ショックアブソーバー交換 その壱
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
もう数年前から、左のフロントショックが抜けてるような感覚になってました。
ここ1,2年前から、わずかな段差や轍でも、車内にかなりの振動というか、衝撃がくるようになっていて、運転していて非常に不快感に襲われてました。
一番感じたのは、助手席に人が乗ったときの違和感。
特にいつもの同僚さんを乗せてどこかに出かける時に、運転しながら、どうも左側が下がっているような感覚にとらわれてました。
ちょうど総走行距離も150000kmを超えた事だし、一度脚をリフレッシュしようと、今回フロント、リアともショックアブソーバーを交換する事にしました。
ブツはお馴染みのKYB NEW SR SPECIAL。
基本的にうちのソニカの指向は『純正仕様』。
ただ、純正ショックはお値段ががが・・・なので、他のものには目もくれず、ほぼ純正味に近いNEW SR SPECIALに決めてました。
リアは2年半ほど前に、
https://minkara.carview.co.jp/userid/2396486/car/1902874/5597772/note.aspx
同じNEW SR SPECIALに交換していますが、交換してからもう約70000km(厳密には68500kmほど)走ってますので、そろそろへたりがくる頃かと思い、せっかくなので、フロントと同時にリセットかけようと、今回リアも交換します。
2
フロントショックアブソーバーを交換するにあたり、使われている純正部品もリフレッシュさせました。
準備した物
①ベアリングダスト カバー x2
部品番号:48684-87202
そのまま再利用でもよい
②フロントサスペンション サポート トゥー フロントショックアブソーバ ナット x4
部品番号:90041-79307
いわゆるストラットナット。
そのまま再利用でもよい
③ナット,ロック x2
部品番号:90041-77005
いわゆるロックナット。
再利用不可なので、交換の際は必ず用意しておく。但しNEW SR SPECIAL(フロント)には、純正よりほんの少しだけ高さのあるロックナットが1個同梱されているので、それを使うのも良い?(私は使ってないので、それが使えるかどうかはわかりません)
④フロントサスペンション サポートSUB-ASSY x2
部品番号:48609-B2010
いわゆるアッパーマウント。
ソニカの後期型で、NEW SR SPECIALに交換する際は必ず用意する必要がある(後期のフロントショックはロッドの形状が違う為、アッパーマウントも後期専用のものになっており、NEW SR SPECIALは前期のフロントショックのロッドと同形状なので、そのまま後期のアッパーマウントは装着できない)
ソニカの前期型は再利用してもよいが、アッパーマウントのベアリングからのグリス漏れ等があるかもしれないので、新品を用意しておいた方が無難)
⑤フロントスプリング シートSUB-ASSY NO.1 x2
部品番号:48470-97203
再利用してもよいが、アッパーマウントのベアリングからのグリス漏れでベトベトになっている場合があるので、新品を用意しておいた方が無難かも)
⑥フロントスプリング バンパ NO.1 x2
いわゆるバンプラバー(本来のバンプラバーとはちょっと違うかも?)、ダストカバー。
ボロボロになってなければ再利用してもよいかと思いますが、たいていボロボロになっていると思うので、新品を用意しておいた方が無難。
⑦ボルト,ヘキサゴン x4
部品番号:90041-01652
いわゆるステアリング ナックル ボルト。
そのまま再利用でもよい。
⑧ナット,ヘキサゴン x2
部品番号:90041-70362
いわゆるステアリング ナックル ナット。
そのまま再利用でもよい
リア側のボルト、ナットは全て再利用したので、用意してませんが、参考までに・・・
○ボルト,リアショック x2
部品番号:90041-05295
リアショック上部固定用
○リヤショックアブソーバ ユニオン ボルト x2
部品番号:90041-01622
リアショック下部固定用ボルト
○リヤサスペンションアーム ナット x2
部品番号:90041-70295
リアショック下部固定用ナット
となってます。
*記載した部品番号は、私のソニカ(前期型)に対応したものですので、全ての前期型や後期型に対応するものではない場合があります(前期・後期で部品番号が違っていたり、前期でも製造された時期によって部品が違う(変わった)場合があるので)ので、Dラー等で確認してから用意しましょう。
3
さていよいよ交換作業の方に入っていきます。
まずは、作業しやすいように、ワイパーカウルを外しますが、その前にインタークーラーカバー、エアクリーナーの蓋を外しておきます。
そして、
・ワイパーアームのナットx2(桃色○:12mm)
・エンジンルーム奥のボルトx3(緑色○:10mm)
・クリップx4(水色○)
・ウォッシャーホース(黄色○)
を外せば、カウルを取り外せます。
*エンジンルーム奥のボルトを外す際は、落とさないよう慎重に!(一度、エンジンルーム内に落ちて、探して取り出すのに無駄な時間と労力を費やした事があるので)
4
フロントをジャッキアップ後に、リジットラックかけてタイヤを外し、ストラットナット(赤○:12mm)を緩めておきます(外さないこと!)
5
ショックについている各ボルト等を外していきます。
・ABSセンサーライン固定用(赤○:10mm)
・ブレーキライン固定用(ショック裏側・緑○:12mm)
・ABSセンサーライン固定用クリップ(黄○)
・ステアリングナックルボルト・ナット(水色○:17mm)
固着している場合があるので、ラスペネや5-56などを用意しておくと便利です。
外したら、ナックルをずらしてショックから外し、ショックを少し持ち上げながら、先ほどのストラットナットを外し、ショックを取り出します。
6
外したショックのアッパーマウント内にあるロックナットを緩めておきます(17mm)。
(まだスプリングコンプレッサーをかけずに、そして緩めるだけで外さない!外すとバネが勢いよく飛んでいく可能性があります)
実は、一本目では先にスプリングコンプレッサーかけて、電動インパクトレンチでロックナットを外そうとしたのですが、ロックナットとロッドが供回りして緩みもしませんでした。
慌ててスプリングコンプレッサーを緩めて外そうとしたのですが、それだけで無駄な時間と労力を使ってしまうので、どうしようかとパニクってました。
で、ふと先人の方の記事を思い出し、貫通型で頭が六角(スパナやモンキーレンチではさめる)のホイール用のディープソケットと六角レンチ(長めのやつ)使って外す方法があったので、それならと以前購入していたアストロプロダクツのゴースルー ソケット&ラチェットハンドルセットと、家にあった長めの六角レンチを使ってやってみると、いとも簡単に緩んでくれて・・・(笑)
なので、二本目もそうしようか・・・と思ったのですが、以前みん友さんに相談した際に、
『先にサスを外しちゃうと供回りする可能性があるので、サスを外す前(ボディに着いたまま)の段階でキャップを外してセンター軸のナットを弛めると供回りしませんよ』
とアドバイスをもらっていたのを思い出しました。
ですが、もうショックは外しちゃってるし・・・(;^_^A
なので、ダメもとでゴースルーソケット使って、スプリングコンプレッサーかける前にロックナットを緩めにかかった(画像の状態)ら・・・あら、供回りせずに簡単に緩んだ!(爆)
なので、たまたまかもしれませんが、ロックナットを緩めるのは、スプリングコンプレッサーをかける前の方が良いかもしれません。
ちなみに、画像の状態のショックで、電動インパクトレンチを使ってロックナットを緩めようとしたら、歯が立ちませんでした(;^_^A
とにかく、ロックナットを緩めてから、スプリングコンプレッサーかけて、しっかりバネを縮めてから、ロックナットを外し、アッパーマウント、スプリングシートを取り外してから、ショックをバネから抜きます。
7
取り出した諸々(上の画像)。
ダストカバーは蛇腹部分が輪っか状態に(笑)
でもって、アッパーマウントとスプリングシートの新旧比較(下の画像)。
古い方(上段)は、アッパーマウントのベアリング部分がグリスでベトベトになっており、そのためスプリングシートもグリスまみれ(;^_^A
やっぱり無交換で距離伸ばし過ぎた・・・と反省。
8
ショック本体の新旧比較。
中段が左側に付いていたショックで、下段が右側に付いていたショック。
右側は押し込むと、本当にゆ~っくりと戻ってきましたが、左側はほとんど戻りませんでした。
やはり左側がもうだいぶ前から死んでいたようです。
ということで、その弐に続きます。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク