続 ’86 WEC in JAPAN　FISCOでマーチを走らせた日

スターレットGr.A カップ、所謂SACは、
レギュレーションの変更があるまで、ト
ラブルが絶えないクラスであったから、
一般車の整備予定とレースの予定で、多
忙だったのは憶えている。
ある程度出来上がっているプロダクショ
ン(N-1)は、クラブ員自身が出来ることは、
灯りの乏しい駐車場で作業をしていた。

但し、初めて手掛けるカテゴリーのK10は、日産ワンメイクのレギュ
レーションだから、その解釈を間違わないようにという気遣いもあっ
たから(だけじゃないだろうけど)、仕上げが遅れて、予選日当日に日
が変わる頃、トラックの積み込みをし、山中湖のペンションに向けて
出発することになった。
ペンションに向けて？、そうペンションに向けて。
YTの仕事上の付き合いもあるとかで、いつもの民宿じゃなく、FISCO
からはちょっと遠い山中湖畔の森の中のペンションCに草鞋を脱ぐ事に
なっていた。
本当は夕飯に間に合う予定だったけど前記の通りで、深夜の別荘地帯の
閑静な場所にある洒落たペンションに、レンタカーのトラックが、競技
車両を積んで入って行くという場違いな光景。
到着したころには、近隣の別荘の灯りは落ち、Cのオーナーご夫妻やお
客さんは寝静まっていたようだけど、空腹には勝てないということで、
YTが冷蔵庫を漁り出した。
それを咎めようとしたら「承知だから大丈夫」と。
何を食べたかは覚えていないが、ちょっとは腹の足しになり、部屋へ
行く。
TTさん,YTと私の三人が部屋へ着いたら、衝撃的なことが・・・。

また長くなっちゃったから、もう一回続く