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寂夜onBP3.0Rのブログ一覧

2016年12月25日 イイね!

R2クリスマスイベント(オーディオ&レグノ)

R2クリスマスイベント(オーディオ&レグノ)街中にイルミネーションが溢れるクリスマスの3連休、食事でもしようと思っていた娘達にはフラれ、慣れない仕事のせいか体調も万全ではなく、仕方が無いので車を弄る事にした。と言ってもメカ屋ではなく電気屋の僕ではやれる事は限られる。

実はディーラーで12か月点検を受ける少し前より、R2のバッテリーが3日は持つが1週間は持たなくなっていた。バッテリー自体は1年前に新品交換したモノであるし、走っいれば問題ないからオルタネーターではない。自前のコンデンサチューンか街のカー用品店で付けたサブウーハー辺りかと想像していたが、ディーラーからの連絡で「バッテリーは問題なしですが暗電流(キーオフ時の消費電流)が異常に多いです。色々調べましたが意外なモノが原因でした。」との報告を受けていた。


その意外なモノがコレ、スバルR2純正オーディオだった。写真の上側は当初から装備されていた旧型オーディオ、下側がスマホで音楽を聴くためにAUX端子付きの新型で、僕のR2に交換で付けていたモノだ。家のスピーカー(Rogers"STUDIO5")にバイアンプ接続し、13.2Vの直流電源を接続してみたが、どちらも動作は正常の品である。但し、CDを掛けてチェックした音質は後期型の方がずっと良い。


原因を探るべくバラシてみた。左が旧型・右が新型である。抵抗の焼損とかコンデンサの異常、或いは基盤のコゲ痕でも有れば原因個所の推定が出来ると思ったがそれは見付からなかった。前期型と後期型で内部構造は全く異なってる事が分かった。


前期型は三菱製の電子ボリュームIC"M61508"を採用している。この石は5chのステレオ入力切替、各入力ゲイン切替、ゼロクロス検知、低音・中音・高音トーンコントロール、ラウドネスコントロール、マスターボリューム、フェーダーボリュームの多機能を持つもので、機能は豊富だが雑音歪率や周波数特性等のアナログ特性はイマイチ。


増幅段にはJRC製の"4565"オペアンプが2個採用されている。この石は位相補償内蔵で発振安定性の高いオーディオ汎用タイプのオペアンプである。ONKYO製ピュアオーディオアンプにも使われている比較的素性の良い石だ。電解コンデンサはニチコン製のオーディオ汎用品"VX(M)"が一面に使われている。


こちらは後期型。電子ボリュームはJRC製の"NJW1192"に変更されており、この石はステレオ3ch・モノラル1chの入力切替、低音・高音のトーンコントロール、マスターボリューム、フェーダーボリュームに機能を絞ったが、逆に雑音歪率や周波数特性等のアナログ特性を向上させたモノだ。


後期型の増幅部もオペアンプはJRC製"4565"で同じだが、1個増えて3個使われている。電解コンデンサは前期型同様ニチコンの"VX(M)"だが、前期型では見られなかったフィルムコンデンサが多用されている。フィルムコンデンサは電解コンデンサに比して静電容量は少ないが耐久性がずっと高いと言う特徴を持つ。


前期A型のオーディオは既に10年を経過している。電解コンデンサの劣化は当然起っていると思われる。特に走行中は常にオルタネーターからのリップルにさらさせる電源部リップル除去コンデンサと、強い電力が供給され音の変化毎にエネルギーを供給するICバイパスコンデンサが怪しい。(リップル除去コンデンサは前期型・後期型共に既に一度交換されていた。)

カップリングコンデンサは劣化度合いが分からず、またここは下手に換えると音のバランスが崩れる所だ。手持ちに適切なハイグレードオーディオコンデンサが無いので、取り敢えずカップリングコンデンサ交換はせず。電源部リップル除去と電源バイパスコンデンサを次のように交換した。

【電源部リップル除去コンデンサ】
ニチコン製 4700μF/16V → 東信製 耐リップル低ESR "UTWRZ" 8200μF/16V ×1個
不実装・空スルーホール → 東信製 耐リップル低ESR "UTWRZ" 2200μF/16V ×3個
【ICバイパスコンデンサ】
ニチコン製"VX(M)" 100μF/16V ×3個 → ニチコン製"HZ(M)" 220μF/16V ×3個
(これは手持ちにちょうど3個"HZ(M)"が有ったからで"UTWRZ"でも全く構いません)
【カップリングコンデンサ】
ニチコン製"VX(M)" 各種 → (部品が有れば東信製ハイグレード"UTSJ"に全て交換)
http://www.toshinkk.co.jp/technical/images/Onkyo.pdf
https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/search.php?cid=3229&k3=3
http://www.toshinkk.co.jp/technical/images/switch,light.pdf
https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/search.php?cid=3244&k3=3

尚、全部をハイグレードの"UTSJ"にすれば良いかと言うとそうではない。"UTSJ"はクリアな分解能・音空間再現性・音の品位に優れるが、低域のパワー感や中低域の豊かさは増さない。なので「ブレンド」が必要なのです。そんな意味も有って今回はカップリングコンデンサは"VX(M)"のままとした。


プリント基板のコンデンサ交換が済んだら、車載なので取付強度確保の為のシリコンシーリング接着剤(白いやつです)をたっぷり塗って組み付ける。(これはオーデオヘッドを上下逆さまにした図。プリント基板は底面側を部品面にして付いてる。)


暗電流が異常に多くなった(数十mA)後期型オーディオヘッドは、暫く家の"Rogers STUDIO5"をバイアンプ駆動して貰う。こちらはまだ電源部リップル除去用コンデンサを交換しただけだが、大音量時の分解能が悪くて音が多少濁る点は有るものの、存外にちゃんとRogersを鳴らしてくれてる。時間を見て全電解コンデンサを交換し、オペアンプもハイグレードのJRC製"MUSES8920"のフラットパッケージ品に交換する予定だ。


前期型オーディオヘッドはR2に装着。もっともアンテナケーブルが接続できなかったので、翌日ディーラーにて専用工具で脱着接続して貰った。12カ月点検で分かった不具合なので、無償で脱着接続して頂いた事を付け加えておく。こんなメカニックサービスも千葉スバルの良識だと思う。


続いて12カ月点検で指摘されたもう一つの不具合。右前輪タイヤのサイドウォールのコブ状膨らみ対策。ディーラーにて暫定安全のため後輪とローテーションして貰っているが、このBS製ECOPIAも溝が減って来ておりこの際交換する事にした。

交換したタイヤは、軽には高価だけど一度試してみたかったBS製レグノこと"REGNO GR-Leggera "。サイズは純正通り 155/65R14 のまま。オートバックスにて交換工賃・ホイールバランス・廃タイヤ費込で4本53,000円。正直、来年中には売却しようと思っているR2にはどうか?・・・とも思ったが、次のオーナーさんにもREGNOの方が乗り心地と静寂性で喜んで貰える筈と思い実施。僕のR2を大事に気持ちよく乗って頂きたいですから。


千葉市長沼町から浦安方面に走り美浜大橋へ。レグノは確かに良いです。路面が荒れている時の「ゴッーーー!」と言うロードノイズが大幅に低下します。中低域ノイズだけでなく中高域ノイズも明らかに減少。この辺りは遮音性の低い前期型R2だからこそレグノは非常に良く効くのかも知れません。又、路面からの突き上げ感もずっとマイルドになっています。上下動そのものは有るのですが、「ガツン!」が「ゴトッ」になった感じと言ったら良いのでしょうか。

ハンドリングも無論問題が有ろう筈もなく、ただただ静寂性と乗り心地が大きく向上しました。1本2,000円で買えるアジアンタイヤも有る中で4本工賃込50,000円と高価な事は確かですが、静音化対策をアレコレ試す時間と労力と費用を考えたら、これは有りなのではないでしょうか。R2の特に前期型にお乗りのオーナーさんには、このレグノお勧めできます。


稲毛海岸に面したパーキングにR2止めて、コンデンサ交換したオーディオを視聴します。スピーカーはケンウッドのKFC-RS123に交換済、リアスピーカーは無しのままで、オーディオヘッドのリア端子からパイオニアのサブウーハーを付けています。なのでフェーダーボリュームでそのままサブウーハーの効きを調整できる接続です。

フェーダーを好みに調整し、トーンコントロールは低音±0・中音±0・高音+2にセットしました。低域はドヴォルザークの新世界交響曲のティンパニーも甘くならず力強く鳴り、中高域は管楽器の倍音も綺麗に奏でます。弦楽器の濡れたような艶までは流石に無理ですが、変に高域が強調されたキツさの無い聞ける音になりました。コンデンサ交換は成功だったようです。


幕張ベイタウンに戻ってコンビニでLサイズの珈琲を買います。クリスマスなのに何故か車販たい焼き屋さんが出ておりこれも1個。珈琲を片手に音楽を聴きながら美しく暮れて行くベイタウンを眺めます。

これだけ中低域に力が有れば、カップリングコンデンサを”UTSJ”に交換すれば中高域もバランスを崩さず更に美しくなるように思います。R2/ステラ前期型の純正2DINオーディオヘッドをお使いのオーナーで、そのデザイン上の調和の取れた一体感から交換出来ない方には、このコンデンサ交換は良い改善策かと思います。部品代は3,000円も有ればおつりが来るでしょうし。

交響曲1曲を聴き終わり、ゆっくり帰途につきました。


娘達にはフラれて「ぼっちクリスマス」でしたが、それなりに有意義な時間を過ごせたように思います。皆さんはどんなクリスマスをお過ごしになられましたか?

(何方か転売等で無く、また年式ベースで大手中古車グループ買取価格(数万円?)とかでも無く、ご自身で大事に乗られてちゃんとメンテナンスされる方で、このA型R2-Rディーラー車を妥当な値段で引き取ってくれる方はおられませんでしょうか?。LEGACY-BPEの方にちゃんと乗ってあげたいので、嫁入り先を探しております。)
Posted at 2016/12/26 04:42:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | R2 | クルマ
2016年12月11日 イイね!

お金が掛かるな~~~

お金が掛かるな~~~レガシィBPEのリフレッシュメンテナンス50万円の後、色々と多忙でみんカラ出来ませんでした、すいません。BPEは街乗りではタイヤ交換によるもろもろ改善くらいしか判らなかったのですが、遠乗りに行ってみてビルシュタイン全数+足回りパーツの純正交換の効果が実感できました。BPEオーナーさん、このリフレッシュメンテナンスはお勧めです!

いや~、いいですね本来のBPE、通常走行での絹のようなエンジンフィールと高回転での何処までも伸びる感覚に、固過ぎずしっかり路面を掴む足回りが、もう他の車なんて要らないと感じさせてくれます。スバルのメカニック氏曰く、BPEはGT系のターボとは違い、千葉スバルで40万kmも乗られた方が居るようで、まだまだ僕の8万kmなんて全然問題が無いそうです。なので当面はBPEで行くつもりです。


で、サブカーのR2ですが、12カ月点検の案内が来て、ディーラーでやって貰いました。ブレーキがもう残り少ないそうで、僕の走りのペースだと1年どころか半年持たないだろうと言う事でパッド他を交換。3万円掛かってしまいました。まあ、これで安心して走れる訳ですが・・・・一人で2台持ちはどちらかは乗れない訳で、放って置かれる方は可哀想です。


点検整備費を支払うと、サービスフロント氏がこんなモノをくれました。「R2の足回りリフレッシュメンテナンスです。マウント一式込みでバネは流用しRN型ステラ最終型のサス、足回り関連一式で見積もっています。うち(千葉スバル)ではR2でリフレッシュメンテナンスをやった経験は無いんですが、寂夜様ならどうします?(笑;」・・・・えっと、その、タイヤ交換別で13万円強、あーっと・・・・R2大好きな皆さんならこの窮地をどうします??
Posted at 2016/12/11 22:11:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | R2 | クルマ

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「18年落ち・13万km走行の軽自動車売却(R1-R) http://cvw.jp/b/2379261/47574400/
何シテル?   03/07 09:18
寂夜です。 助手席にPENTAXのカメラと交換レンズを乗せての風景撮影ドライブが趣味。 かっ飛ばないけどドライブとスバルが好きな方がいらしたらお声をお掛け下...
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