SUV用スタッドレスタイヤ雑感（CR-V）

BRIDGESTONE BLIZZAK DM-V2
乾燥路を普通に走る限り、レーンチェンジやカーブでスタッドレスタイヤのヨレを感じることはなく、操舵レスポンスに不安を感じたことはありません。サイドウォールの剛性がとても硬いことや3Dサイプの恩恵を感じました。3Dサイプは表面に見える波状サイプだけでなく、内部もジグザクの切り込みがあり、ふらつきの一因となるトレッドパタンの倒れ込みを抑える構造と理解しています。

ただしCR-Vのステアリングは微小操舵の応答性が高いこともあり、3Dサイプがくたびれた4年目は操舵レスポンスが著しく低下しました。
・ハンドルの遊びが増えた感じ
・カーブ中の舵角が増えた
・操舵が一発で決まらない
・LKAS任せのドライ路面カーブでは、小刻みにハンドルが振動した

数年前に登場したM社スタッドレス（上）
昔からスタッドレスの評価は高いですが、このパタンで氷上性能を上げたと聞き、驚きました。私にはスノータイヤに見えるんですけど。その後、発売した国産Ｂ社スタッドレスまでスノータイヤ風になりました。（下）
各社は引っ掻きよりも密着にメリットがあると考えた？

2024.01.07追記
排水性を考えた場合、ストレート溝があるB社が有利のように思えますが、横方向のトラクション性能については、サイプその他の配置角度からB社とは異なるM社の意図を感じます。またＭ社の波状サイプは波形が大きく、Ｂ社は小刻み。
サイプ切り込み溝の隙間もM社の方が広いように見えます。