フロントブレーキパッド交換（ＳＢＳシンタ―メタルパッドに交換）

スカイウェイブのフロントブレーキパッドを随分とメンテしていないので、距離は走っていませんが、洗浄を兼ねてパッド交換をしようと思います。
いろいろと気にかかることがある週末でしたが、気晴らしもしないといけませんので、天気も良かったので。

交換するパッドはＳＢＳシンタ―メタルパッド（６３８HS）というパッドです。
リアがすでに同じパッドにしており、具合が良かったので同じものにしました。

キャリパーを外して、パッドピンを外します。パッドピンはキャリパーを取り外す前に緩めておきます。軽く緩みました。

ひっくり返すと、ありゃ、錆が。。
かなり走っていないのですが、寒い時期になると凍結防止剤のまいてあるところを走るからでしょうか。。思ったよりも錆ているので心配になりました。

シリンダーの内側も赤さびが見えます。

シリンダーを少し出してみて、ひっくり返すと、シリンダーにも錆が。。やばいかも。
錆は真鍮ブラシで落とし、ワコーズのメタルコンパウンドで仕上げました。
爪がひっかかる傷ですが、おそらくシールには引っかからないと思うので使ってみますが、シリンダーは新品にした方が良いかもしれません。

パッドピンやシムなどはパーツクリーナーと真鍮ブラシで清掃しました。

シリンダーを押し込む前に、フルードを少し抜いておきました。（写真は抜く前です。）

シリンダーを押し込んで、キャリパー内側の清掃を終えたところです。
こうしてみると、錆の部分も入り込んでしまうような。。ダストブーツまででしょうけれども。

グリスはワコーズの「スーパーシリコングリース」を新調しました。
ブレーキグリスはラバーグリス、パッドグリス、シリコングリスといろいろあるので悩んでいたのですが、このグリスはブレーキ整備全般に使えるとのことで、DIYレベルの私には最適と考えて購入しました。
シリコングリスなので、ゴムやプラスチックにも相性が良いですし、シリコングリスの弱点である金属との接触面も使えるそうです。

スライドピンに塗布してみると、クレのシリコングリスなどに比べると、ちょう度が硬くてしっかりしていました。耐久性が期待できそうなグリスで期待大です。

パッドグリスの役割も果たすとのことですが、確かにこれだけ硬ければ効きそうです。パッドとシムの間、シムとキャリパーの接地面に塗りました。（写真は全面に塗っているので無駄です。あとでふき取りました。）

グリスアップしたパッドたちをキャリパーに組み立てて完了です。

キャリパー固定ボルトはトルクレンチで35N・m、スライドピンは18N・mで締め付けて、作業完了です。

取り外したパッドはまだ4mmくらいの残量がありました。購入時からついているパッドなので銘柄不明ですが、耐久性の高いパッドで、コントロール性も良くてよいパッドでした。

ただ、接触部を見ると少し片減りしています。上側のパッドの株が少し線が入っている感じです。
やっぱりシリンダーの動きが悪くなっているのかもしれませんね。

それと、分解前に確認したのですが、ブリーダーバルブあたりにフルードっぽいものが。。。もしかして漏れてる？
ちょっと増し締めしておきましたが、
前回は2019年5月にオーバーホールしていますので、それから約5年が経過しています。このキャリパー自体も錆や痛みが多いし、そろそろ再度オーバーホールの時期かもですね。