NAVI休刊に思う・・・

一応クルマネタ(^^;)

既にご存じの方も多いと思いますが、今月の初め1984年から続いていた「NAVI」が休刊になるとの発表がありました。

いつ頃から買っているかなぁ？もう20年ぐらいですかね・・・
輸入車に興味を持ったのもNAVIの影響でしたし、318is（E36）を買ったのもNAVIとCar EX（懐かしい）の記事が背中を押してくれました。

面白かった頃（90年代前～半ば）のNAVIは、クルマというハードウェアだけでなくクルマに関する社会や時代や文化に焦点をあてた記事が多く、読み物として毎月発売を楽しみにしていました。

ただ、思想的な編集長やそれにまつわるゴタゴタ、高級ブランド広告の氾濫によるファッション雑誌化（傾向）、2000年ごろからの度重なる編集長の交代・・・もちろん変化があって当然ですが、ここ最近確かに迷走気味でした。
最近は試乗記やハードそのものに比重を置きつつあり、これでは姉妹誌CGとの変わらないのでは？と少々心配していました。

寂しいですが、確かにもうクルマ雑誌の時代ではないのかもしれませんね。
かくいう私もここ「みんカラ」で楽しくやっているように、クルマに関する情報もNet中心に移行してきており、クルマ雑誌がこの先生き残っていくには情報の量ではなく、質で勝負していく（しかもニッチな路線）一層のオリジナル性が必要なのかもしれません。

出版社も企業体、読者よりもスポンサーや自社の都合を優先するのは致し方無い事も理解していますが、あまりにもバランスが崩れると結果読者が離れていってしまうのでしょうね。
NAVIそのものというより、出版業界、出版社の不振もあり、生き残りを掛けての選択と集中を検討した結果、CGを残すとの判断でしょうが、昔からのファンとしてはやっぱり素直に寂しいです。

下野康史さん、森慶太さん、小沢コージさん等々、ここの編集部出身のジャーナリストも多いですが、心境は複雑でしょうね。
金子浩久さんの10年10万kmストーリー、清水和夫さんのDST・・・好きな企画でした。

皆さん、クルマ雑誌って買ってますか？