローターの寸法図がこちら。(当時の走り書き)
中期以降のK11のローター(238mm)のディスク面は中期が18mm、後期が22mmで若干薄いんですよね。あと調べ直したら後期の22mm寸法でベル高さ24mmの全高46mmでした。
どっちにしても238mmにするつもりはないので除外。
また流用できそうなところとしてN15パルサーの257mmローターを使用しているものがあり、こちらの場合ハブ径59mmなのでわりと理想です。
しかしこれだとディスク面の厚みがあるので、これを使用する場合キャリパーも当該のモノを使用する必要があり、そうなるとキャリパー自体の入手性や後々のメンテナンスを考えると現実的では無さそうです。
またハブ径1mmくらいの違いだとほぼガタでない(片側0.5mmずつなわけだし)してかアフター品だと個体差対策でそれぐらいあいてたりする(完全に自己責任)
7
ということで、Bプラ用ローターとキャリパーを使用して、ナックルとブラケットの間に正しいカラーを挟むのが一番最適だし後々メンテもしやすいし部品入手にも困らないと結論づけて、とりあえずワッシャー買ってきてブラケットとローター仮付。
これでちゃんと付くのがわかったので改めてサイズ計測。
ゃんとしたカラーと、ブラケットのボルトも短いままだとかかりが減って良くないので使えそうなボルトを別途購入することにしました。
8
260mmローターの時点でバックプレートが干渉するので切るか外すかする必要があります。
工程7の写真も既に加工後ですが、今回はローターが干渉する箇所を曲げ伸ばして、キャリパーブラケットが干渉する箇所をカットしています。
(右が加工前、左が加工後)
トタンなんかを加工するのに使うツカミ箸と金物鋏を使いましたが綺麗に曲がって違和感なし。放射状に切り込み入れて開くより圧倒的に良いですね。
あくまでも純正風を装いたいのでこういう細かい加工をしてます。
実際の装着へ続きます。
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