2024年05月17日
新型REDが出た事で、X(Twitter)のTLで見たくもないやり取りを目にする機会が増えますw
その代わり、面白いやり取りを見る機会も増えます
その一部を紹介しましょう。
※とあるやり取り
①「新型RED80万円もするのかよ、バカじゃねーのw」
②「今度のは50万円だから」
①「シフトレバー左右セットで20万円とかバカか」
②「デュラエースも50万円してるから今は変わらん」
①「あ、今はそんな価格なん」
②「サイコン付きで50万。サイコンなしで48万の模様」
①「サイコンいらねーw」
→パワメ付きでその価格なんですよ。
R9200パワメ付きで定価ベースでいくなら、もうSRAM超えちゃってるんですよ
別に正しい認識を持っていただかなくても良いけどw
※とあるやり取り
A「新型RED出たんか。今度こそデュラより軽いんだろうな」
B「SRAMはバッテリーがあるからその分重いよ」
→Di2ってバッテリーないことになってんのかw
バッテリーとエレクトリックワイヤー重量を足すとSRAMのバッテリー二つ分
より重いんだがw
この二人のDi2は、どうも太陽光か宇宙エネルギーで動いているらしい
A「なんだデュラより重いのか」
B「紐引きならSRAMのが軽いよ」
A「今どき紐てw」
→11速時代の機械式グループセット、今も売ってるだけシマノよりSRAMの方が
ユーザー目線だと思うんだけど。馬鹿にするところか?そこ。
その後、ヒルクライマーには1gでも軽いのが大事なんよと語るBさん。
そしてAさんを登り多めのライドに今後誘っていくねというやり取りでした。
挙げだすとキリがないのでこの辺で。
要するに、日本のロード乗りの多くはこういう感じです。
驚くべき事に、競技勢でもこんな感じ。
まだマウンテンバイク乗って競技などに真剣に打ち込んでいる方たちの方が良く勉強されています。
昔からやってる人で、最初の頃のSRAMで強い印象を持っている人なら
そういう固定観念が生まれてしまってもしょうがない一面はあるのかなと思いますが、そうではない人たちの意識に何故こういう思い込みが発生してしまうのか。
それが不思議でなりません。
私は2018年から始めたので、そういう固定観念が「まったくなかったと言えば嘘になります」が、少なかった。
ここで私自身振り返ってみて驚いているんですが、確かにそういう気持ちがあったかなかったかで言えば、実際に使ってみるまでは「ありました」
だいたい、Madone SLRを発注する際の気持ちがそうでしたから。
コロナ禍の影響で、シマノの新しい12速化されるグループセットの発表が遅れに遅れていた。
Madone SLRをいよいよ発注するけれど、既知のDi2で発注するよりかは
失敗してもいい。
こういう機会でないと、なかなか体験できないことだから「人柱上等でSRAMいくか」と、当時の私は記事を書いていたはずです。
この時は気付かなかったですが、潜在意識に「SRAMなら何かトラブルがおこるだろうけれど」と刷り込まれてました。
X(Twitter)や、他のSNSやブログ記事などを通じて
そういうトラブル事例の多くを見る機会が多かったからだと思います。
ふたを開けてみれば、トラブルらしいトラブルはなく。
快適に3年使えています。
何なら使えば使うほどSRAMの良さがわかってきて、次も買うならSRAM
それが今の正直な気持ちです。
変速速度だけを捉えて言えば…リア変速は、ほとんど差がない。
フロント変速は確かに差はある。
差はありますが、私が使っているRED D1でも。
何度か記事にしていますが、巡航時のケイデンス75rpmで回している時に、クランク一回転の間にアウターからインナー、インナーからアウターって二回変速が決まりますと事実を書いています。
単にFDが動いてチェーンが…という話題ではなく、ちゃんと変速できています。
ケイデンス75rpm時は、クランク一回転に要する時間は約0.78秒くらいです。
つまり、フロント変速が確かにR9200デュラエースに敵わないRED D1でも、0.39秒未満でフロント変速が決まるという事実です。
R9200がそれより速いと言っても、クランク一回転0.78秒の間に3回も4回も変速できるほど「速さの差はそこまでの差はない」んです。
比較すると、確かにR9200の方が変速は速いですが。
VIDEO
新型RED単独のフロント変速の様子ものっている動画を貼っておきます。
5分43秒あたりから見るとフロント変速の様子が見れます。
RED D1でも私は不満を感じませんが、新型のRED E1はR9200に近い変速速度ですね。
D1はここまで速くはないですけど、そこまでの差はありません。
何故そういう事をいうのか?
こういう動画によるわかりやすい比較は、参考になりますが
負荷の掛かってない状態での変速性能に全く意味はないとは言いませんが、あまり意味はないからです。
実走状態では、動画でわかりやすいほどの差はマジでありません。
それでも実際に使った事がある人でも「タイムラグを感じる」とおっしゃる人がいらっしゃるんですが、それの原因は
・ちゃんとセッティングが出てないのか
・元々の思い込みが強く、そう思わせるのか
・とは言っても差はゼロではないので、その微妙な0.0〇秒差を感じ取っておっしゃっていると思われます。
この三つのどれかです。
三つ目の理由でそうならどうしようもないですけれど、そこまで敏感で拘る方なら路面のアンジュレーションを受けながらでの変速などで、何か感じ取る事はなかったでしょうか…。
VIDEO
R9200とRED E1の比較動画です。
ほぼ差はありません。
わかりやすい動画での比較でも、あまり差がない状態までSRAMのフロント変速も進化したと思いました。
実装による変速を試してみない事にはなんとも言えませんけれどw
今回のモデルチェンジで大きな要素は
・前モデルまでの機材をばっさりと切ってない
・eTAP AXSなら、ロード用だろうがMTB用だろうが全て動く
このふたつの要素が大きいです。
フロントシングルで組んでみようかなと考え、何度かブログで書いてましたが
新型のチェーンリングのデザインが好きになってしまいましたw
フロント二枚のままでも良いかも知れません。
その際に、新型のFDに買い替えて試してみるのは悪い事ではないかもしれません。
新型のFDは、ずっと試してみたかったビッグチェーンリングにも使えるからです。
RED D1のFDは、46-33、48-35、50-37までしか対応してませんでした。
それより大きいチェーンリング(プロ支給サイズ)を試したい時、高価な対応FDをまた買わないといけなかったんです。
それが新型FDは、それひとつで従来のサイズ+プロ支給サイズの三つ。
合計6種類のチェーンリングに対応しているんです。
フロント二枚でいくと決めたら、新型のFDに買い替えるのはアリかも知れません。
そして、FDを買い替えたら動画のフロント変速を手に入れる事にもなります。
なんだかんだ言って、D1のフロント変速でも不満はなかったですが
より進化するなら、それを享受できる環境をメーカーが作ってくれているので、少ない投資で新しい性能を手に入れるのは悪くないからです。
Posted at 2024/05/17 07:23:23 | |
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