2017年06月17日
ディーラーとの信頼関係と整備する側のあるべき姿
先日の記事でディーラーがサービスで洗車してくれるのも全て断っているという事を書いたが・・・。
ディーラーの人に有償で洗車を頼むのならそれはそれで良いと思えますが、たぶんディーラーの営業方針として整備に入った車は洗車してお返しするという決まりがあるのでしょう。(社内的にお客の車を洗うと何らかの営業的貢献ポイントが上がるとかあるかどうか判りませんが)
でも、伝票に記載されないから、客に対してはサービスですよね、寒い冬に営業さんたちも預かったお客の車を洗車をしているのをよく見かけましたから、それを見る度、代価として評価されない作業をしているのか・・・と、個人的には申し訳なく、気の毒に感じていたので、もうだいぶ前からディーラーへクルマを持ち込む前には自分で洗車してから持ち込むようにしました。
それでも店舗のロビーで整備の終わるのを待つときなど、洗車いたしますのでもう少しお待ちくださいと言いに来たりするので、或る時から、洗車は私の趣味なんですからそれを奪わないでくださいと言って、洗わずに返すように言いました・・・笑。
もし私がサービスでしょ?と思って洗車をさせてしまえば、「私は客だから」、それぐらいしてもらっても当然という自分を認めてしまう事になるか?そうした恩義の発生的な関係が成り立ってしまいますよね。
私はそれは互角の関係にとって害になるし、そう言う関係性が嫌いですと言っているというだけなんですけれどね。
お客は偉いわけでも何でもないというのが私の買う側にいる時のスタンスです・・・私はお客でございます、お客様は神様でしょ的な態度はどんな場合でも反吐が出ます。
売り買いに駆け引きを持ち込まないのも私の望んでいることですね。
賛否両論あるかもしれませんが、MAZDAに限らず車の購入時に値引き要求もしたことはありません・・・笑。
センティア・エクスクルーシヴを購入した時も私が値段の話を全くしなかったので、担当した方は役席の方でしたが、値引きについて向こうから申し出があったのです。
今のデミオXDの時もそうでしたね、一度契約書が出来てから最後に店長決済で値引きがこれだけ増えましたと言われて契約書が作り直されました。
私は言い値で買うつもりでいたので大変うれしかった記憶があります。
私のそうした接し方が影響しているかどうかは判りませんが、今のデミオXD6MTのセカンドギアの歯打ち共振音の件でクレームを言った時も、こちらの言い分をよく聞いてもらって本社サイドにも連絡して頂いて、ミッションのアッセンブリ交換をしてみましょうかと言ってくれた訳ですが、クラッチ板を含めて交換してくれましたが結局マニュアルミッションのウナリ音は全く治りませんでした。
ディーラーとメーカーがそこまでやってくれた訳ですから、それがこの値段でMAZDAがユーザーに提供できる現実的な商品レベルなのだと納得する他ないと理解しました。
もしそれ以上を私が言うならば、私はクレーマーという事になるでしょうし、もっと値段の張る車、さらに言えばもっと今日的な技術で作られるオートマチック車を選ぶべきなのだと考えることにしました。
それと、価格で交渉するのは自分の主義に反していて、逆に自分の出した請求書も値切られるのは大嫌いですね、それで仕事を受けなくした相手もいます・・・。
だから仕事で私が見積もりを頂くときはネゴシエーション無しで一発回答で決めていますが、商社の方はこれが非常に困ると言って来たりします。
そんな時、私は最初からベスト価格で来なければあっさり却下しますと告げています・・・笑。
私も若かったころはディーラーに対しても、気遣いなどしていませんでしたね、歳と共にだんだんと客観的に自分のしていることがどうであるか考えるようになったし、少しは周りが見えるようにもなってきたと言う事でしょうか・・・。
でも、部品の交換などをした時は必ず廃品となる取り外した部品を見せてもらうようにしています。
これは本当に交換したのかを疑ってのことと言うより、交換したという証拠を示すのが作業を請け負った側の責任と思っているからで、そこはディーラーの人にもその他の整備屋さんでも同じく要求しています。
昔、未だタバコを吸っていた頃ですが、シガライターが故障して部品を取リ寄せてもらったら、雌側のソケットとアッセンブリでないと買えない部品ですと言われ、ソケットの代金と合わせた金額を請求されたので、ではそのソケットを持って帰りますので下さいと言ったところ、使わないと思って捨てましたと言ったので、「それはおかしいでしょう?そのソケットを私が保管しておけばソケット側が壊れた時に使えるじゃないですか」と言って探すように言いましたが、出てきませんでした。
私は後日でいいから新品を用意しておくように言って、きっちりと頂きましたが、その時の担当者は口に出してはいないけれどやけに不満そうな態度に終始してました・・・若造に正論で押し切られてぐうの音も出なかったという訳です。
確か私が24歳の時ですかね・・・くそ生意気な若造だったのです。
でも・・・誠実にきちんとするという事はそう言う事ですよね。
その事を今考えるとその時のニッサンプリンスのディーラーの担当者が間違ったことをしていたのか、本当に捨ててしまったのかは判りませんが、クラッチ板やクラッチカバー等、目に見えなくなる部品なども本当に新品に取り換えたのか解らないケースさえあり得るので、部品を新品に交換した場合、外した古い部品を新品の入っていたポリ袋と箱に入れて保管しておいて、客に確認してもらう事が、整備する側の義務だと思います。
その上で、「処分されるのであれば置いて行ってくださってかまいません。」「お持ち帰りになるのあれば車までお持ちします。」と言うべきなのです。
まして新品の使えるシガーライターとソケットのアッセンブリ価格を請求して、使わないはずのソケット側を勝手に捨てるなんてことは常識的に許されることでは無いはずですから、若かった私は舐められて嘘を言われていると直感的に思って、そう言ったのです。
信頼関係とはそうした最低限守るべき礼儀を守ることから生まれて来るものではないかと今の今でも私は思っています。
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車の整備 | 日記
Posted at
2017/06/17 08:38:22
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