7月最後の週末に、奥日光と尾瀬の間にある奥鬼怒温泉に行って来ました。今回も細い道を通るし、総走行距離が500km程度なので、R1-Rで旅立ちました。今回のカメラも風景など静体に強い(でも動体追尾は弱い)PENTAXです。
首都圏から東北道に乗り日光道を経由して日光に入り、東照宮には行かずに北上し霧降高原を目指します。霧降高原にある霧降の滝へはこんな道。
滝はかなり遠いので望遠レンズが必要ですね。
心地よい苔むした道歩きを堪能したら、花季の終わったキスゲ平をさっと歩いて、大笹牧場で一休み。
そこから県道23号で栗山・川俣を経由して女夫渕駐車場へ。ここからは一般車通行止めの旧奥鬼怒スーパー林道。奥鬼怒温泉郷に行くにはここから徒歩で奥鬼怒遊歩道を90分~2時間掛けて登るか、宿泊者送迎をしているお宿の送迎バスを利用し30分乗車するしかない。
宿泊者送迎をしているお宿は加仁湯・八丁湯の2軒で日帰り入浴の人は利用できない。その奥に位置し鬼怒沼高層湿原に一番近い日光沢温泉と、山深い手代沢温泉は送迎はないので徒歩でしか行けないお宿になる。これが「関東最後の秘湯」と言われる所以になっています。
送迎バスで行くと一番近い加仁湯は、こんな場所に似合わない「温泉旅館」で団体客やツアーの利用も多い宿。奥に広がっている比較的大規模な旅館になります。
その次が八丁湯でログハウス棟と山小屋風本館があり、ちょっと洋風な趣もあるカジュアルな宿。今回はここに泊まりました。
八丁湯の風呂は内風呂2つ(男女別)、混浴露天風呂3つ、女性専用露天風呂1つの合計6つ。何れも濁り湯で良い感じで女性専用を除き全てに浸って、滝に面した秘湯を愉しめました。本館はトイレ・洗面は共同、食事は普通ですが、何と言っても温泉が良く、奥鬼怒遊歩道をトレッキング出来るのも魅力のお宿です。
https://www.8tyo-no-yu.co.jp/index.php/topic/home_ja
翌日は遊歩道(林道)を歩いて歩いて日光沢温泉まで行ってみた。ゆっくり歩いて日光沢温泉の休憩庭でまったりし、可愛い柴犬と遊んで帰っても往復で徒歩1時間。道の途中にはこんな小滝も当たり前のように流れています。
日光沢温泉は鬼怒沼を経て尾瀬の大清水に至る登山道の起点でもあり、登山者用の山小屋(個室)です。長い歴史を持つ温泉山小屋で、宿泊者の記事によると風呂数は少ないが露天もあり泉質が良く、食事も美味しいとの事で、古の山小屋らし風情があって泊まってみたい。
http://www.nikkozawa.com/
八丁湯に戻りチェックアウトしても、出発までは温泉を利用できるのも嬉しい。女夫渕駐車場まで奥鬼怒遊歩道の下りを歩いてみたかったけれど、カメラ機材も多く今回は断念。その代わり奥鬼怒遊歩道を1時間ほど撮影して歩いて戻り、送迎バスで女夫渕駐車場に向かいました。上高地とは異なり山深い道で、もののけ姫の世界を感じる佳い道です。
女夫渕駐車場からはR1-Rで今度は山王林道を抜けて奥日光に出て、湯滝・中禅寺湖畔から中禅寺・イタリア大使館別荘を経て山道を登り、中禅寺湖展望台・半月山展望台に立ち寄り、日光に戻って一般道で宇都宮に出て名物の餃子を食べ、東北道で帰京しました。トータル500km程の旅でしたが、山王林道など細い道を使ったのでBPEではなくR1-Rで行って正解でした。R1って見掛けによらずロングツアラーなんだと改めて感じました。
奥鬼怒温泉郷は紅葉か雪の季節に是非再訪したいと思った。今度は日光沢温泉にも泊まってみたい。鬼怒沼までは前半が結構登りがキツい登山道なので行けるか否か分からないが、日光沢温泉~加仁湯~八丁湯~奥鬼怒遊歩道~女夫渕駐車場なら下りになるので、次回は荷物を減らして行き歩いてみたい。八丁湯に前泊すれば送迎バスで八丁湯まで登れるから、翌日に日光沢温泉まで歩いて泊まり、翌々日に女夫渕駐車場まで下れば無理はないだろうと考えています。
上高地・乗鞍岳は最低でも二泊三日ないと十分には楽しめないし高速代・ガソリン代・シャトルバス代も嵩みます。奥鬼怒温泉郷ならずっと手軽に一泊二日で秘湯の湯を楽しめます。荷物などで歩くのが大変なら今回のように八丁湯に泊まればよい訳です。尚、混浴露天風呂は「女性はバスタオル可」だし、湯に入ってしまえば濁り湯で身体は見えません。カップルや友達同士で行っても恥ずかしくない混浴秘湯旅情を愉しめる筈です。実際、女友達同志で来た二人組と露天風呂で一緒になりましたが、特に違和感もなく濁り湯に浸かりながら楽しく話しましたから。
ブログ一覧 |
R1-R | クルマ
Posted at
2022/08/05 18:38:56